米国株、大幅反落 ダウ216ドル安 イタリア政局に不透明感
【NQNニューヨーク=川内資子】25日の米株式相場は大幅に反落した。ダウ工業株30種平均は前週末比216ドル40セント安の1万3784ドル17セント(速報値)と1月下旬以来の安値で終えた。イタリアの総選挙の結果を巡る報道を受けて、同国の政局の不透明感が強まった。米株式市場の参加者が欧州の政情を映す指標として重視する通貨ユーロが夕刻にかけドルや円に対して急落。米株式市場でも運用リスクを避ける目的の売りが膨らんだ。ダウ平均は引けにかけて下げ幅を拡大し、この日の安値圏で終えた。
朝方は日欧の株式相場の上昇を手掛かりに買いが優勢となる場面があった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は前週末比45.57ポイント安の3116.25(速報値)と1月中旬以来の安値で終えた。