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トヨタの割り切り 「擦り合わせ帝国」に決別か
編集委員 西條都夫
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日本の旗艦企業ともいえるトヨタ自動車が変革にカジを切った。3月28日付の日経新聞朝刊によると、部品の共通化を軸とする新たな設計手法である「トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー(TNGA)」を新車開発に導入することで、開発効率を高め、原価低減につなげるという。TNGAと言われても読者の多くはぴんと来ないだろう。だが、この新規のコンセプトはトヨタの過去をすべてひっくり返すような起爆力を秘めて...