マクドナルド、中国製チキン販売停止 タイ製に
「チキンフィレオ」など7商品
日本マクドナルドホールディングスは25日、仕入れ先の中国食肉加工会社「上海福喜食品」が使用期限を過ぎた鶏肉を使っていたことを受け、中国製チキン商品の調達を中止し、同日付で中国製チキン商品の販売をやめたと発表した。中国製チキン全般に消費者の不安が高まっているためで、今後、チキン商品は全てタイ製の鶏肉に切り替える。
マクドナルドによると、中国製の鶏肉を使った商品はチキンクリスプ、チキンエッグマフィン、チキンフィレオ、チキンマックナゲットなど7商品。チキンタツタは30日から販売する予定だった。同社のサラ・エル・カサノバ社長は「マクドナルドの中国製チキン商品に対する懸念が高まっていることを受け、決定した」とのコメントを発表した。
中国製の代わりに使うタイ製の鶏肉の使用率は2013年度で全体の62%。マクドナルドは「店舗によってタイ製の鶏肉の在庫状況は異なるが、全国3139店(6月末時点)の多くの店舗でチキン商品が品切れになる可能性がある」としている。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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