大阪維新府議が離党 預かり金問題受け
大阪維新の会の富田武彦大阪府議(56)が議員当選後、ソニー生命保険に兼職中、架空の社員向け預金を顧客に紹介し現金約300万円を不正に預かっていた問題で、富田氏は16日、維新に離党届を提出した。富田氏は同日、府議団へ離団届も提出し、いずれも受理された。
維新の今井豊幹事長は「離団・離党は非常に残念だ」と述べた。今井氏によると、富田氏本人から「団にも党にも迷惑が掛かる。けじめをつけたい」との説明があったという。
富田氏は2011年の府議選で初当選し、現在3期目。19年3月、同社から懲戒解雇相当の処分を受けていた。ただ、現金を受け取った時期などで同社の説明と異なる点があるとし、同社に再調査の申し入れをしていた。