公共料金、デフレでも高止まり 不透明な総括原価方式
[会員限定記事]
電力会社の値上げ申請の陰で、公共料金全体の高止まりが目立っている。日本経済は15年近くデフレが続くが、ガスや水道の料金、私鉄の運賃はむしろ上がった。公共サービスの分野は、燃料費や人件費を自動的に料金で賄える制度があり、外部の監視が届きにくい。まずは公共サービスのコスト構造を明らかにしないと、適切な料金水準は見えてこない。(川手伊織)
日本の消費者物価指数(CPI、生鮮食品を除く)は1998年平均...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り1006文字
関連企業・業界
企業: