神奈川県座間市、コロナ対策で電子図書館
神奈川県座間市は9月、インターネット上で電子書籍を貸し出す「電子図書館」を設ける。新型コロナウイルスの感染拡大で密集地を避けている人などの利用を期待する。約600冊から始め、今後書籍数を増やしていく。
パソコンやタブレット端末から専用サイトにアクセスし、読みたい本を選択することで「借りる」ことができる。1人2冊まで2週間借りることができ、期限が来ると読めなくなるという。
市民のほか座間市への通勤・通学者、図書館の広域利用で協定を結んでいる相模原市や海老名市など9市町村の住民が利用できる。感染症への配慮だけでなく、高齢者や身体障害を持つ人など、移動が困難な人にも利用効果があるとみる。
電子書籍は破損や紛失の懸念がなく、蔵書としての管理も必要ないことから、図書館側の負担軽減にもつながる。ネットのため、開館時間に縛られず24時間アクセスできる利点もある。
新型コロナウイルスの感染症法上の分類が2023年5月8日に季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行しました。関連ニュースをこちらでまとめてお読みいただけます。
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