放置ぎみで、ずびばぜん!m(_ _)m
エオリアンハープ
2007年12月17日 (月) | 編集 |
eorian

みなさんは、エオリアンハープをご存知でしょうか?
毎月送られて来る静岡発「Rock Hunt」で、友達のK子ちゃんが書いてました。
簡単に言っちゃうと「風が演奏するハープ」ってことです。
しかも、凄いのは、人工的な風では、音が鳴らないらしいんですよ!
ギリシャ神話の風神アイオロスに由来するらしい。

彼女は、ピアノに詳しいから、「エオリアンハープ」と言う言葉は
知ってたみたいで、ショパンの練習曲にあるそうです。曲は、こちら

風が鳴らす、ハープの音色、聴いてみたいもんですね~Tommy
日本で言えば、風鈴みたいに風情があって、なんか素敵だなぁ…。
でも、冬に鳴る風鈴は、なんか物寂しい…。
エオリアンハープは自然風により音が奏でられる弦楽器である。
紀元前800年以来伝えられているホメロスの伝説には、ヘルメスが亀の甲羅に乾燥
させた腱をはり、風に当ててリラを発明したいきさつが描かれている。
またダビデのハープ伝説では、神が風を送って楽器を鳴らしたとされている。
これらエオリアンハープを暗示させる伝説を除外してもその歴史は16世紀まで溯り、
17世紀にはヨーロッパ中に広まっている。現在では楽器としての認知度は低く、
博物館に保存されているもの以外ではネット販売にて購入できるキットがわずかに存在
するのみである。日本には浜松の楽器博物館が所蔵する19世紀イギリス製の
エオリアンハープが現存する唯一であるが、これをもとに長野県上田市の古楽器作家石井氏
が実際に鳴るものを再現している。本研究ではこれを用いて音響解析を行なった。
また、風洞や本体の風きり音によるノイズを取り除くため、ピエゾ式のビックアップを内蔵した
エオリアンハープを新たに製作し、風速と周波数、調弦した周波数とエオリアンハープの
奏でる周波数、弦の種類、太さと周波数などの関係を調べた。
詳しいサイト

いぶき/吉田兄弟'99
2007年03月28日 (水) | 編集 |
ibuki

かなり前に、友達から聴かせてもらって衝撃を受けた彼らのデヴューアルバム。

「これって…Heavy Metalぢゃん!!!」
スラッシュからDOOMまで何でもやっちゃうんだから。
背筋が凍るって表現が1番合ってるかもしれない。。
もーぞくぞくしっぱなしでね。しまいにゃ泣けて来た。。。
だって、そこには、日本海の荒海が広がってるんだもん…。

イカスぜ!吉田兄弟!!

これは、もうイマジネーションの世界ですね。
風間杜夫がテレビに出てて、彼は「落語」の魅力に取り付かれ
落語をやってるらしいが「人の話に耳を傾け、その中から、イマジネーションだけで
お話を理解するって素晴らしい」というニュアンスの話をしてた。

「音のみの世界」ですね。吉田兄弟の場合。歌詞が無いから。
その中で、色々な風景が見えて来る。色々な情景を楽しめる。
人間の全ての感情と、日本の美しい風土が全部伝わって来る…。
ある意味「落語」にも通じるのかな?とか考えていた。

三味線は本来、弦楽器である。津軽三味線は同時に打楽器でもある。
撥で弦ごと胴に打ちつける「叩き奏法」がある。
そして、「音澄み」という奏法もあり、音色を澄んだ清流のように澄ませて、
細かいテクニックを多用する奏法で別称「弾き三味線」とも呼ばれる。
邦楽の三味線は、決まりごと厳しく弾き手にとって難しいとされているのに対し、
津軽三味線は、決まりごとがない為弾き手にとって弾きやすい。
元来アドリブ演奏、即興演奏が生命で、これはジャズと同じ音楽原理であるらしい。

津軽三味線のルーツを調べていて、面白い事を知った。
「仁太坊」という人物が、ルーツであると言われているが、
彼は、幼い頃両親に死なれ、自分自身も盲目になってしまう。
その彼が食べて行く為に、三味線を手にして、生み出したのが
独学のアドリブ奏法だったわけだ。その奏法は神がかりで、なんと
彼は、シャーマンとしての修行も積んでいたらしい。

吉田兄弟の父は、その精神を彼らに厳しく教え込んだという。
技巧や技術の稽古ではなく、目茶苦茶に我を忘れて打ち込む、考えなくても
手と撥が自然に動くような稽古。それは仁太坊の根っこの哲学への挑戦。

それが音楽本来の姿なののかなぁとも思う!!

