ピューマと格闘、母親が息子救出 米コロラド州
【ニューヨーク=共同】米西部コロラド州の警察は同州アスペンの郊外で17日夜、5歳の少年を襲ったピューマを母親が引き離し、少年を助け出したと発表した。父親が警察に通報、駆け付けた当局が付近にいたピューマを取り押さえた。
少年は頭部や首を負傷したものの、容体は安定しているという。手と脚に軽傷を負いながらも勇敢な救出劇を繰り広げた母親に対し、インターネットでは称賛する声が相次いでいる。
警察によると、母親が、兄と一緒に自宅前で遊んでいた少年の悲鳴を聞いて家の外に飛び出すと、ピューマが少年に馬乗りになっているのを発見、力ずくでピューマを少年から引き離した。
ロイター通信によるとコロラド州当局は、同州では1991年以降、数人がピューマに襲われて亡くなったとしている。