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NTT、5G普及で世界に出遅れ 行き詰まる3社寡占
復権なるか日本の通信(上)
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「私たちは3番手」という言葉をNTTの澤田純社長が口にするたびに、隣に座ったNTTドコモの吉沢和弘社長の表情が厳しさを増した。9月29日のNTTによるドコモの完全子会社化を発表した記者会見の1コマだ。ドコモが「iモード」などで世界の携帯市場をリードした時代はとうの昔に幕を閉じ、サービスや技術開発の主導権は米アップルや中国の華為技術(ファーウェイ)の手に移行した。
国内3番手に後退
盤石のはずだった...