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マルクス 資本論

お玉ね、ブログでさ、マルクスを取り上げるの躊躇してた。別にお玉共産党員じゃないのに、そんな記事書いたら誤解されちゃう・・なんて、思ってた。それにね、よくわかりもしないのに書いちゃうことで、党員の方々に怒られないかなあなんてね・・ちょっと怖かったりして・・気軽に出せないテーマというか、そんな感じがしててね・・すごい偏見・・・・でも、実際みんなもあまり書かないもんなあ・・

もう何年も前のこと
お玉は読書ブログを書いていた・・そのころ、ふと古本屋さんの店頭の本棚に、マルクスの資本論が宗教学の本と一緒にで~んと並んでいるのを見かけて「いまどきこんなの読む人いるのかなあ」ということを素朴に書いちゃったことがあります…マルクスって古臭いなあ・・とか時代遅れだなあ・・とか、まだ政治の世界を新聞でしか知らなかったお玉は、そんなことを思っていた…

今日の朝日新聞に的場昭弘先生の「資本主義はどこへ」っていう記事があって、マルクスが復活するんじゃないかと右派が気にしている・・という話が書いてあっておもしろかったです。この先生が書いた本を実はお玉は持っていてねえ・・・

今の時代にマルクスが現れたらどういうか・という導入部分は面白かったけど・・中身は正直難しかった・(早い話がお玉が挫折した本です)

マルクスだったらこう考える (光文社新書)

マルクスだったらこう考える (光文社新書)
(2004/12/14)
的場 昭弘

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的場先生の本は挫折しちゃったのだけれど…・・でもこの頃「流行ってる」おかげで読みやすいものも登場してくれてて、友人に勧められて読んだのがこれ。

いまこそ『資本論』 (朝日新書)いまこそ『資本論』 (朝日新書)
(2008/09/12)
嶋 祟

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花子さんと太郎さんが先生に資本論をわかりやすく教えてもらうんだけど、具体的にパン工場で働く人や雇い主を演じてその立場で感じていることを表現しながら資本主義を説明していくのが面白い・・・

マスクスの資本論は、一冊目がとっても難しいらしい・・と大昔聞いたことがあって、でも、その解説書も難しいんだよね・・なんかかしこい人の本ってイメージが強くてねえ・・・だからこういう楽しく読める解説書があればいいなあ・・っておもうのだ。

 

で?マルクス書いちゃうと、それだけでなんか「まずい」雰囲気ってまだあるのかな?

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(非公開コメント受付中)

おひさでございます キンピーさま
つい先ほど出先のついでに立ち寄った本屋で買ってきました「マルクスだったらこう考える」。さらについでに並んでいた「ネオ共産主義論」も。さてさて、この2冊 もと民主青年同盟ではなくマルクス主義学生同盟員はどう読むか、なんて気張らず暇にまかせて気楽に読んでみようかとおもいまする。

”跳躍”資本論は内容的には刺激は乏しいかもしれません。資本論に書かれている通りなので。ただ、入門書としてはたいへん出来がよいかと。キンピーさまには退屈かもしれませぬが。

お玉さま 私信にて失礼いたしました。


的場氏の著書は「ネオ共産主義論」ってのを暇つぶしに読んだことがありますが、とても読みやすいものでした。
でも内容的にはあまり刺激を受けませんでしたねぇ。
それ以来氏の著書に手を伸ばしていないのですが、超訳資本論の評価は良さそうなのでさっそく発注しました。
ついでに面白そうだったので「マルクスだったらこう考える」て本も。


しほーん論
あぁ!という間に2月も半ばになっておりました。 おひさしぶりでございます。

さて、的場昭弘氏の新書を私も先月読みました。お題は”超訳「資本論」”であります。資本論第一巻の概略解説本なのですが、今日的な問題とも絡めつつ「ですます」調でかかれた平易な文章は、こんなにやさしい入門書ははじめてだぁ!といった感じでした。

原典を先に読んだ者にはちょっと飛ばしすぎかな、”超訳”というより”跳躍”じゃないの、というくらい思い切って難解なところを、あるときは避け、またあるときは切って捨て平易な次述に固執したことは誠にアッパレ!! それをもって、きっちり原典への誘いの言葉に転化しているところが流石プロ!! おすすめの入門書でございます。 

