トラックバック
注意!!各資金準備不足のつけは老後資金に影響がいく!?
- 2012-09-25(18:50) /
- FPのつぶやき
日頃、キャッシュフローシミュレーションを作成していて思うことがあります。
『資金の準備不足のつけは、結局、老後資金に影響がいく』と
いうことです。
家計の収入や支出、財務状況、ライフイベント等をお聞きして、将来のさまざまな地点での
財務内容を予測するのがキャッシュフローシミュレーションです。
これを作成していて、財務内容が危険だなと思う方は、退職後数年で赤字に転落してしまう
ことがあります。
これは、いろんな資金(住宅・教育資金等)の準備不足のしわ寄せなどは、おしりにくる
老後資金に大きく影響があることを物語っています。
30歳代の方が60歳代後半や70歳代前半のことを知らされてもピンとこないかも
しれませんが、それが現実なのです。
(社会保険制度が薄くなれば、もっと悪いほうに変わります)
現在がある程度余裕のある方に、この将来を楽観視する傾向がよく見受けられます。
そのため、家計支出のうちの趣味・娯楽(習い事)・外食費や使途不明金の割合が多く、
支出体質になってみえます。(支出体質は、なかなか改善ができないものです)
最近は、よくメディアなどで『老後資金は3000万円程度は必要だ』などといわれておりますが、
どれほどの方が、実感として準備してみえるのでしょうか?
住宅ローンの組み方や貯蓄状況などを拝見すると、親からの援助や特別な臨時収入、遺産相続
でもなければ、老後資金準備をクリアできるとは思えない方が結構おみえになります。
仮に、毎月5万円、金利1%(税引き後0.8%)、半年複利で25年貯蓄したとしても
1660万円強にしかなりません。
現在の金利情勢では、1%さえ期待できるのか不安ですが・・・。
65歳定年として、スタートは40歳です。
そう考えると、30歳代には既に検討しておく必要があるわけです。
(30歳代に老後資金準備の話なんて検討できないと思うかもしれませんんが)
つぎのような方は特に注意が必要です!!
① 住宅ローンの完済年齢が75歳以上となっており、定年時点での残債が1000万円以上
のかた。
② 貯蓄で300万円以上貯めた経験が無い方
③ 特別な理由も無いのに年間、年収の10%未満の貯蓄しかできていない方
④ 早期退職等、リタイアする時期を前倒しする予定の方
など。
老後資金準備は、以前の常識がまったく通じなくなった話の代表格ではないでしょうか?
そのおもな理由は、
・公的年金制度設計が、推定老後期間約10~15年ほどの時代のままであること。
(簡単にいうと、日本人の寿命が非常に延びたということ)
・貯蓄金利が史上最低水準で推移していること。
・労働環境等の変化が大きいこと
(平均所得の低下、所得の伸びが鈍化、退職金制度の変化、就労形態の変化など)
・社会情勢の変化
が挙げられます。
そういう時代であるからこそ、ますますお金の専門家としてのFPの真価が問われます。
日々、精進していきたいと思います。
また、今回お話したのは、あくまでも一般論です。
状況やライフスタイル、老後の過ごし方等が多種多様になった現在、必要な老後資金には
個人差があります。
気になった方は、「御自身の場合はと」具体的に相談をされてご確認ください!!
『資金の準備不足のつけは、結局、老後資金に影響がいく』と
いうことです。
家計の収入や支出、財務状況、ライフイベント等をお聞きして、将来のさまざまな地点での
財務内容を予測するのがキャッシュフローシミュレーションです。
これを作成していて、財務内容が危険だなと思う方は、退職後数年で赤字に転落してしまう
ことがあります。
これは、いろんな資金(住宅・教育資金等)の準備不足のしわ寄せなどは、おしりにくる
老後資金に大きく影響があることを物語っています。
30歳代の方が60歳代後半や70歳代前半のことを知らされてもピンとこないかも
しれませんが、それが現実なのです。
(社会保険制度が薄くなれば、もっと悪いほうに変わります)
現在がある程度余裕のある方に、この将来を楽観視する傾向がよく見受けられます。
そのため、家計支出のうちの趣味・娯楽(習い事)・外食費や使途不明金の割合が多く、
支出体質になってみえます。(支出体質は、なかなか改善ができないものです)
最近は、よくメディアなどで『老後資金は3000万円程度は必要だ』などといわれておりますが、
どれほどの方が、実感として準備してみえるのでしょうか?
住宅ローンの組み方や貯蓄状況などを拝見すると、親からの援助や特別な臨時収入、遺産相続
でもなければ、老後資金準備をクリアできるとは思えない方が結構おみえになります。
仮に、毎月5万円、金利1%(税引き後0.8%)、半年複利で25年貯蓄したとしても
1660万円強にしかなりません。
現在の金利情勢では、1%さえ期待できるのか不安ですが・・・。
65歳定年として、スタートは40歳です。
そう考えると、30歳代には既に検討しておく必要があるわけです。
(30歳代に老後資金準備の話なんて検討できないと思うかもしれませんんが)
つぎのような方は特に注意が必要です!!
① 住宅ローンの完済年齢が75歳以上となっており、定年時点での残債が1000万円以上
のかた。
② 貯蓄で300万円以上貯めた経験が無い方
③ 特別な理由も無いのに年間、年収の10%未満の貯蓄しかできていない方
④ 早期退職等、リタイアする時期を前倒しする予定の方
など。
老後資金準備は、以前の常識がまったく通じなくなった話の代表格ではないでしょうか?
そのおもな理由は、
・公的年金制度設計が、推定老後期間約10~15年ほどの時代のままであること。
(簡単にいうと、日本人の寿命が非常に延びたということ)
・貯蓄金利が史上最低水準で推移していること。
・労働環境等の変化が大きいこと
(平均所得の低下、所得の伸びが鈍化、退職金制度の変化、就労形態の変化など)
・社会情勢の変化
が挙げられます。
そういう時代であるからこそ、ますますお金の専門家としてのFPの真価が問われます。
日々、精進していきたいと思います。
また、今回お話したのは、あくまでも一般論です。
状況やライフスタイル、老後の過ごし方等が多種多様になった現在、必要な老後資金には
個人差があります。
気になった方は、「御自身の場合はと」具体的に相談をされてご確認ください!!
- 関連記事
-
- 保険選びは入口よりも出口重視で!! (2012/10/13)
- 外貨投資をどう考えるか? (2012/10/11)
- 注意!!各資金準備不足のつけは老後資金に影響がいく!? (2012/09/25)
- 保険ランキングは、あくまでも”参考程度に” (2012/09/19)
- 10月から導入される『環境税』とは (2012/09/16)
コメントの投稿