ソフトバンク最高益更新、KDDIを逆転 4~9月
純利益2.8倍に、株式売却で押し上げ
ソフトバンクが27日発表した2011年4~9月期の連結決算は純利益が前年同期比2.8倍の2172億円だった。米ヤフー株の売却益764億円をはじめ、投資有価証券の売却益835億円を計上したことが利益を押し上げた。4~9月期の純利益としては3期連続で最高益を更新した。記者会見した孫正義社長は「KDDI(の4~9月期の純利益)を初めて逆転した」と強調した。
売上高は5%増の1兆5356億円。携帯電話契約数が順調に増え、通信料売り上げが増えた。ただ携帯端末の売り上げは販売単価の低い端末の比率が高まり微減だった。移動体通信事業の売り上げは9%増の1兆209億円だった。半面、ブロードバンド(高速大容量)のインフラ事業は10%減の872億円に落ち込んだ。
2012年3月期の連結業績見通しは開示しなかった。〔日経QUICKニュース〕
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