ところでお玉さま、資本論で一番難しいのは一冊目というより、”第一巻資本の生産過程 第一編 商品と貨幣 第一章 商品”つまり、冒頭の一発目がスペシャル難解で、読み進めば豊かな歴史的叙述に彩られてそれなりに面白くもあります。(ただし第三巻は除く)

資本論でマルクスが明らかにしたことは、資本とその運動法則、それにまつわる資本家の”嘘”。
そして、マルクス経済学の今日的意義は、資本論を原論として、資本主義の発展を段階的につかみとり、今日の資本主義の情勢論を導きだすことであると、宇野系のワタシはかんがえております。とはいえ、それができるには相当ステージが高くないとできまへんが。


Venomさん
>結局のところ、マルクス・レーニンのように過激な革命を叫ぶ「科学的社会主義者」がいなくても、社会主義的政策は実現したんじゃないでしょうか?

高度成長期には労働者の要求が経営者側から解決策が提示され、結果的に労働者の待遇が良くなってきた面はあります。
しかしそれは生産性の向上により、人員を確保しなければいけないという資本の論理によってです。

逆に今はその資本の論理によって労働者はバッサバッサ切られる(人間の尊厳や生存権に関わらず)わけですから、これは資本主義である以上是正できません。

歴史を見てもそれぞれの時代にはそれぞれのせめぎ合いがあるわけで、体制内の是正は行われても、体制自体が自然発生的に変わっていくことはないでしょう。


>資本主義の指導者たちは社会主義の様式(保険制度・公共事業)を上手く取り入れてきた

そうですね。 ただそれにはオーウェンのような「空想的社会主義」の思想も含まれているので、マルクスばかりの手柄でもない。

それを可能にした要因は、工業化により労働者にそれなりの賃金を与えた結果、彼らが「大衆」や「中産階級」となり、政治的発言力を高めたこと。

つまり資本家も、ある程度は労働者に富を分配せざるを得なくなり、普通選挙の浸透によって労働者の要求が政府に受け入れられたからこそ、社会主義的政策が資本主義国家に採用された。

それが可能だったのは、列強先進国が帝国主義であり、植民地を搾取して、あるいは独占資本主義によって、必要な財源があったからでしょう。

第一次大戦で膨大な戦死者を出した結果、女性の社会進出が進んだこともあります。 シャネルが働きやすい女性服をデザインしたのも、そのためですしね。

結局のところ、マルクス・レーニンのように過激な革命を叫ぶ「科学的社会主義者」がいなくても、社会主義的政策は実現したんじゃないでしょうか?


一度に意見申し上げますので長文失礼
>Venomさん
資本主義の指導者たちは社会主義の様式(保険制度・公共事業)を上手く取り入れてきたとみるべきでしょう。

>KYさん
高度に発展した(貨幣)資本主義の顛末である今の状態で、資本は労働者を守る術がありません。金をつぎ込んで延命させてもよろしいのですが、次に来る痛みはもっと激しいかと。その時多くの市民は「ちゃんと暮らしている」と思うでしょうか。

>ま さん
合理化の追及は、計画経済でもフォーディズムでも見られましたが、それはその時代背景や、それぞれの国が置かれた立場によって、正しかった場合もありますし、行き過ぎた場合もあると思います。
ま さんの仰るように教条化してはその学説の生命力は失われますが、世界を見渡せばマル経でも色々な学派があって、互いに批判しあいながら高めているように思います。
今は資本の論の続きを共同作業で作ろうとする試みも行われているようですし。

っで、合理化というと無機質で、人間の臭いのしないようなものに思いますが、社会主義思想の根底にあるのは、哲学・宗教、、ユートピア、極楽浄土です。
どこかwの掲示板のタイトルから引用しますが、マルクス自身は「人間にとっての根元は、しかし人間自身である。」と、こう言ってますね。
そして「人間にかんすることで自分に無関係なものはない」とも言っています。
しかし“主義者”は弁証法的唯物論で物事の説明を完成させようとしますが、人間そのもや意思というものは弁証法的唯物論で説明がつくものではありませんし、合理化もできません。
実際社会主義国ではどうでしたでしょうか?
たとえばソ連です。
まるで機械人間の集合体のように見える国すが、ソ連から大ヒットしたイントラレンス(米・長編映画:当初回転率の悪さからアメリカで上映されなかった)や、その時代に開花した芸術は日本にも影響を与え(仁丹のポスターやラムネのポスターなんてそうですね)、社会主義=合理主義(人間性の排除)と断定できない業績も残しています。
こういうものを知ると、私たちもイメージが先行しすぎているように思います。

最後に共産党が信頼されていないくだりは、近しい思想のま さんがそういうのですからその通りですww

>愚樵さん
たぶん主義の違いではなく、工業化に向かっていった時代背景があるのかと。
資本主義での生産性の向上も、農村から人員を動員しなければ成り立たなかったわけで、ようやく今人間そのものにとって何が必要なのか見つめ直しているところじゃないでしょうか。
自然を大事にしながら経済発展を模索しているキューバなんてどうですか?

