豪アボット首相、退陣へ 与党が党首解任を可決
【シドニー=高橋香織】オーストラリアの与党・自由党は14日午後9時(日本時間同8時)すぎから開いた両院議員総会で、アボット首相の党首解任を54票対44票で可決した。アボット氏は党首と同時に首相から退陣する。有力閣僚のターンブル氏が新党首となり、新首相に就任する。
自由党は下院(定数150)で58議席の最大勢力を占め、国民党と保守連合を構成している。
副党首はビショップ外相が留任する。
アボット氏は2013年9月の総選挙で労働党から政権を奪回し、首相に就任した。