この記事は会員限定記事です
迫り来る新冷戦の「毒薬」
上級論説委員 飯野 克彦
[会員限定記事]
ウィンストン・チャーチルが「鉄のカーテン」を語って以来の、歴史的な演説――。そんな声もあがっている。米国のマイク・ペンス副大統領が10月4日にワシントンのハドソン研究所で披露した、ドナルド・トランプ政権の対中政策に関する演説である。
およそ40分にわたったその中身をあえて要約すれば、中国共産党政権が「全国家ぐるみ」で影響力と利益を拡大しようとし、米国の利益をそこなおうとしている、との警告である。...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り1423文字