>BLOG BLUESさん、こかげさん
共産党は革命政党で良いんです。
しかし自分たちの無謬性を守ろうとして、いや正確には幹部の自己保身で無意味なことを積み重ねているから、自分たちの足場を見失い適切な批判も提案も組織作りも出来ないわけで。
ローザのことがちょっと出ましたので紹介しておきます。
「現実に革命的な労働運動が現実の中で行う誤りは、歴史的に中央委員会の完全無欠に比べて、はかりしれぬほど実り豊かで価値多い」


いいコメント欄ですね
お玉おばさん、横レス、深謝です。「ま」さんへ。コメント欄での短い所感表明ながら、実に示唆に富んだ見識と卓見で、感服しました。ご紹介のブログも大変有意義なものでした。ありがとうございます。それにしても、未来を拓く鍵を握っていると、僕は確信しているのですが、共産党はいつ自らの限界に気づき、脱皮してくれるのでしょうか。もし僕らの批判が間違っていると信じるなら、反論すればいい。それさえなく、ただ沈黙なんだよなあ。その姿勢が、先ず間違ってる。


法則性という面から捉えることの大切さ
マルクスが発見した法則を単純に労働者側と資本家側という2分法で考えるところに幼稚的な誤解や混乱があると思います。
資本論のエキスは松竹さんとこの出版社が発行する劇画にゆずるとして、現在の今の今まで、資本論の資本主義分析法を間違いだと指摘した学術は皆無だと思います。

マルクスが予言した発達した資本主義国家から革命は起きるということを逆手に取って、マルクス主義は間違いだとする単純な思考があります。しかし、マルクスの予言は間違いでもなんでもないと思います。

自然界における法則性も偶然の処遇でいろいろ枝分かれすることは珍しくもなんともないが、長い目で見れば結局は根本の流れは法則に沿って変化発展しているのは間違いのないところ。
ちょうど猿人からホモサピエンスに進化発展したように、その途中はゴライアス人とかポビット人やネアンデルタール人などの新生人類が生まれては消滅したが結局は我々のようなホモサピエンスが誕生したと同じことが経済にも法則的に貫徹していると思います。

だから、ロシアや中国、キューバのような発達した資本主義以外から革命が起きてもなんら不思議でもないし、今の資本主義が革命に適しているほど発達しているかどうかはわからないが、
(発達の度合いはあくまでも相対的、昔に比べれば当然発達しているし、資本主義が残っていると仮定して10年後の世界から見れば現在は当然発達途上)
発達した資本主義国家に革命が起きえないという論拠にはなりえるはずもない。

9条の会のメンバーもあるノーベル賞を受賞した益川教授は「200年も経てば戦争はなくなる」と朝日新聞との対談で言われたように、たかだか資本主義が生まれて250年ほどしかたっていない。それを見ないで永遠に資本主義が繁栄し、社会主義などの妖怪的極悪思想は滅びるなどという妄想には到底与するわけにはいきません。

時あたかも南米ではブラジルやボリビア、ベネズエラなどが参加した世界社会フォーラムが開かれ、今までの社会主義の弱点を克服し、21世紀型の社会主義を模索する動きも起きています。社会主義が滅びるのならけっしてこんな現象は起きえないことを世界は証明しているのだと強く感じます。


共産党
共産党が社会民主主義政党に変容せずに、護憲派政党に変容してしまった事が日本における最大の不幸ではないでしょうか。
自民の支持が減ったのはいいが、それに変わるまともな政党が無いというのが日本の大きな問題点だと思います。


マルクスってどちら側?
最近、マルクスが胡散臭いという空気がなくなってきた――これ、いいことなのかな? やっぱりマルクスって胡散臭いような気がする...。

マルクスの胡散臭さってのは、一昔前の資本主義vs共産主義の構図において、資本主義が勝利したことに起因してますよね。で、資本主義も蹴躓いて胡散臭くなったので、マルクスが見直された。

