北陸の百貨店、めいてつ・エムザも中元商戦出陣
地元産品の品目数を昨年より1割拡大
北陸の百貨店で中元商戦が本格化する。めいてつ・エムザ(金沢市)は22日、店員ら約120人を集め出陣式を開いた。金沢の銘菓や能登産のワインなど地元産品の品目数を昨年より1割ほど拡大。全商品アイテムの3分の1に相当する約400点を地元産でそろえた。商戦全体を通して昨年比1%の増収をめざす。

中元や歳暮の商品を自宅用に買い求める顧客が増えていることに対応。広島のお好み焼きなど全国の人気店グルメを取り上げる催事ギフトを昨年に続いて取り扱う。宅配料金引き上げの負担感を抑える送料無料ギフトも前年並みの276点投入する。特設売り場は6月6日に設ける。
石川仁志営業本部長は訓示で「景気回復の効果を感じており、中元商戦にも期待が持てる」と述べた。同店は昨年の歳暮商戦で外商売り上げが前年比2%増えた。今季の商戦でも外商向けで2%の売り上げ増を目標とする。北陸の百貨店はすでに大和香林坊店(金沢市)が21日に出陣した。