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もんじゅ崖っぷち 規制委、当面の再開認めず
内向き組織、絶えぬトラブル 技術も時代遅れに
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高速増殖炉原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)が崖っぷちにたたされた。長年、運転が止まったままのなか、新たに大量の点検漏れ問題が発覚し、5月30日、原子力規制委員会から運転再開の準備を凍結するよう命じられた。度重なる日本原子力研究開発機構の「安全軽視の姿勢」に不信感が膨らむ。「時代遅れの先進炉」と危ぶむ声もある。安倍政権が堅持する考えを示した核燃料サイクル政策も揺るぎかねない。...