ビットコインが急伸、10カ月ぶり8100ドル台 時価総額のシェア60%に
インターネット上の仮想通貨ビットコインがさらに急伸している。情報サイトのコインデスクによると、ドル建ての価格は日本時間14日早朝に1ビットコイン=8100ドル台と昨年7月以来の高値圏に浮上した。前週以降にコイン需給の引き締まりを意識した買いが続く中、海外ヘッジファンドなどの一部が積み上がっていた売り持ち高を解消しようと動き、ショートスクイーズ(損失覚悟の買い戻し主導の上昇)の様相が強まった。それに日本の個人投資家も便乗している。
米インターコンチネンタル取引所(ICE)が運営する「バックト(Bakkt)」が7月にも先物取引のテストを始める見込みと表明したのもファンド勢による思惑的な買いを呼んだようだ。
仮想通貨の時価総額全体に占めるビットコインのシェアはここにきてだいぶ高くなっている。足元では6割程度と、仮想通貨ブームがピークだった2017年12月以来の水準に達した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