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「参院内閣制」への岐路 ねじれ無策の行く末
編集委員 清水真人
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首相の野田佳彦への参院の問責決議後、国会はマヒしたまま8日の会期末に向かう。「決められない政治」の底流にあるのは衆参のねじれ。この打開策を探らない限り、衆院選での有権者の政権選択も参院の多数派をどう創るかという視点に縛られかねない。衆院を権力創出の源泉とする議院内閣制が「参院内閣制」へ変質する岐路に立つ。
■持続困難な「決める政治」
「社会保障と税の一体改革を全部仕上げるにはあと4年かかる。私は自...