ローレンス・ブロック「エイレングラフ弁護士の事件簿」
ジャンルでいうと、ユーモア探偵小説の連作短編集ですね~しかも、かなりブラックな(笑) 藤子不二雄A先生のブラックユーモア漫画を思い出してしまいました(笑)
ローレンス・ブロック「エイレングラフ弁護士の事件簿」
ローレンス・ブロックさんは1938年アメリカ・ニューヨーク生まれ。1960年作家デビュー。
この本はエイレングラフ弁護士が登場する短編小説を12作全て収録したもの。1976年から2014年まで書き継がれた短編集です。
主人公は、弁護士のエイレングラフ。
彼にはモットーがあって、依頼者は無罪である。もし有罪になったら報酬は要らない。ただし無罪になった時はかなり法外で高額な報酬を頂く。
弁護士とは言っても、裁判所で丁々発止やり取りするのではなく、裁判になる前に、新たな証拠品が出て来て無罪になったり、別な人が犯人になったり。
結果、依頼者は無罪放免になってしまうんです。
この小説では、エイレングラフがどういう活動をしたのか、一切語られないんですね。
まずエイレングラフが依頼者のもとを訪れ話を聞き依頼を受ける。次の場面では、数週間後、無罪放免になった依頼者と事件について語り合う。
あれ?エイレングラフは何をやったんだ?と(笑) 読者も小説の中の依頼人も分からない。
でも”何故か”エイレングラフに依頼した日から、次々と新しい証拠が現れ、別な人間が真犯人としてあげられてしまう(笑)
私は頭が悪いから、最初、1話目を読んだ時、意味が分からなくて(笑) もう一度最初から読み返して
「え~!そうなのか~!」と(笑)
それが分かったら、もう面白くて〜
連作短編が12作収録してあるんですけど、2-3作読んで、これはまとめて一気に読むともったいないヤツだと(笑)
それからは1作1作あいだを数日から1週間ほど空けて読んでました(笑)
もう~笑えないユーモア!(笑)
人間椅子「無頼豊穣」アナログLPレコード届く~
人間椅子の既発CDのLPレコード化第5弾が発売されました!
新譜までもう少しで追いつきそうですね~次回で最後かな~
今回発売されたのは、2014~2017年の3作。
18作目「無頼豊穣」、19作目「怪談 死とエロス」、20作目「異次元からの咆哮」。残すところ「新青年」「苦楽」の2作になりました~
今回も、懐の関係で一枚だけ(汗)
人間椅子「無頼豊穣」
2014年に出た18作目のアルバム。
ジャケットが人間椅子のメンバー三人を浮世絵風に描いたイラストで、好きなんですよね~
上の画像は横にCDを並べて写してみました~大きさが良いですよね~
サインが銀色のマーカーで書かれていて、その文字を光らせるのに色々試したんですけど、ちょっと暗くなり過ぎましたかね~(笑)
人間椅子2024秋のワンマンツアー「バンド生活三十五年怪奇と幻想」福岡公演
会場はいつものドラムBe-1。明日は台風が来るという予報で、曇り空。
開演時間は夜七時でしたが、何とか間に合いました。
人間椅子のサイトで、物販でCDやDVDを購入するとサイン色紙がもらえるという告知があったので、物販で聴いてみると、まだサイン色紙の在庫があるとの事。今度出るライブDVDを予約。サイン色紙を頂きました!
2階のロッカーに荷物を入れ、カルピスを飲みつつ、いつもの会場後方の音響のブースの後ろ辺りで開演を待っていると、人間椅子の3人が登場!
ワジーさん(和嶋慎治さん)は和服姿、研ちゃん(鈴木研一さん)は白塗り坊さん姿、ノブさん(ナカジマノブさん)は和柄のTシャツ姿、といつものいでたち。
1曲目は「鉄格子黙示録」
2曲目は「暁の断頭台」いや~ライブで初めて聴く曲!
研ちゃん「どうも人間椅子です。ようこそいらっしゃいました、」
ワジー「ようこそいらっしゃいました!博多は満員です!」
研ちゃん「昨日行ったラジオのおかげかな?ラジオやるもんだね~
でも醤油が甘いと九州に来たな~と」
ワジー「僕たち35周年ということで、デビューの頃の曲から色々と
やりますよ~! 次は、恋の曲です」
3曲目は「恋は三角木馬の上で」これもライブでは初めて聴く曲!
