ベネッセHD、上場以来初の赤字 15年3月期
最終107億円 情報漏洩問題響く
ベネッセホールディングスが1日に発表した2015年3月期の連結決算は最終損益が107億円の赤字(前の期は199億円の黒字)だった。従来は10億~90億円の赤字予想だった。最終赤字に転落するのは1995年の上場以降で初めて。顧客情報の漏洩に伴って情報セキュリティー対策費の260億円を特別損失に計上したことが響いた。売上高は1%減の4632億円、営業利益は18%減の292億円だった。
同時に発表した16年3月期の業績予想では、最終損益は38億円の黒字を見込んでいる。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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