はてなキーワード: 電車男とは
週刊少年ジャンプ史上最も重要なマンガ20選 https://anond.hatelabo.jp/20241012181121
上記に触発されて書く。
膨大な量があり、どれがどれに影響を与えたかも把握が難しいので色々補足反論、コメントしてくれると嬉しい。
2002年に九里史生(川原礫)氏により、氏のホームページ「Word Gear」にて発表された。2009年に電撃文庫から書籍化。
先行の類似設定の作品にウィリアム・ギブスン『ニューロマンサー』、岡嶋二人『クラインの壺』、高畑恭一郎『クリス・クロス』がある。
また映画では『マトリックス』、同時期にゲームでは『.hack』などが発表されたが、
いわゆるVRMMOというジャンルがWeb小説界で隆盛したのは間違いなくこの作品の影響が大きい。
2013年発表。以降の悪役令嬢(転生)ものに多大な影響を及ぼした。
恐ろしい更新速度と内容の面白さで「小説家になろう」のランキングを駆け上がった。
そして突然の更新停止で読者を地獄に叩き落した。今も叩き落とし続けている。
当時は男性向けが幅を利かせていた「小説家になろう」の中で、女性向けが人気を獲れることを証明した作品でもある。
少し脱線した語りになるのだが、Web小説は既存の小説媒体と比べて「文字数制限がない」のが大きな特徴だと思う。
SF小説家フィリップ・K・ディックが「短編、中編、長編といったメディアの制約がそのまま物語の制約となってしまっている」というようなことを書いていたと記憶している。
Web小説にはそれがない。なので、キリのいいところで盛り上げたり終えたりする必要がない。
この謙虚・堅実はそのWeb小説の特徴をいかんなく発揮した物語だと感じた。
2005年に魔法のiランドで発表。以降書籍化、漫画化、映画化、ドラマ化と立て続けにされ大きなムーブメントを起こした。
その口語的な等身大の文体には賛否両論があったが、多くの当時の若者の心をつかんだ。
(それにしても、あの頃僕らは魔法のiランドでクソみたいなホームページをたくさん作っていた)
劇場版エヴァ(EoE)の衝撃的な終わりにおかしくなった若者たちは、その情熱を二次創作に注ぎ、いくつもの名作・怪作を生んだ──
エヴァFF(ファンフィクション)の代表として2nd Ringをチョイスさせていただいた。
LAS(ラブラブ・アスカ・シンジ)かLRS(ラブラブ・レイ・シンジ)かでいうと、LRSの王道逆行モノである。
特に転生・逆行・ヘイト(ザマァ)・最強もの的な要素は二次創作からの流れが大きいことが指摘される。
ただ二次創作は広く、深い。To Heart、TYPE-MOON作品などエヴァ以外に盛り上がった作品は多いし、夢小説やBL二次小説までいったらもうお手上げである。
2chのSSが書籍化、漫画化、アニメ化するなんて信じられない。
でもまおゆうはそれをやった。
SSとはショートストーリーの略で、2chにおいてはニュー速VIPなどの板で盛んに制作された物語の形式である。
キャラ「〇〇〇」
当時は2chまとめサイトが多くあり、まおゆうもまとめサイトに乗り人気を博した。
後にゴブリンスレイヤーなどのAA(アスキーアート=文字で絵を表現する形式)スレの書籍化にもつながる影響を残した。
電車男などを入れるかも迷ったが、小説ではないのでランクインしませんでした。
それがそうなら『電車男』なんか影も形もないことになるな
チー牛は発達障害的なボーッとした表情の男をひやかす言葉としてごちゃんねるで男達が喜んで使ってネットミーム化、そこに女への敵意を持つ男は入っていなかった。
弱者男性はアンフェが女に嫌がらせするために作って、俺は女にモテない弱者男性だ、性的に需要がある女より弱者だ、弱者男性でも若い女体に無料でありつく権利はある女は弱者男性を愛する努力をしろ!的に使ってたから最初からアンフェとほぼイコール。
オタク男は確かに何十年くらいかなり長い間女物扱いして敵意むき出しだった感じはあるな。一瞬電車男でもてないけど優しいイメージだったことあるけど、ネットで現実さらし続けたから。
2000年代後半の2chファッション板で、電車男に影響されて立っていた「脱オタクファッションの基本形」スレ(正確な名前は忘れちゃったけどこんなんだったはず)はまさしくそうだったよ。
自分達が好きなもの(ファッション)が出来ないことが原因で苦しんでいる人がいるなら自分達が代わりに考えようって感じで。
ファッション初心者がゼロからワードローブを組み立てるにはどうすればいいかという議論が面白かったというのもあるけど。
でも、当時その救済対象と思われるような人達から散々スレが荒らされてみんな嫌気が差してやめちゃった(板自体の過疎も合わさって)。
本当に困っている人って、心に余裕がないから自分は何も間違っていないんだと思い込もうとする。
だから、自分を助けようとする人間=自分のことを道を踏み外した人間だと決めつける悪者 だと思い込んで徹底的に攻撃しようとするんだよ。
もちろんそうじゃない○○オタクはいくらでもいるが(たとえばある漫画には「信長の強火オタ」である輝宗が出てくる)、
単に「オタク」と名乗る人達は、あるいは、「オタク」と聞いて連想するのは、漫画とアニメとゲームの同時の愛好家であるというのが一定数ある。
乃木坂春香の秘密とか、我が愛しのオタ彼女とかのヒロインはそういうキャラであって、彼女らは作中で「オタク」と設定されていた。
あるいは昔NHKで「MAGネット」なる番組をやっていたことも、オタクという概念をそういうものとみなすのが一定数あるという裏付けになっているだろう。
私が思うのは、漫画アニメはともかくゲームはこれら二つに対して接点が少ない仲間外れではないのかということだ。この三者で一つ仲間外れをあげよという問題が出たらゲームと答える。
「オタク」という言葉とそれに伴う概念、すなわち「オタクとはなんであるかということのよりどころになる『オタク像』」を広めたのは宮崎勤だったと訊く。
しかし彼がはまっていたのはアニメと特撮であって、ゲームは入っていなかったと思う。
また電車男もオタクのイメージ伝搬に一役買っているはずだが、彼もゲームはやってないような気がする(MMOとかやってたっけ?)
まあとにかく、アニメと漫画というクラスタとしてその距離を考えるなら、ゲームよりはラノベとかフィギュア収集の方が近かろう。
ゲームっていうのは恋愛ADVという前提なんだろうな?eスポーツ勢は旧来のオタク像がしてそうなゲームとは明らかにマッチしてないし。
それな。
よくエロいオタク絵が広告になっているのを弾劾してるオバサン達が話題になるよな。
本来はオタクな文化ってエロ成分が一切なくても、あれくらいの勢いで大否定される汚物だったんだから。
汚物。
秋葉原にキモいオタクを文化を見学に行こう、みたいなノリもあった。
そういうものが、あれ?って気づいたらなくなってるんだよな。
これは単にオタクなものが社会に受け入れられたということだけじゃなくて、
社会全体が大きく変化していったことによるものが大きいと思う。
社会とオタク、という関係性ではなくて社会全体の変動によりオタク文化というものポジションが変わってしまったということだ。
逆に言うと俺みたいな元オタクの老人のほうが価値観のアップデートについていけてなくてオタクなものに対する汚物感が色濃く残ってしまっている。
この逆説は皮肉だ。