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言わずもがな、ザ・フーの代表曲をタイトルに冠した、 異色にして出色のドキュメンタリー映画を観た。心の震えが止まらない。 自らもその一人であった、今は老優であるマイケル・ケインをナビゲーター役とした、 遥か半世紀以上も遡る、「マイ・ジェネレーション」たちの陶酔の時を刻印した一篇。 ![]() 画面を席巻する、音楽のビートルズ、ファッションのツイッギー、 現代アートのホックニーなどなど、その肉声と映像が、存分に楽しめる。 僕は、「マイ・ジェネレーション」に一歩乗り遅れた世代であり、遂に、 陶酔の時は来ぬまま過ごした、シラケ世代ですが。その飛沫は、確かに浴びた。 今の若者たちに、ぜひ、観てほしい。こんなにも自由なんだよ、 こんなにも熱いんだよ、青春ってさ。 なぜ、1960年代、英国に於いて若者文化、ポップカルチャーが花開き、 それまでの価値観を変えるほどの影響を、全世界に齎したか、判りますか。 そう、本作を観れば、判る。 第二次大戦後、英国では、労働党が政権の座に就き、 社会福祉政策の徹底した充実が図られた。それに由り、 ワーキングクラスの子どもたちが、グラマースクールに進学することが、 できるようになった。本作品中、ポール・マッカートニーが、 自身の原体験として、語っている。これほど確かなことはないよ。 自由と平等を求める、修正資本主義、社会民主主義。 それが機能してたとき、西側諸国は、大発展したの。日本も然り。 僕も、その恩恵を受けた一人なのだ。 甦れ、修正資本主義、社会民主主義。そこからは、人間一人ひとりを尊ぶ、 社会が生まれ、文化が育まれる。ひいては「楽しい国」に、なる。 #
by blog-blues
| 2025-03-01 12:57
| シネマ夜話
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往年のNHK総合、名物番組のプレイバックである。 昭和50年放送の本作は、ビデオ化されたものを以前観ており、 秀作揃いの新日本紀行のなかでも屈指の面白さ、 よみがえらないかなあと、心待ちしていた一編。 ![]() 番組のクライマックスは、晩秋の恵迪寮祭。 赤褌一丁で、札幌大通りを練り歩き、一升瓶を喇叭呑み、 法螺貝を吹き鳴らし、踊り狂い、挙げ句の果ては噴水に飛び込む。 愚行であり、顰蹙ものではあるが、稚気愛すべし。ば、爆笑だあ。 好漢、自重するな。エラン・ヴィタール、躍動せよ。 BSのプレイバックでは、エピローグに現在の恵迪寮が紹介される。 流石に、赤褌パレードは、廃止された模様だ。そりゃそうですよね、 デオドラントな市民社会に、受け容れられるわけがありませんもの。 男子寮が、男女寮にも、なったようだし、ね。 然るに、寮生による自由自治の寮運営は、熱心なのは女子寮生のようだ、 木造家屋が鉄筋コンクリート造りに変わっても、 根強く継承されている。やるじゃん、近頃の若いもんも。 寮祭のエンディングは、変わらない。 ♪~都ぞ弥生の雲紫に 花の香漂ふ宴遊の筵 尽きせぬ奢に濃き紅や その春暮れては移らふ色の 夢こそ一時青き繁みに 燃えなん我胸想ひを載せて 星影冴かに光れる北を 人の世の清き国ぞとあこがれぬ~ 尽きせぬ奢、そういえば与謝野晶子も歌っていた、 「その子二十櫛にながるる黒髪のおごりの春のうつくしきかな」と。 いいないいな青春っていいな。 #
by blog-blues
| 2025-02-12 13:05
| シネマ夜話
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故山田太一の一周忌を記念し、昨年末からBS-TBSで再放送された。 全15回のシリーズドラマ、年を跨いで完結した。 ![]() 僕が中学生の頃からかな、始まった地上波TBSの夜10時台、 「木下恵介・人間の歌シリーズ」の第12作目。 放送開始は、僕が進学上京した昭和48年。 下宿アパートで、毎週熱心に見ていました。 ♪~肌の日焼けが薄れていくように 激しい夏が遠くなる いまは秋 風が二人を散りぢりにして 僕らの恋を想い出にする それぞれの秋 それぞれの窓 それぞれの空 それぞれの愛~ ああ、この主題歌は、学生運動の、フラワーレボリューションの、 終焉を込めた、僕らの時代をうたったのだなと。 それだけで、ぐっと来てしまった。その後発表された、 『岸辺のアルバム』よりも、『想い出づくり』よりも、 『ふぞろいの林檎たち』よりも、僕は、共感を覚えた。 山田太一の、出世作にして、最高傑作だと、今も思う。 ディスカッションドラマ、なのである。ヌーヴェルヴァーグ、なのである。 主演かつドラマの語り部である小倉一郎が、カメラ目線で、 視聴者である僕に、語りかけるのだ。