内容について、ざっくり説明してあるんだけど、最後の数行がとってもいい!!
「事実上日米安保に頼るしかなかった日本に、9条の新しい使用法を説いた本」
「ある人には邪魔者扱いされ、ある人には神と崇められた9条は、いがいにフツーに使えるやつだったのだ」
「あっさりクビにするのはもったいない」 だって!!
こりゃまた買う人増えそうね。
・・・アマゾンではずっと品切れ状態ですけれど、
まだ各本屋さんに並んでいるのでしょうか・・・不安だ・・
リベラル保守からリアリスト左翼まで 過激すぎず、まったり過ぎず、より多くの人に伝わる言葉を探します
「憲法」改正と改悪―憲法が機能していない日本は危ない (2012/05) 小林 節 商品詳細を見る |
立憲主義は大事だし(何回も書いてる)
理念をわかりやすく説明することも重要だと思ってる。
立憲主義の意味・・・お玉がこの連載のはじめに書いたことは次の三つ。
国民の1人1人の自由と権利を保障するために国家権力を制限するのが「立憲的意味の憲法」の本質。
国民の大多数が必ずしも正しいとは限らない、国民の多数意見の暴走への歯止めでもある(間違ったデモクラシーの暴走への歯止め)
これらがすごく大事な考え方だとわかった上でお玉は書いてるつもりなんだよね・・・
制限とか歯止めとか書いてあるから、じゃあそれが止められなくなった時、私たちはどうしたらいいんだろう?って疑問に思ったんだよね。
タマちゃんのクラスの話が実生活的において行き過ぎた仮定なので、それがダメと言うならもっとリアルに、いうとね。
いまこの不安定な社会の中で、一時的な感情で民衆(国民でもいいけど)が危険なカリスマ性を求めて頼ろうとして・・その結果誤った判断をしないとは、お玉には思えないんだよね。
小泉内閣のときくらいならば「期待はずれ」だとわかるまでにさして時間がかからなかったから良かったけれど…もっと巧妙な展開で大多数が望んでしまうカリスマ性のようなものが現れれば・・マスコミも巻き込んで簡単に暴走するとお玉は思ってる。
そして、そういう場面まで想定して、そうならないために立憲主義の理念をどう生かさないといけないかを考えたい、そして伝えたいそう思っているだけなんだけれど・・・・そういう危惧は立憲主義を語る上で必要のない不安なのかなあ?それは別の問題であり次元が違うって言う人がいて、憲法学者さんと同じようにお玉に言ってくれてるみたいに感じたけれど・・
立憲主義の理念があって、現行憲法さえがあれば、そういうことにはならないの?間違った民主主義はちゃんと歯止めをかけられるの?
もちろん、立憲主義が邪魔で憲法を改正しようとする動きに反対している、お玉たちのリアルな活動ももちろん、そのための努力ではあると思う。
何度も言ってるんだけれど、立憲主義を否定しているんじゃないんだよ。その理念が通用しなくならないために私たちはどうしたらいいの?・・と思ってるだけなんだよなあ・・・・お玉は。
とはいえ、これでいったん終わりにするけどね。
お玉って案外頑固でしつこいので・・きっとまたやる。
##お玉のわがままな記事に付き合ってくれてありがとう。
記事違いに議論が発展すると判断した2件以外のコメントはすべて表に出してます。
思ったほど書き込みがなかったのは、共感してもらえてないからだろうなあと思ってます・・・・でもみんなのコメントのおかげでまた違う視点から書いてみようと決意も新たになってます。
ある友人に宛てて言った言葉ですけれど・・信じるに足る有効なフィクション(憲法と立憲主義)が脅かされた時に、そのためにリアルに戦える同志を増やしたくて、お玉はこんなブログやってるんだと思います。 本当に世間が暴走した時にそれを止めることができるのは お玉さん流立憲主義への疑問・4
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
この記事の一つ前に書いた、アンパンマンの話も載せておきましょうね・・
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
理念としての立憲主義ではなくて、私たち民衆の一人一人の闘う気持ちなんだ。
ということがお玉は言いたかったんだと思います。
立憲主義の考え方はとても大事なのです。
これを憲法改正論の中で否定することはお玉も許せない。
立憲主義は弱者を守るために必要な理念です。
国を縛るという表現も間違いではないでしょう。
普通に今の日本で生活していく上でその理解でいいのかもしれない。
今回のお玉の設定しているタマちゃんのクラスは 撞木鳥さんがおっしゃる通りハードルが高いかもしれない。本来立憲主義的役割を果たすべき先生を「機能しない」といってるのですから・・
でも、守ってもらえるから大丈夫という考えが蔓延しそうな違和感をお玉はぬぐえなかった。
今、実際に「闘っている」人たちにとってそれは自明なことなんだけれど、そうでない大多数の人たちには一番大切なものが脅かされる時に真に行動しようという気持ちまで持っていくことは、とうていできないと思ったんだよね・・
松竹さんはヒットラー時代のユダヤ人弾圧までに行われてきたはじめは「小さかった」弾圧をなぜ止められなかったかという例を出して説明してくれてたけど・・
お玉は「茶色い朝」という本を思い出したよ。 茶色の朝
(2003/12)
フランク パヴロフヴィンセント ギャロ
商品詳細を見る
立憲主義の大切さを伝えるだけでは片手落ちだと思った。
だからこそ、それを脅かされそうな時、それに気が付く人たちの存在は大きい。それに気が付ける人たちはきっと一番に被害を受けるだろうけど、その時に私たちはどう行動したらいいのか?
実はね、長谷部先生と杉田敦さんの「これが憲法だ」での問答を見ていてね、それを初めて読んだ二年前には絶対的平和主義が立憲主義とは相いれないというところばかりに目がいってしまって・・これもまたとても大事な視点で「その時の正義」が必ずしも絶対に正しいわけではないので・・・・ でもじゃあ私たちはどうすればいいのかを語ってくれてない。
これが憲法だ! (朝日新書) (2006/11) 長谷部 恭男杉田 敦 商品詳細を見る |
いつもいつも、お玉を応援してくれてありがとう!!そしてポチしてくれて、ありがとう! ↓お読み頂けましたら、どうかポチッとお願いします。