この記事は会員限定記事です
薬価改定 崩れる聖域(上)2年ごとから毎年へ
オプジーボ呼び水
[会員限定記事]
政府が薬の公定価格(薬価)の抜本改革に乗り出した。市場の実勢価格を迅速に反映させるため、原則2年に1回の改定を毎年実施に改める案が急浮上。高騰する医療費の抑制と患者の負担軽減を狙う。毎年改定などの取り組みは収益減に直面しかねない医師会や製薬会社の反発でうやむやになってきた。今度こそ「聖域」を打ち破れるか。
薬価改革の議論は11月25日の経済財政諮問会議で着手し、安倍晋三首相が年内に抜本改革の基本...