で、それが、山田太一の出自である、 松竹大船伝統のホームドラマって、スッゲー。 政治や社会をテーマにしてんじゃない、家庭問題をテーマとして、 登場人物たちが、ディスカッションするんだよ。テレビドラマで。 面白いよなあ。形式的にもそうだが、ディスカッションの中身が、 頗る辛い鋭い。お茶の間に届けるホームドラマの則を超えている。 そうしたドラマを、当時、僕らは、日本国民は、視聴していたのだ。 それからしばらくし、日本は「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と、謳われた。 大丈夫だろうか、日本は。山田太一ドラマは、 平成以降、見向きされなくなって行った。 #
by blog-blues
| 2025-01-11 23:32
| シネマ夜話
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ハリウッド・クラシックスの最高峰。 ![]() もちろん、ご覧になっているであろうが、 誰よりも、雅子皇后に、ご覧いただきたい名作である。 下掲は、1月3日付毎日新聞朝刊社会面の記事。 毎年恒例のニュースであり、この報道に接するたびに、僕は、 天皇家の方々は、大変だなあ。天皇家に生まれなくてよかったなあと、思う。 ![]() 防弾ガラスの窓越しに、国民に手を振る。1日5回。 パンダですか、私はと、思っても無理はなかろう。 雅子皇后ご自身と、そのご家族の方が、天皇家への輿入れを拒み、 拒みきれずに輿入れしたことは、国民周知の事実である。 だからこそ、天皇制など非民主主義の最たるもの、廃止すべしと、 力説する人もあろう。だが、しかし、それは、浅薄な考えではなかろうか。 天皇家の人間に限りませんよ、ほとんどすべての人間は、 自らが負った、自らに降りかかった、運命を受け入れ、生きてますよね。 それが、まあ、自分の運命なのだと、覚悟を決めざるを得ないですよね。 諸法無我。関係性の中でしか、個人の存在など、有り得ないのですから。 オードリー・ヘップバーン演じる、アン王女のように。 雅子皇后もまた。 永遠不滅の名作『ローマの休日』の名作たる所以は、 運命を引き受けざるを得ない、人間の生の悲しみと、 運命を自ら引き受ける、人間の生の勁さを、十全に、表現し得たことである。 ラブコメというキュートなシチュエーションの中で。 『ティファニーで朝食を』の、『麗しのサブリナ』の、ペップバーンと較べて観よ! 『ローマの休日』のヘップバーンの輝きが隔絶してるのが、誰の目にも映るだろう。 #
by blog-blues
| 2025-01-04 00:16
| シネマ夜話
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NHK-BSで放送されてたと思う。 「詩のボクシング」は、放送されるたびに視聴していたのだが。 今回再放送された、ねじめ正一VS谷川俊太郎の、 「詩のボクシング」は、未見だった。 僕が視聴していたのは、地方予選を勝ち抜いた、 無名の詩人たちによる、全国大会決勝の模様だった。 それに先立つ番組だったのだろう。とまれ、 僕が今年見たテレビ番組で、最高に面白かった。 蝶のように舞い蜂のように刺す、 華麗な谷川俊太郎の詩のボクシングスタイルに対し、 がむしゃらに言の葉の暴力を振るう、ねじめ正一。 スタイルの違う両者の激突に、僕は、あしたのジョー、 力石徹VS矢吹丈の血戦を、想起してしまった。 ちなみに、僕の採点は、92対92のイーブン、ドロー。 ゲスト出演の高橋源一郎は、 谷川俊太郎のTKO勝ちとジャッジしていたが。 なるほど、言葉選びの洗練さ、完成度に於いて、 一日どころではない長があったのは、 文芸に関心のある向きには、誰しもが認めるところだろう。 だが、僕は、ねじめ正一の、洗練とはほど遠い、 切羽詰まった言の葉に、より詩魂を、感じたりもしたのだ。 いやー、好いもの見せて、もらいました。 番組の最後、故人と深い親交があったという高橋源一郎が、 最も好きな谷川俊太郎の詩として「かなしみ」を紹介していた。 あの青い空の波の音が聞えるあたりに 何かとんでもないおとし物を 僕はしてきてしまったらしい 透明な過去の駅で 遺失物係の前に立ったら 僕は余計に悲しくなってしまった 僕の処女作「木枯し」は、これと通底してんじゃん、と思ったのは、 度し難い、僕のつけあがった思いであろうか。 お忘れ物のないようにと 車掌が ぼくは慌てて あたりを見まわす 忘れ物などないのです ですが 何かしらどこかへ 忘れてきたような ![]() #
by blog-blues
| 2024-12-21 00:59
| 文学の風
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