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なぜ変わるGDP、速報性と精度の両立難しい加工統計
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内閣府が9日発表した4~6月期の国内総生産(GDP)改定値は物価変動の影響を除く実質の年率換算で前期比1.3%増だった。1カ月前の速報値から0.5ポイントの下方修正。主に設備投資の値が下振れした。もともとGDPは様々な基礎統計を推計も交え組み合わせる「加工統計」で、数字のぶれは避けがたい。景気の状況をいち早く伝える速報性と精度のバランスの難しさが浮かぶ。
GDPは国内の経済活動で生み出された付加...