米AMD、全社員の7%削減へ
【シリコンバレー=藤田満美子】米半導体大手のアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)は16日、今年末までに全社員の7%を削減する計画を発表した。パソコン向け半導体事業の業績が伸び悩んでおり、先週就任したばかりのリサ・スー社長兼最高経営責任者(CEO)のもと、コスト削減で収益力の回復を急ぐ。
削減数は今年9月末の従業員数(1万人強)から推測すると700人程度になるもよう。リストラ関連費用として2014年10~12月期に5700万ドルの計上を見込む。
同時に発表した7~9月期の決算は、売上高が前年同期比2%減の14億2900万ドル、純利益は65%減の1700万ドルだった。ゲーム機向け画像処理半導体の販売は順調に伸びたが、パソコン向け事業の落ち込みが響いた。