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地震解析]
群馬県南部周辺でのごく浅い震源の東経・北緯推移を下図に示す。 1994年12月~2011年3月の約16年間の静穏期間が最長(東日本大震災の余波で中断)。エリア全体でのM6を越える地震は3回発生しているが、多発している東経139.4度/北緯36.15度での長めの静穏期間1926年10月~1930年6月の直後の1931年9月にM6.9が発生、長めの静穏期間1933年4月~1937年10月の直後の1938年2月にM6.1が発生している。残る1回は1968年7月に発生のM6.1。
ごく浅い震源の地震は東日本大震災後に多発後、徐々に回数が減りつつある。以降での最大は2015年5月のM5.5(震源深さ60km)。
[12/21更新]グラフ見直し・更新。特定震源での多発はなくなったが、1984年以降で東経・北緯共に狭い範囲での推移が続いている。合間に1994年~2011年の最長静穏期間を挟み、その途切れる直前に東日本大震災が発生。その後も頻度の上昇があるも狭い範囲での推移が継続している事から今後、M6以上の可能性もあるが、静穏期間が短めになっていることから直近ではなさそう。
(
地震解析 関東 群馬)
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