麦踏みで知る植物の不思議、自給率アップへ体験イベント
麦踏みで知る植物の不思議、自給率アップへ体験イベント
「北風に言葉うばはれ麦踏めり」
昭和の俳人、加藤楸邨の一句。麦踏みは冬から初春にかけて行われる農作業だ。句集「寒雷」に収められたこの作品からも、芽が伸びたばかりの麦を寒風に耐えながら踏みつける様子が浮かび上がる。
昔ながらのこの作業を体験するためのイベントを取材した。1月13日、東京都立川市の郊外の畑。透き通るような青空のもと、イベントに集まった十数人の前に、若々しい大麦の芽が広がっていた。…
![麦踏みの様子](https://article-image-ix.nikkei.com/https%3A%2F%2Fimgix-proxy.n8s.jp%2FDSXZQO6003234014022025000000-1.jpg?ixlib=js-3.8.0&w=380&h=237&auto=format%2Ccompress&fit=crop&bg=FFFFFF&fp-x=0.5&fp-y=0.5&fp-z=1&crop=focalpoint&s=829150ef25980b2616f4a264482db84b)