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次回アップ予定:Scene-824 空堀川最終回『無名橋-5~水源地の橋』 (2023/08/28)
[Vol-10] 今回は空堀橋から継続遡上して、くわのみ橋、御伊勢橋、新原山橋、無名橋-1、萩の尾橋、新薬師橋、無名橋-2、無名橋-3、無名橋-4までの紹介です。では空堀橋を左岸側に渡り北500m程に在る、入り天満宮へ行きます。創建は不詳、神仏分離令により次に寄る眞福寺が所有していた天満宮に、八坂社、稲荷社、水天宮を合祀して、入り天満宮としたと云われています。祭神:菅原道真、所在:武蔵村山市中藤1丁目。鳥居は1889年(M22)の建立です。
入り天満宮から西へ200m程進むと、真言宗豊山派寺院の眞福寺が在ります。京都三宝院末で、710年(和銅3年)に行基が創建、1220年(承久2)落雷により焼失し、其の後 龍性法師により中興されたと云われています。江戸時代には寺領20石の御朱印状を拝領している古刹です。山号:龍華山、院号:清浄光院、本尊:薬師如来像、所在:武蔵村山市中藤1-37-1。狭山三十三観音霊場の20番、多摩八十八ケ所霊場の42番札所です。
空堀川に戻ります。空堀橋から150m上流に架かるのが『#72くわのみ橋』で、空堀川左岸の武蔵村山市中央2丁目と右岸の同じく武蔵村山市中央2丁目とを結ぶ、人道専用橋です。上流に武蔵村山河道内調節池が在ります。
名称:くわのみ橋
構造種別:1径間鈑桁
河口からの距離:12.4km
橋の長さ:約17m
有効幅員:約4m
完成:1997年(H9)
くわのみ橋から120m上流に架かるのが『#73御伊勢橋』で、下流側に水管が併設されています。此の橋も左岸の武蔵村山市中央2丁目と右岸の同じく武蔵村山市中央2丁目とを結び、一般道が通ります。
名称:御伊勢橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:12.6km
橋の長さ:約17m
有効幅員:約6m
完成:2000年(H12)
御伊勢橋を右岸側に渡り南230m程に在る、お伊勢の森神明社へ行きます。中藤・横田両村の総鎮守で、伊勢神宮の御分霊を奉斎して1762年(宝暦12)の創建と云われています。かつて境内には樹齢4~500年の杉の巨木が聳え、「お伊勢の森」と称されていました。祭神:天照皇大神、所在:武蔵村山市中央2-125-1。鳥居は1963年(S63)、狛犬は1986年(S61)の建立です。
空堀川に戻ります。御伊勢橋から160m上流に架かるのが『#74新原山橋』で、下流側に水管が併設されています。左岸の武蔵村山市中央1丁目・2丁目と右岸の同じく武蔵村山市中央1丁目・2丁目とを結び、一般道が通ります。
名称:新原山橋
構造種別:1径間鈑桁
河口からの距離:12.7km
橋の長さ:約16m
有効幅員:約6m
完成:1997年(H9)
新原山橋を左岸側に渡り南210m程に在る、真言宗豊山派堂宇の原山観音堂へ行きます。創建は不詳、かつては観音寺と称していました。本尊:聖観世音菩薩像、所在:武蔵村山市中央3-85。狭山三十三観音霊場の21番札所です。
空堀川に戻ります。新原山橋から90m上流に無銘板橋梁が架かっていますので『#75無名橋-1』ですね。橋下が、武蔵村山調節池の上流端になっており、左岸の武蔵村山市中央1丁目と右岸の同じく武蔵村山市中央1丁目とを結ぶ、人道専用橋です。
名称:無名橋-1
構造種別:1径間鈑桁
河口からの距離:12.8km
橋の長さ:約10m
有効幅員:約2m
完成:不明
無名橋-1から60m上流に架かるのが『#76萩の尾橋』で、下流側に水管が併設されています。此の橋も左岸の武蔵村山市中央1丁目と右岸の同じく武蔵村山市中央1丁目とを結び、一般道が通ります。
名称:萩の尾橋
構造種別:1径間RC桁
河口からの距離:12.9km
橋の長さ:約5m
有効幅員:約2m
完成:不明
萩の尾橋から100m上流に架かるのが『#77新薬師橋』で、下流側に水管が併設されています。左岸の武蔵村山市中央1丁目・3丁目と右岸の同じく武蔵村山市中央1丁目・3丁目とを結び、都道5号線が通ります。
名称:新薬師橋
構造種別:1径間RC桁
河口からの距離:13km
橋の長さ:約9m
有効幅員:約6m
竣工:1932年(S7)
新薬師橋から30m上流に架かるのが無銘板橋梁の『#78無名橋-2』で、下流側に水管が併設されています。左岸の武蔵村山市中央3丁目と右岸の同じく武蔵村山市中央3丁目とを結び、一般道が通ります。
名称:無名橋-2
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:13km
橋の長さ:約4m
有効幅員:約3m
完成:不明
無名橋-2から250m上流に架かるのが無銘板橋梁の『#79無名橋-3』です。此の橋も左岸の武蔵村山市中央3丁目と右岸の同じく武蔵村山市中央3丁目とを結び、一般道が通ります。
名称:無名橋-3
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:13.3km
橋の長さ:約5m
有効幅員:約4m
完成:不明
無名橋-3を左岸側に渡り南180m程に在る、中藤日吉神社へ行きます。創建は不詳ながら、江戸時代には山王権現・山王社、通称「山王様」と云われた古社です。祭神:大山咋尊、所在:武蔵村山市中央4-1。鳥居は1921年(T10)の建立です。
空堀川に戻ります。私設橋を一つ飛ばして、無名橋-3から70m上流に架かるのが無銘板橋梁の『#80無名橋-4』で、今回終着地点の橋になります。左岸の武蔵村山市中央3丁目と右岸の同じく武蔵村山市中央3丁目・本町4丁目とを結び、一般道が通ります。
名称:無名橋-4
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:13.3km
橋の長さ:約5m
有効幅員:約3m
完成:不明
>>>後書き<<<
次回は無名橋-4から継続遡上して、無名橋-5、吉祥院橋、横田橋、無名橋-6、無名橋-7、水源地の橋までの紹介で、空堀川遡上探索の最終回になります。
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Author:mark60
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