最後の「津軽じょんがら節・掛け合い曲弾き」なんて…。

ツイン・リードだぢぇ!(笑)

昨日から、ずっと、こればかり聴いてます…痺れる…凄すぎる…。

高橋竹山について
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蒼穹の声-Voices Best/姫神'2004
2007年02月27日 (火) | 編集 |
voice best

「姫神」名前だけは知っていた。
先日、“森羅万象”を借りて来たのだが、ピンと来なかった…。

今日、娘が私の部屋に入って来て、いきなり「これ聴いてみ」と
ステレオに本作をセットして出て行った!(笑)

いきなり来ました!!来ましたって!!

最近、脳みそが疲れてるんだよ…俺。。
なんか、そんな疲れが、スーっと抜けて行くのがわかる。

アートワークからすると、自然がテーマなのかな?
ボーカルものを集めたベスト盤みたいっす!!

アディエマスの日本バージョンみたいな感じなんだけど、時間とか
国境とか、人種とか、そんなの関係ないってのが伝わるね。
「あいつがこー言った!」「こいつがこー言った!」小さな人間同士の衝突。
そんな、ちっぽけな事に、心悩まし、苦しみ…。

「懐の深い音楽」だよね。

世界の民族音楽を聴いていると、日本の民謡との深い繋がりを感じる。
陸つづきだったのかな?
遠い太古の時代から、人々は、音楽と密接に関わって来たんだね。。
そんなことを感じるよ。このアルバム聴いてると。

最近、血の通った身内通しの、殺し合いが増えて来たね。
そんな、ニュースを見るたびに、俺は、心が痛いよ…。

どして、みんな仲良くできないのかな?
東北を中心とした民俗音楽に影響を受け、シンセサイザーを駆使し作曲・
演奏活動を行っている星吉昭さんのソロユニット。(2004年10月1日死去。)
ユニット名は岩手県姫神山に由来する。1981年姫神せんせいしょんとしてデビューし、
日本をイメージさせる懐かしいメロディが印象的で幅広い年齢層から支持を受ける。
1984年ソロユニット姫神となり、テレビのテーマ曲やBGMとして多く使用され、
国内外でコンサート活動を行う。1998年「神々の詩」がオリコンチャートに入り、
ヴォイスを取り入れた曲が目立つようになる。2000年ミレニアムコンサートでは
日本人初のエジプト演奏を体験。2004年6月から星吉昭さんの長男・星吉紀さん
を中心とした"新生姫神"に生まれ変わり、姫神ヴォイスや他アーティスト共に
コンサートを実施中!

オフィシャル


実は、雅楽が好きです!
2006年12月26日 (火) | 編集 |
sky2
1. 平調音取
2. 平調越天楽残楽三返
3. 盤渉調音取
4. 盤渉調越天楽
5. 黄鐘調音取
6. 黄鐘調越天楽
7. 五常楽急(平調)
8. 納曽利破(高麗壱越調)
9. 納曽利急(高麗壱越調)
10. 越天楽今様


雅楽「越天楽」三調/ 宮内庁式部職楽部

オイラね~紙ジャケだの、デジタルリマスターだのに、あまり拘りない人なのね。
んで、死ぬまでに色々なものに触れたい人間だから、極論言っちゃえば
テープでも構わないと思ってるの。
だって、聴くのに時間的余裕以外に、金銭的余裕もないといけないわけだから。
限りあるわけですよ…(ライヴ、プロレスにも行くには金いるしね)
コレクターでもないし。マニアでもない。
深い知識なんか何もない。ただのシガナイ変態だす!(爆)

よく無人島に行ったら、電気がないから音楽聴けないと思ってる人
いるみたいだけど音楽は、何も電気がなくても聴けるし体験できるのよ。
インドの洗濯の音楽は素敵だったな…ジャブジャブ(石に衣類を叩きつける音?)
に合わせて、洗濯女達が歌うんだけど、これがリズミカルで素敵。
猟師の大漁を祈る歌、稲の豊作を祈る歌。本来、音楽とは、自分達の
生活と密接に関わっていた音楽だったと思うのです。
音の出るものは、楽器になるし、声だってあるもんね♪

