2007年01月03日 (水) | 編集 |
1. AURORA
2. PLAY DEAD
3. PULKOVO MERIDIAN
4. THE DIARIST
5. SNOWDRIFTS
6. NOW IS FOREVER
7. ON MEMORY'S WHITE SLEIGH
8. HEART OF LENINGRAD
9. PROSPEKT
10.MOTHERLAND
11.THE FAREWELL SONG
アマラドさん!ギルさん!ファランさん!絶賛の作品です!
実はね、このジャケ写、ずっと「蒸気機関車」と勘違いしてました!(汗)
Burrn!!では、88点という高得点ですね。
内容が実に重い!!第二次大戦中のドイツ軍によるレニングラード包囲戦
の中で書かれた日記をテーマにしてるらしい。
イタリアの「ストリングス入り」ドラマティック・ゴシック・デスメタルバンド
ということだが本作3rdからは、ストリングス抜きになったらしい。
IN FLAMES、DARK TRANQUILLITYに、ゴシックが混ざったような
実に面白い音作りをしているバンドである。
メンバーがロシアに傾倒してる所が、随所に現れていて、アルバムの
冒頭を飾る『AURORA』…エイコーラー♪エイコーラー♪
ま、待てよ?どこかで聴いた事あるメロディーだと思ったらロシア民謡らしい!(笑)
ファランさんの所の記事によると「この女性はドイツ人ですがロシア人と結婚し、
このレニングラードに住んでいました。夫は旧ソ連軍として出兵したまま戦地から
戻ってこない、我が子は包囲戦の最中寒さで死ぬ、そしてこの女性自身もドイツの
スパイだと疑われ身内のはずの旧ソ連軍から殺されてしまいます。」
この内容からも、このアルバムが、実に悲壮感漂い、劇的展開をみせるか
手に取るようにわかります。効果音が随所に施されており、
これが、実に雰囲気出してます。
このバンドの素晴らしい所は、一言でいえば、ギタメロに尽きます。
ちょっと待ってよ…ちょっと待ってよ…と思う暇もなく、心を突く
儚くも悲しいメロディーで覆われます。
激しい場面は、激しく、切ない場面は切なく…。
4曲目『THE DIARIST 』インストゥルメンタル。
タイプを打つ音、ラジオ放送の音がピアノの曲とともに進み
空襲警報?が鳴り、砲弾の音、赤ん坊の泣き声…。
5曲目『SNOWDRIFTS』美しくメローなピアノの調べより始まるこの曲は
女性Voが入る。胸がキュキュとする。
そこにいきなり、デスボイス!!中間のギターソロがまた良いです。
6曲目から最後までは、もう圧巻の流れです。
7曲目『ON MEMORY'S WHITE SLEIGH』は、叙情パートと、
疾走パートが見事に融合された私のお気に入りナンバーです。
8曲目『HEART OF LENINGRAD 』から、だんだんヤヴァくなって行きます。
ドラマチックの真骨頂!!
ここでのギターパートも聴きモノです!鳥肌です!!
9曲目『PROSPEKT』短いながらも、シンフォニックで悲しげなインストゥルメンタル。
10曲目『MOTHERLAND』戦争の行進曲から始まる疾走チューン。
このBANDの凄い所は、激しい疾走チューンの中にも、必ず
叙情性を配している所でしょうか。
11曲目『THE FAREWELL SONG』…Camelの『Rajaz』の中でも紹介した
このFAREWELLという言葉。(古風なさよなら=さらば)を意味する言葉。
そう彼女は、スパイの疑いで、ロシア軍に連行されるシーンです。
出だしのピアノが、身体が凍るくらいゾクゾクします。
身に覚えのない疑いで、この世からさよならしなければならない
彼女の心情を考えると震えるくらい悔しい。悔しい…。
後半部は、天使の歌声とも取れる教会音楽のようなコーラスが入ります。
彼女は、天に召されたのです…。
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