シャープ、ガラパゴスの販売終了へ 配信サービスは継続
タブレット端末
シャープは15日、タブレット型情報端末「GALAPAGOS(ガラパゴス)」の直販を9月末で終了すると発表した。はがきやインターネットで注文を受け付けて後日、消費者に送付してきたが、商品をすぐに入手できないため販売が伸び悩んでいた。
イー・アクセス向けの製品供給や電子書籍対応のスマートフォン(高機能携帯電話)の生産は継続する。
ガラパゴスは2010年12月に発売した。画面サイズは5.5型と10.8型の2種類があり、それぞれ3万9800円、5万4800円。電子書籍を配信する際、「おすすめ」コンテンツなどに活用するため、消費者の属性を把握しやすい直販モデルを採用していた。
シャープは「2011年の早期に100万台」の販売目標を掲げていた。販売実績は非公表だが、約10カ月で直販を終えることになった。タブレット端末向けのコンテンツ配信は今後も続けるため、購入済みのガラパゴスは今後も利用できると説明している。