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富士フイルム、コロナで見えた「製薬」の潜在力
証券部 秦野貫
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富士フイルムホールディングスの「製薬会社」としての側面が、にわかに注目を集めている。グループ企業が手掛けるインフルエンザ治療薬「アビガン」について、厚生労働省が新型コロナウイルスによる肺炎患者に投与すると発表したためだ。富士フイルムの医薬品事業は育成途上で、これまで株式市場ではほとんど評価の対象にならなかった。だが開発中の新薬候補に目をこらしてみると、アビガンのほかにも注目できる材料がある。
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