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地震解析]
静岡県西部周辺での震源のうち、ごく浅い震源の東経・北緯推移を下図に示す。 1971年6月~2005年11月の約34年間が最長静穏期間。M6越えはなく、1997年3月愛知県東部でのM5.9が最大で、既に発生当時で最長静穏期間約26年で記録更新中だった。現在はその中断直後からの静穏期間が約19年間続いている。そのため、将来的にM6越えの地震発生の可能性が高まりつつある。遠州灘でも2005年以降で静穏期間が長期化しており、
南海トラフのリスクが上昇中。広域での静穏化の同様の現象は東日本大震災前の東北地方太平洋側でも見られており、今後の動きには要注意。
(
地震解析 中部 静岡 南海トラフ)
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