サウジのムハンマド国防相、皇太子に昇格
【ドバイ=佐野彰洋】サウジアラビアからの報道によると、同国王室は21日、王位継承者のムハンマド・ビン・ナエフ皇太子(57)を解任し、同国の経済改革を仕切る副皇太子のムハンマド・ビン・サルマン国防相(31)を昇格させた。
高齢のサルマン国王(81)が実子であるムハンマド・ビン・サルマン氏への権力継承を確実にする狙いがあるとされる。イエメンへの軍事介入などサウジの強硬路線を主導する同氏に一段と権力が集まるのは確実とみられる。解任されたムハンマド・ビン・ナエフ氏は現国王のおいにあたる。