でも、マルクスとその周辺を眺めてて思うんだけど、マルクスってこちら側の人? つまり、ブルジョアとプロレタリアートと分けたときに、本当にプロレタリアートの側の人かな? どうも疑わしい。

マルクスは確かにプロレタリアート側に立った運動もしたし、書物も著わした。けど、それはミスリードだったような気がする。マルクスが本当に敵としたのは資本家じゃなくて、前近代的な労働者ではなかったのか? 草創期の社会主義の思想なんかに触れてみると、どうもそんな気がしてなりません。

何せ私は、前近代的な労働者だからね(笑)


なんですって
再び、こんにちは。「KY」さんに、えらい言われようですが。共産党さん、そうなんですか。やはり、ここは一番「日本共産党を日本共生党に」でしょう。これができれば、政権奪取も夢じゃない。できなきゃ、ま、今回は「100年に一度の好機」ですから、3つや4つ議席を増やすだろうが、未来永劫ヒトケタ前後でしょう。それでいいのか!因みに僕は、資本主義から社会民主主義への「CHANGE」は、革命の名に値すると思う。革命イコール共産主義革命じゃないだろう。ジョン・レノンだって、レボリューションを唱えてたんだから。



資本論の業績と限界
スウェーデンはなぜ世界から注目されるのか、その答えが仏教経済学を標榜する人のブログからかいま見えてきます。
http://kyasuhara.blog14.fc2.com/blog-entry-205.html

この価値観の基本となっているのがエルンスト・フリードリッヒ・シューマッハー(1911~77年)の仏教経済学に基づく哲学。彼はデカルトやラッセル、マルクスやケインズの合理主義の限界を批判し、資本論に見られる数理に基づく経済学ではダメだ、価値観を変えていかなければ世界はやがて破滅の道になると警告を発し続けました。
そのあらわれが最近見られる金融資本の破局と批判だけで的確な方向を見いだせない革新政党。

私は、マルクスの資本論は量子力学と宇宙物理学が密接につながっていると同じように、資本主義の分析を社会の最小単位である商品から解きあかし、「矛盾」と言うキーワードで画期的な業績を残したと思うが、マルクスが礼賛する人間の拡大再生産という行為こそが将来資本主義が朽ちていき共産主義として花開くという究極の楽観主義=無謬論の誤りに帰結していると思います。(ここのところは緑の党の考え方と似通っている)

私は左翼思想の持ち主で当然共産党に一定の好意を持っていますが、党員になって一緒に活動したいとはまったく思いません。当然社民党も論外だが仏教経済学がいいか悪いかを判断するほどの知性は持ち合わせていません。
ただ、シューマッハの哲学が正しいとすれば、日本共産党がマルクス主義に原理的に依存する限り、シューマハーが指摘した限界は当然共産党の党勢の趨勢を考える場合非常に参考になるのではないかと考えました。

松竹さんのブログで伯爵さんが指摘する「共産党がいつまでたっても4%政党になっているのはなぜか」、という問いに党員が的確な返答ができない理由に、マルクスの呪縛から解放されていないからだと思います。当然Looper さんの指摘する「弁証法的唯物論」を絶対視する態度や熊毛さんが指摘する絶対視に連なる「民主集中制」という組織運営も共産党の低迷の原因になっていると言えるでしょう。

この前、一神教が文明の衰退に関係した、というコラムを紹介しましたがマルクス主義の「弁証法的唯物論」の絶対視が一神教に連なって見えてしょうがありません。

しかし、人間の幸せを願うのなら資本論の業績は当然受け継がれなければならないし、これを基本に仏教経済学と協力共同で現代の状況に合ったニューマルクス的経済学を発展させてほしいと願っています。


革命
革命とは社会を転覆することです。自分たちの生活基盤を根底から覆すということでもあります。そのような危険なことを、ちゃんと生活できていてそれに満足している市民がするでしょうか?

共産主義革命が豊かではない国で起こったのはそういう理由です。失うものを失った市民が多数でなければ、革命など起こり得ないのです。

革命政党である共産党が社会民主主義のような「まともな」政策を提言しないのもそういう理由です。そんなまともな政策が通って市民が豊かになったら、誰が革命など支持するでしょう?

