東京スタイルとサンエー・インターが経営統合
国内アパレル3位に
アパレル大手のサンエー・インターナショナルと東京スタイルは14日、来年6月に共同持ち株会社を設立し、経営統合すると発表した。両社の直近の連結売上高の単純合計は約1525億円で、国内アパレル3位グループに浮上する。
東京スタイルの普通株1に対し、持ち株会社の普通株を1、サンエー・インターナショナルの普通株1に対して同1.65を割り当てる。持ち株会社「TSIホールディングス」の社長には中島芳樹・東京スタイル社長、同会長には三宅正彦サンエー・インターナショナル会長が就く。サンエー・インターナショナルの三宅孝彦社長は持ち株会社の取締役となる予定だ。
サンエー・インターナショナルは「ナチュラルビューティーベーシック」などのブランドを展開し、駅ビルなどでの営業に強みがある。東京スタイルは「スタイルコム」など百貨店ブランドを持つほか、新興セレクトショップなどを買収で傘下に収めてきた。両社は統合により事業で相互補完が見込めると判断したようだ。今後、相互のインフラを活用し、さらなるM&A(合併・買収)や海外展開の加速を目指す。