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曇る税収の先行き、成長頼みに限界論 大幅増阻む壁
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経済成長頼みの税収増に対する限界論が強まってきた。国の税収は2012年12月の第2次安倍晋三政権の発足以降、円安・株高などで約14兆円増えたが、足元では伸び悩む。さらに今後、景気回復が進んでも税収の大幅な増加を阻む壁が3つある。
16年度の税収は企業業績の下振れで1.7兆円下方修正し、55.9兆円を見込む。17年度は57.7兆円だ。ここ数年、税収は右肩上がりで増加してきたが、ここにきて伸びが止ま...