そして市民の幸福など目指していない政党が支持されるには、市民はバカでなければいけないのです。従って共産党が教育政策を重視することなど金輪際ないでしょう。

「共産党:経団連からくる痛みを緩和します。服用しすぎると革命を起こすことがありますのでご注意ください」

というコピペがありましたが、共産党はその程度のものと思います。

もし彼らが社会民主主義を採るようなことがあるのなら、それは彼らが革命を捨てたときであり、共産党の看板を捨てるときでしかあり得ません。

そして、日本共産党がそんなことをすることは絶対に無いでしょう。彼らはニッチな革命勢力であり続けなければ自己組織を維持できない、そういう団体なのですから。


社会民主主義があるじゃないか
こんにちは。どうしてもわけワカメなのが。なぜ、日本国憲法を戴く日本に、国民の半数以上が憲法を支持している日本に、憲法の理念を具現化しようとすれば必然的に行き着く、北欧型「社会民主主義」政党がないのでしょうか。北欧諸国では当たり前の「教育費医療費はタダ」を主張する政党がないのでしょうか。かの国々は、日本国憲法をお手本にして国づくりをしたというのに。まったく理解に苦しみます。その象徴的政策「教育費医療費はタダ」を掲げ、資本主義の政治体制から社民主義の政治体制へ、日本を「CHANGE」させ得る政党は、最強の護憲政党日本共産党を措いて他にないだろうから、共産党には、いますぐ「教育費医療費はタダ」を掲げ、資本主義から社民主義への「CHANGE」に邁進してほしいと願っています。



マルクスは、資本主義の実態を解明した功績はあると思うんだけど、いかんせん難解すぎる。 学生のとき、エンゲルスの「空想から科学への社会主義の発展」を少し読んだけどよく分からなかった。 入門なら、レーニンの「帝国主義」(岩波新書)なんかが、分かりやすいんじゃないかなあ。

今は第一次大戦後のドイツについて勉強してるとこです。 カール・リープクネヒトとか、ローザ・ルクセンブルクとか、全共闘世代には懐かしい名前でしょう。 でも結局、「ドイツ革命」は失敗に終わったんですね。 「資本主義の行き詰まりが社会主義を生む」というマルクスの予言は外れ、イギリスでもドイツでも社会主義は実現しなかった。

代わりにロシアや中国など、資本主義が未発達の国だけで社会主義が成立したのは何故か? と考えれば、資本主義でスレてしまった国民は、もう社会主義に魅力を感じなくなるってことかな?


今の企業はこんな感じかな?
「これこそは、資本制的生産様式そのものの内部での資本制的生産様式の止揚であり、したがって自己自身を止揚する矛盾であって、この矛盾は、一見あきらかに、新たな一生産形態への単なる通過点としてあらわれる、かかる矛盾として、それは、また次の現象にもあらわれる。それは、特定部面で独占を生みだし、したがって国家の干渉を誘発する。それは、あらたな金融貴族を、発起人・創立者および単に名目上の重役の姿をとった新種の寄生虫を――創立、株式発行、および株式取得にかんする詐欺瞞着の全制度を、再生産する」

っで、「貴方も金持ちになれますよ」と騙している人たち(ファンドとか)はこんかな感じでしょうか。
「貨幣資本家は、他人の貯蓄を自分の資本にし、また再生産資本家たちが相互に与え合う信用と、公衆が彼らに与える信用とをその致冨の源泉にするのである。」

っで、今はその信用が無いわけで、金融資本もストップ状態。
企業は労働者にしわ寄せして手元に現金を置いておきたいと。

こういう状態では革命もありなんですが、湯浅誠氏の言われるように「みんなで良くなろう」というのにも共感します。

反マルクスの立場のフリードマンなどから言えば「せっせと札を印刷しろ」と。
ブッシュはサブプライムローン問題の時にすぐさま各国の中央銀行を呼びつけて、紙幣を印刷しろと言ってましたね。
往生際悪く新自由主義の流儀で乗り切ろうということです。
今日本で囁かれている「相続税免除条件付き無利子国債」なんて危機に便乗して悪乗りしすぎだろうと思うのですが、その流れです。
しかしプラザ合意から金融緩和、そしてバブルとその崩壊を見てきた日本人としてはちょっと冷ややかに見ちゃいますね。
日本のバブル崩壊をフリードマン流に言えば、「蛇口を閉めたからだ」というのでしょうが、止めなければアメリカの国土は日本人の物になってましたw
フリードマンが生きていたらなんと言ったか見物です。


