総人口、過去最大の25万9000人減 1億2779万人に
総務省は17日、2011年10月1日時点の推計人口を発表した。定住外国人を含む総人口は1億2779万9千人で前年に比べ25万9千人減。減少幅は1950年以降の統計で最大となった。日本人のみの人口は1億2618万人だった。
男女別にみると、男性は7年連続で死亡者数が出生数を上回る自然減となり、女性も3年連続で自然減だった。都道府県別の人口減少率は、福島県が最も大きく前年比1.93%減。都道府県別では過去最高の減少率となった。岩手県が同1.21%減で続いた。昨年3月の東日本大震災や東京電力福島第1原子力発電所事故などが影響しているとみられる。
外国人は前年から5万1千人減少した。3年連続となり、減少幅は過去最大だった。総務省統計局は「東日本大震災直後に大幅に減った」としている。
65歳以上の高齢者の割合は23.3%で、前年に比べ0.3ポイント高くなり、過去最高を更新した。
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