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岩波、初の直木賞受賞作を返品可で出荷
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岩波書店は佐藤正午著「月の満ち欠け」の直木賞決定を受け、書店への出荷形態を変更した。同社は通常、本の返品を受け付けない買い切り制だが、今回は特別に返品可能にした。これにより、中小の書店も思い切った入荷ができるようになった。
大手出版社のほとんどは委託販売制をとっている。書店は入荷した本の返品が可能で、売れ残った場合のリスクは出版社が負う。一方、学術書など特定の専門分野の本を扱う出版社には、買い切...
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