財務相、消費税率10%「到達せねば本来の目的達成できない」
麻生太郎副総理・財務・金融相は6日午前、財務省職員への年頭訓示で、2015年10月に予定する消費税率10%への引き上げについて「(10%に)到達しなければ我々は本来の目的が達成することはできない」と述べ、強い意欲を示した。増税の決断を巡り、日本経済の「7~9月の結果がすべてを語る」とも指摘した。
主計局には「7~9月、10~12月で、きちんと(4月の消費税率8%への引き上げに伴う景気落ち込みを)カバーしていけるような予算にしているつもりだが、その運用をしっかり主導してもらわねばならない」と求めた。理財局に対しては「(14年度に計画している)180兆円になる史上最大の国債(発行額)を順調に消化してもらわねばならない」と語った。〔日経QUICKニュース(NQN)〕