KYさんの解説がとても分かりやすかったです。
「金持ち」と「貧乏人」が対立ではなく協力しあっていかなくてはいけない。
っていうのはほんとそうだと思います。

ただ現状では、
あまりに金持ちチームが儲けすぎてます。
両者のバランスが悪すぎる。
「100年に一度」がくる以前は、空前の好景気だったわけじゃないですか。
金持ちチームは儲けてましたよね、相当。
しかも法人税も下げてもらった。
なのに……給料は上がらず、どころか
下がってました。
ここんところでバランスがめちゃくちゃになってしまった。

つまり、
今はもうちょっと、金持ちチームには還元してもらわないといけないんじゃないかな。
それをしてからの「協力」じゃないかと思います。


共産主義と新自由主義
新自由主義は比較優位の金持ちが劣位の貧乏人を搾取することで成り立つ経済モデルです。
このモデルが成立するのは
「あなたも搾取する側になれる」
という誘惑にどれだけの人が乗るかにかかっています。

共産主義は逆に、持たざる者が持てる者を略奪するモデルです。
このモデルが成立するのは
「あなたも持たざる者、奪還する権利有る側の者なのだ」
というフィクションをどれだけ信じさせることができるかということにかかっています。

新自由主義の進展は結果として破綻し、金持ちになれるのは一部だけ、ネズミ講が全人類を幸せにするはずもない、という単純な事実を明らかにしました。

しかしかつて存在したあらゆる共産主義政権は社会の多くの階層を「持てる者」として糾弾し粛正してきた歴史を持っています。「持たざる者」もまたごく一部の特権階級だけだったのです。

新自由主義者の金持ちには自分たちの消費と所得が世界を豊かにするのだという大義名分があります。共産主義者には自分たちが搾取されたものを取り戻すという大義があります。
向きはまるで正反対に見えますが、どちらも自分に大義があるから相手からいくら奪ってもいい、という点ではどちらも同じ、「血塗れの双子」と言って良いのではないでしょうか?

資本家と労働者、金持ちと貧乏人、そういった分断と対立を持ち込んで争いを起こすことで「闘争のプロ」が肥え太る、そんな図式が目に浮かぶようです。

日本は資本家と労働者が手を結んできたからこそこれだけの発展をしてきたのではないのでしょうか? それが今になって「内部留保を吐き出せ」「法人税を上げろ」「消費税を上げろ」「貧乏人が消費しないのは犯罪だ」などと、互いをののしり合っているのは何故なのでしょうか? やはり落ち目になると落ちぶれるということなのでしょうか?

戦争が何も生産しないのと同じで、闘争と対立も何も産み出しません。もう少し冷静な態度が必要なのではないかと思います。

長文失礼いたしました。


資本論を劇画でどうぞ
わかりやすい『資本論』の解説といえば、これしかありません。
かもがわ出版が4月に発行を予定している『理論劇画 資本論』です。
以下のところで、若干の紹介をしています。
http://matutake-n.blogspot.com/2009/02/3.html
表紙は、ここに掲載されているものとは別になる予定。わが『超左翼マガジン ロスジェネ』の創刊号風のものを模索しています。
「衝撃の登場! 日本の現実がこの本を求めていた!!」と売り出すつもりですが、どうなるでしょうか。
劇画部分が大半ですが、「金融危機で一挙に200兆円もの損失が生まれた理由」など、10テーマでの解説付きです。
乞ご期待!


>一冊目がとっても難しいらしい・

第一巻ですね。

商品分析のところは延々と同じことばっかり書いてあるように思った。わからなくてもそのまま読み続けたらそのうちわかり出すと言われて読んだけど結局は半分も理解できなかった。

「株式の民主化」という提起もあったような。

GDPが年率換算で▲12.7%!株の低下が心配。


まずい雰囲気
とかじゃなくて、資本論のほとんどは今の経済の仕組みを研究して「あ、これは資本主義だ!」ってことを言っているのでしょう。
共産党員じゃないから資本論なんて関係ないとか、俺は共産党嫌いだから資本論を否定するとか言う人は今の社会を資本主義とは呼ばないで何と命名するのでしょうかw

っで、マルクスは人間の歴史を階級間の闘争と位置付けていますので、搾取階級は必然的になくなるだろうと分析しています。
ここは意見の分かれるところですね。



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