「君の名は。」ハリウッドで実写化
東宝、米パラマウントにライセンス
東宝は28日、大ヒットしたアニメ映画「君の名は。」が米ハリウッド映画で実写化されると発表した。大手映画配給会社の米パラマウント・ピクチャーズにライセンス許諾し、共同開発を始めた。公開時期や起用する俳優は未定という。同映画のプロデューサーの川村元気氏が、ハリウッド映画でもプロデューサーとして携わる。
パラマウントのほか、映画製作会社の米バッド・ロボットと共同で開発する。パラマウントは「ミッション・インポッシブル」シリーズなどの配給を手がけ、世界180カ国に映画の配給網を持つ。日本での配給は東宝が手がける。原作の監督、新海誠さんは「ハリウッドと交わることで、もしかしたら新しい可能性のようなものを見せてもらえるのかもしれない」とコメントしている。
2016年8月に公開された「君の名は。」は250億円の興行収入を記録した。邦画では宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」に次ぐ歴代2位となった。作品の舞台とされる岐阜県飛騨市や都内を巡る「聖地巡礼」が社会現象となるなど話題を呼んでいる。
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