実は、オイラ「雅楽」が大好きなのね!(笑)
生の雅楽が観たいという理由だけで乃木会館で結婚式を挙げた!(爆)
3月と言っても、1日だから、寒くて寒くて震えたよ…。

何とも言えない響きが好き。魂と同調、共鳴する感じです。
休日の昼下がり、雅楽聴きながらゆっくりしてはいかがでしょうか?
日本の伝統ある音楽に触れてみるのも、結構オツでございますわよ!

花たちばなも 匂うなり
軒のあやめも 薫るなり
夕ぐれさまの 五月雨に
山ほととぎす 名のるなり

これ、リピートで聴いてても、まったく飽きないんですけど…変?
できれば、演奏者になりたいです…マジで。

Tommyが無人島に持って行く1枚
2006年05月30日 (火) | 編集 |
veena

バーラチャンダ『法悦のヴィーナ』(左)←持って行きたい方
チッティ・バーブ『至高のヴィーナ』(右)聴きやすいのは、こっち。

インド音楽は好きだねぇ~!前に、ここでも書いたけどね!
シタールの音ってのは、テレビCMや、Metal関連でも、エレクトリックなものを
使用してたりするから耳に入るチャンスあるんだけど
ヴィーナの音聴いた事ある人いるかな?

シタールは、北インドの宮廷楽器だから、キラビヤカ音なんだけど
ヴィーナは、南インドスタイルで、かなり素朴な音を出す楽器だよ。
見た目は、あんまり変わらないんだけどさ!(笑)

南インドでは、歌曲をそのまま演奏するみたい。
その中に、クリティーという歌曲形式や、ラーガ(旋律法の規則を
持った音階理論)などが加わる。

作曲家と呼ばれる人は、詩人であり、自らの詩に旋律をつけて
歌う。
ここが面白いだろ?
その内容は、ほとんどがヒンドゥーの神々に捧げるものであるらしい。

演奏者は、心の中で歌いながら弾くんだそうな!!
俺なら、歌っちゃうと思うけど!(爆)
もっと面白いのは、5分の曲が、30分にも、1時間にもなるんだってさ!
即興こそが、作品の味わいを深め、演奏家の個性を演出する。

この、バーラチャンダのCDは、1曲が、50分近くあるんだぜ?(爆)
しかも、最初は、鳴り物が入らない(ムリダンガン・タブラ等)
『E2-E4』は、淡々としたリズムながら、色々な音が複合してるけど、
このヴィーナったら、ビロ~ン。ビビビロ~ンだけよ?(爆)


でもね、飽きないのよ…ため息ばかり出るしぃ~♪
本来、素朴で温かい音が好きなのかもしれない…。

「無人島に持って行くのCamelぢゃないの?」と言う突っ込みが聞こえて
来ましたが、Camelの場合は、「棺桶に入れるの部門」なのだ!(爆)
無人島…ま、行く事もないだろうけど、名もない島で、海に囲まれて
1番自然に近い音に、身も心も委ねた時、本当の意味の開放感が
味わえるのではないだろうか?

バーラチャンダについて(ライナーより)

1927年インドのマドラスで生まれた。
1981年パドマ・ブーシャン(国民栄誉賞ともいうべき称号)を大統領から与えられた。
南インド音楽の伝統という観点からみると、彼は、めずらしいことに
グル(師匠)を持っていない音楽家なのである。
1933年6歳の時、彼は北インド音楽のタブラ演奏でデヴュー。
11歳の時には、北インドの代表的な弦楽器シタールによって、南インド
古典音楽を演奏し、聴衆を驚嘆されたという。
さらに、南インド音楽こそ、自分の最も大切な音楽と悟るようになり、
声楽の練習によって、ラーガ体系と実践の完璧な演奏体系を学ぶうち、
ヴィーナの最高の演奏家の道を志した。
彼は、ヴィーナは、インド音楽史における最も古い弦楽器でありながら
最も大きな音楽的可能性を持つ楽器と語った。

1973年、1975年、1982年と3度日本を訪れ演奏会を開いた。

故・バーラチャンダ
balachander