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次回アップ予定:Scene-825 空堀川の纏め(空堀川に架かる橋 86) (2023/09/01)
[Vol-11] 今回は無名橋-4から継続遡上して、無名橋-5、吉祥院橋、横田橋、無名橋-6、無名橋-7、水源地の橋までの紹介で、空堀川遡上探索の最終回です。では、無名橋-4から230m上流に架かる、無銘板橋梁の『#81無名橋-5』から紹介します。空堀川左岸の武蔵村山市本町4丁目と右岸の同じく武蔵村山市本町4丁目とを結ぶ、人道専用橋です。
名称:無名橋-5
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:13.6km
橋の長さ:約5m
有効幅員:約2m
完成:不明
無名橋-5を右岸側に渡り、西80m程に在る熊野神社へ行きます。創建は不詳ながら、江戸時代から残る古社と推定されています。社殿の左に境内社の蚕影神社、右手に稲荷神社が祀られています。祭神:速玉男之命、所在:武蔵村山市本町4-16-2。
熊野神社から北西280m程に在る、八坂神社へ行きます。創建は不詳、祭神:素戔嗚尊。所在:武蔵村山市本町3-48。鳥居は1917年(T6)の建立です。
八坂神社の西隣に曹洞宗寺院の長圓寺が在ります。寺前に設置の散策案内によると、1568年(永禄11)に華山秀委和尚による開山と云われています。山号:龍澤山、本尊:釈迦如来坐像、所在:武蔵村山市本町3-40-1。本堂は文久年間から明治4年(1861〜1871年)にかけての建立です。
長圓寺から空堀川に戻ります。無名橋-5から90m上流に架かるのが『#82吉祥院橋』で、上流側に水管が併設されています。此の橋も左岸の武蔵村山市本町4丁目と右岸の同じく武蔵村山市本町4丁目とを結び、一般道が通ります。
名称:吉祥院橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:13.6km
橋の長さ:約5m
有効幅員:約3m
完成:不明
吉祥院橋を左岸側に渡り、15m程進むと曹洞宗寺院の吉祥院入口です。先程の長圓寺末寺で、3世の竹同呑行が開山となり、江戸時代初期の創建と云われています。1873年(M6)には吉祥学舎として学校に供用されており、「村山第一小学校発祥の地」なる碑が建っています。山号:横龍山、本尊:聖観世音菩薩像、所在:武蔵村山市本町4-34。狭山三十三観音霊場の22番札所です。
吉祥院橋から私設橋を一つ飛ばして、90m上流に架かるのが『#83横田橋』です。此の橋も、左岸の武蔵村山市本町4丁目と右岸の同じく武蔵村山市本町4丁目とを結び、都道55号(所沢武蔵村山立川線)が通ります。橋の中間位置、右手に「横田トンネル自転車道」が見えます。多摩湖や狭山湖を造る時に、多摩川の羽村から砂利・建設資材などを運んだ軽便鉄道の跡です。現在、線路は外されて自転車道として利用され、此処から西に向かって横田、赤堀、御岳、赤坂トンネルと地名由来の名前が付いています。閉鎖された5番、6番目のトンネルは無名です。
名称:横田橋
構造種別:1連ボックスカルバート
河口からの距離:13.7km
橋の長さ:約3m
有効幅員:約53m
完成:不明
横田橋から70m上流に架かるのが無銘板橋梁の『#84無名橋-6』です。左岸の武蔵村山市本町4丁目と右岸の武蔵村山市本町3丁目・4丁目とを結び、一般道が通ります。右岸脇に、空堀川上流端標識が立っており、取り敢えず此処で空堀川遡上の完走だぴょん、ケロケロ。
名称:無名橋-6
構造種別:1連ボックスカルバート
河口からの距離:13.8km
橋の長さ:約4m
有効幅員:約4m
完成:不明
此の先は暗渠と水路になりますが、約1km上流に水源域が在りますので、流路ぽっい道を進みます。途中に「かたくりの湯」未だ一時閉館中を左折、野山北公園に入ります。園内はチャリ乗り入れ禁止なので駐輪場に置いて、遡上続行です。
260m程進むと、無名橋-6から770m上流に架かる無銘板橋梁の『#85無名橋-7』です。左岸の武蔵村山市本町5丁目と右岸の同じく武蔵村山市本町5丁目とを結ぶ、人道専用橋です。上流の釣り池、流れ込みが少ない溜池なので汚れていますね。
名称:無名橋-7
構造種別:1径間木桁
河口からの距離:14.6km
橋の長さ:約3m
有効幅員:約2m
完成:不明
此処から先が、Spotのカタクリ探索で訪れた本町桜庭園です。5月上旬の訪問なので、花菖蒲が咲き出しています。水芭蕉は花が散って、葉っぱが60cm程に巨大化しています、さらに1m以上に成るそうです。地下茎は有毒で食べると下痢を起こしますが、熊は好んで食べ体内の毒素を出すそうです。ヤブレガサは閉じていた傘(葉)が広がり、イメージ様変わりですね。
無名橋-7から160m上流に架かるのが無銘板橋梁ですが、水源域の橋になりますので『#86水源地の橋』としておきます。左岸の武蔵村山市本町5丁目と右岸の同じく武蔵村山市本町5丁目とを結ぶ、野山北・六道山公園へ続く人道専用橋です。橋下に「空堀川源流」の手作り標識が立っています。同業者の作ですかね(笑)。此処で空堀川遡上のゴール、独りパチパチパチパチです。
名称:水源地の橋
構造種別:6径間木桁
河口からの距離:14.7km
橋の長さ:約10m
有効幅員:約1m
完成:不明
東へ500m程戻り、シェアサイクルを「歴史民俗資料館」チャリポートへ返却します。「武蔵村山市民総合センター」からの利用時間4h33m、料金は上限の1800円でした。北隣に在る「村山温泉 かたくりの湯」バス停から、MMシャトルバスにて多摩モノレール上北台駅経由で帰宅します。遡上歩数は10250歩でした。
>>>後書き<<<
次回は空堀川の纏めになります。
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Author:mark60
関東地区の河川に架かる橋を
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