ドコモも大容量データ対応プラン 大手3社横並び
NTTドコモは13日、スマートフォン(スマホ)でデータ通信の残量を気にせず動画が楽しみやすい新料金プラン「ウルトラパック」を発表した。月100ギガ(ギガは10億)バイトの大容量を家族で分け合える月2万5000円(税別)の独自プランなどを設けた。14日から順次提供する。個人向けの月20ギガバイトのプランは6000円(税別)と、発表済みのソフトバンク、KDDI(au)と同料金。個人向けでは携帯大手3社の大容量データ対応プランは横並びとなった。
家族で分け合える「ウルトラシェアパック」は月50ギガバイトのプラン(税別1万6000円)と月100ギガバイトのプラン(税別2万5000円)を新設した。100ギガは動画なら約450時間見られ、大手3社のプランの中では最大容量。家族3人で月100ギガバイトを分け合うプランだと、かけ放題の通話料などを含む1人当たりの総額は約1万666円(税別)からとなる。
個人での利用を前提としたプランは月20ギガバイト(税別6000円)と月30ギガバイト(税別8000円)を設けた。20ギガバイトのプランの場合、かけ放題の通話料などを含む総額は月8000円(税別)から。同様のプランを先に発表したソフトバンク、KDDI(au)と同料金とした。
大容量データに対応した新プランはソフトバンクが8日に先行して「ギガモンスター」を発表。KDDI(au)は9日に同料金の「スーパーデジラ」で追随した。最大手のドコモは家族向けプランでは独自性を打ち出したものの、個人向けの料金は3社が横並びとなった。
ギガモンスターにスーパーデジラ、ウルトラパックと3社のサービス名称は攻撃的な印象を与えるが、サービス料金は保守的な結果となった。(大和田尚孝)