4曲目は「人間失格」人間椅子の代表曲ですけど、実はこの曲もライブで初めて聴く曲!盛り上がりました~
研ちゃん「楽器が重いんですよ~この前一緒だったバンドの人が使ってた
一弦ベース?軽くて良いよね。「人間失格」で使えるかな?
…ダメだ~この曲後半に難しいフレーズがあるんだよ(笑)
昔のライブ映像見たけど「人間失格」で動き回ってるね~
今は半径50センチの円の中しか動かないですけど(笑)」
ワジー「ローリングストーンズのビル・ワイマンみたいな(笑)」
ここいら辺りから曲順は覚えていません(汗)
懐かしめの曲で「芋虫」
ワジー「ちょっと実家へ帰ったりしてましたがまた東京に戻ってきて
高円寺という町に住んでた時期がありました。その頃は、
メンバー3人とも近所に住んでいて」
研ちゃん「最初は仲良かったんだけどね~(笑)」
ワジー「ええ~!そんなことないよ~(笑)
その頃、心機一転して作った曲です」
そして「見知らぬ世界」好きな曲です!
ワジー「今度、ライブDVD出すんですよ一枚目は今年の35周年ツアーを。
二枚目は昔のライブ映像を収めたお宝映像集です。昔のライブ映像
いっぱい見ましたよ~結局CDには録音しなかった曲です」
「猿面冠者」もちろん初めて聴く曲!
研ちゃん「「猿面冠者」歌詞が残ってなくて、ライブ映像見てたんだけど歌詞が
聴きとれなくて。何回も見直してやっと分かったっていうね(笑)」
ワジー「多分あまり歌ってないから歌詞がうろ覚えだったんだろうね(笑)
デビュー前博多に何回も来ましたから、博多でもやってると思います。
ちょっとめんたいロックぽいかな?次のアルバムにいれようかな(笑)」
ワジー「僕ら見た目はこうなっちゃってるけど、気持ちの中は高校の
頃と変わらないんですよ(笑)」
研ちゃん「いや中学の頃ですよ~ギターが上手い三中の図書委員の和嶋君」
ワジー「じゃ~四中の生徒会長のスズケン(笑)
ノブ君のバンドはエンジェルダストだっけ?」
ノブさん「当時カッコいいバンド名と思ってたんだよ~」
ワジー「何かニックネームはあったの?」
ノブさん「テキサスだった(笑)」
研ちゃん「高円寺出身なのに?テキサス感ないじゃない(笑)」
ノブさん「なんでだろ?」
ワジー「でもテキサスって「太陽にほえろ」みたいじゃない?(笑)
ジーパンとかマカロニとかマイコンとか(笑)
でもマイコンは無いよね~(笑)」
ワジー「今度「無情のスキャット」という詩集を出しました」
研ちゃん「オレもらったけど、この本3000円もするんですよ(笑)」
ワジー「いやいや~!この本が高いというより、昔と比べて
今は本自体が高いんだって(笑)」
研ちゃん「そうなの~?(笑)」
ワジー「物販に置いてますので、よろしければ手に取ってみて下さい」
という事で詩集のタイトルにもなってる「無情のスキャット」
ワジー「ブラックサバスは3枚目からダウンチューニングを使っていますが」
三人でブラックサバス「イントゥ・ザ・ヴォイド」のイントロ部分を演奏する。
ワジー「僕らも2枚目からダウンチューニングを使い始めました」
三人で「東京ボンデージ」一番まで演奏する
ワジー「おー演奏できた(笑)」
研ちゃん「最後まで演奏したほうが良かったんじゃない?(笑)」
ワジー「それが良かった?(笑)
これからダウンチューニング大会になります(笑)」
新曲「神々の決戦」
新しめの曲で「瀆神」「夜明け前」
ノブさん「俺の名前を呼んでくれ~!」
ノブさん「福岡だけ限定でテキサスと呼んでくれるか~!(笑)」
テキサス~!!(笑)
「赤と黒」盛り上がりました!
「宇宙電撃隊」楽しい曲で好きなんですよね~
最後は「針の山」盛り上がりました~
そしてアンコール
ワジー「今度のライブDVDのおかげでデビュー前のライブ映像をいっぱい
見たけど、「陰獣」と「人間失格」とこの曲ばっかりやってた(笑)」
アンコール1曲目は「神経症アイラブユウ」
研ちゃん「最近この曲演奏してなかったな~という事で」
という事で「エキサイト」
ワジー「次のツアーは新譜のレコ発になります!
