海自のソマリア沖海賊対処、1年延長
政府は7日の閣議で、23日に期限が切れるアフリカ東部ソマリア沖での海上自衛隊による海賊対処活動を1年間延長すると決めた。同地域で海賊対処にあたる多国籍部隊「CTF151」の司令官を務めている伊藤弘海将補の任期も8月末まで延ばす。
ソマリア沖・アデン湾では現在、約600人の隊員が護衛艦やP3C哨戒機で商船の護衛や警戒監視にあたっている。
中谷元・防衛相は閣議後の記者会見で「海賊による脅威は引き続き存在している。極めて重要な海上交通路での航行の安定に万全を期すと共に、国際社会の平和と安定に引き続き貢献していく」と述べた。