西武・今井、紅白戦で3回を無安打 「100点に近い投球」
西武の今井達也投手が30日、メットライフドームでの紅白戦に先発し、3回を無安打と完璧な投球を披露した。久々の実戦登板だったが、直球は最速153キロをマーク。課題の制球も無四球と好内容で「100点に近いぐらい。いい投球ができたので、感覚を忘れないようにしたい」とうれしそうに話した。
春先はフォームが固まらず、実戦で精彩を欠く内容が続いていた。開幕延期でできた期間でランニングやウエートトレーニングで体をつくり直した。「細かい制球を気にせず強い球を投げるのがスタイル。自分がどういう投手か見つめ直してたどり着いた。それを確かめて合っていたなと思った」と実りある紅白戦となったようだ。
辻発彦監督は「本来のフォームに戻っていた。腕も振れていたし、一安心」と将来のエース候補の復調気配に安堵。今井は「久々の試合で楽しかった。シーズンでも試合を楽しんでいけたら」と意気込んだ。〔共同〕