イランとサウジ、レバノン情勢協議 調停実現は見通せず
【ドバイ=福冨隼太郎】イランのアラグチ外相は9〜10日にかけてサウジアラビアとカタールを訪問した。同氏はサウジのムハンマド皇太子らとレバノンやパレスチナ自治区ガザでの情勢や停戦などについて協議した。ガザに加えてレバノンでもイスラエルの攻撃による被害が拡大するが、調停の実現性は見通せない。
レバノン戦闘に国際社会の懸念
「イスラエルは地域全体を破滅に導いている」。アラグチ氏は9日、リヤドでのムハン...
2023年10月にイスラエルとパレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスの衝突が始まって以降、中東情勢が大きく揺れ動いています。地域大国イランとイスラエルが直接、交戦する事態に発展し、シリアでは半世紀以上続いたアサド家の政権が崩壊しました。最新ニュースと解説記事をまとめました。