新譜のライナーノーツはノブ君のところに「テキサス」って
書いてあるかも(笑) 僕は「マイコン」で(笑)
研ちゃんは「ジーパン」?(笑)」
研ちゃん「ん~オレは「マカロニ」が良い!(笑)」
ワジー「カッコイイところ取ったね~(笑)」
最期の曲は「どっとはらい」
終わったのは9時半。楽しかった~
曲順はムチャクチャだと思います
鉄格子黙示録・暁の断頭台・恋は三角木馬の上で・人間失格
芋虫・見知らぬ世界・猿面冠者・無情のスキャット
イントゥザヴォイド・東京ボンデージ・神々の決戦・瀆神・夜明け前
赤と黒・宇宙電撃隊・針の山
アンコール
神経症アイラブユウ・エキサイト・どっとはらい
稲川淳二の怪談ナイト2024 怪談喜寿 福岡公演
10月14日、稲川淳二さんの怪談ナイトの福岡公演へ行ってきました。
会場は6年ぶりの福岡の住吉神社の能楽殿。ずっと改修工事中だっんですよね
戦前に建てられた雰囲気のある木造の建物、客席は畳敷きで座布団に腰かけてのいつものスタイル。怪談にはもってこいですよね~
改修工事のせいか冷房が効いていて涼しかった~以前の能楽殿は冷房が効かなくて、客席ではバタバタうちわであおいでたんですよね~
ステージの上は番傘とバンコ。
照明が暗くなって、稲川淳二さんが登場!
右に左に手前に奥に手を振る稲川さん。バンコに腰かけてお話がはじまります。
稲川さん「よぉーこそォ~いらっしゃいました。この住吉神社能楽殿は
改修工事で6年ぶりなんですよね~雰囲気が好きなんだよね~
福岡は、私だけじゃなくてスタッフも好きなんだヨ~
福岡はさぁ、セット組まなくていいからスタッフが楽なんだヨ(笑)」
今回の怪談は6話。
・東京の街中で会うタンクトプ作業着姿の神様の話
・インチキ霊能者の除霊の話
・女子高生が、友人が待つ旅館へ行く話
・フランスの怖い話、タイタニック号の偶然の一致
・廃墟の工場で肝試しするカップルの話
・冬の山道で交通事故を起こして崖下に転落した話
今回も怖くて面白くて楽しかった~
そして心霊写真のコーナー。怖くて良いんですよね~
エンディング。稲川さんは手を振って帰って行かれました~
来年も楽しみ!
陰陽座ツアー2024「神無き月に式の存る也」福岡公演
10月10日、妖怪ヘヴィメタルがコンセプトのロックバンド・陰陽座のライブに行ってきました!
ホントに久々で、このブログでも書いていますけど、2005年以来だから19年ぶり(笑)
マンネリに感じられて聴くのを離れた時期があったんですよね~持っていた旧譜は好きなので聴いていました。
そして6年前に出た前作「覇道明王」を何気なく久々に買って聴いたら、またはまってしまいました。
ところがボーカルの黒猫さんがのどの病気でバンドが活動停止に。新作「龍皇童子」が去年出ましたが、レコ発ツアーは無く、今回やっとライブが見れました。
19年ぶり(笑)
会場は、福岡ドーム内のライブハウス「ゼップ福岡」
ゼップ福岡に行くのも16年ぶりなんですけど(前に行ったのは「電撃ネットワーク」でした~ 笑)
会場にはパイプ椅子が並べてあって指定席でした~真ん中くらいでしたね。椅子に座って待っていると陰陽座のメンバーが登場してライブが始まりました。
ファーストアルバムの曲から新譜の曲まで万遍ない選曲で良かった~しかも昔の曲が多めだったのは、個人的に良かった~
アンコールは2回。
楽しかった~
瞬火「今年はデビュー25周年なんですが、10周年とか20周年とか、
10年ごとがキリが良いと思っているので、25周年は中途半端だなと
だから大々的に25周年とは言ってないんです」
このファーストアルバム「鬼哭転生」を買って25年経つんだな~と
陰陽座「百の鬼が夜を行く」(ライブ映像 YOUTUBE)
また次も見たいナ~