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マレリ、改革先送りの代償 事業売却避けられず
返済猶予1カ月 新規融資1000億円も要請
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経営再建中の自動車部品大手マレリホールディングス(旧カルソニックカンセイ)に対し、銀行団が180億円の返済猶予を認めた。自動車販売の減少を受けた資金繰り難が直接的な要因だが、痛みを伴う改革を先送りした代償ともいえる。
マレリは銀行団に1000億円規模の新規借り入れも求める。返済原資の確保に向け、事業の売却など構造改革を避けられない見込みだ。
借入金が約6500億円にのぼるマレリは元本の返済を猶予...