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2009/06
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言霊の国の移植法

書きようはとっても荒いから物議はあるでしょうけれど・・・・

KYさんの発言に日本独特な感性というか、ウェットな部分を感じました。

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禁忌

<臓器移植≒死骸喰い> <臓器移植≒人殺し促進> というところでしょうか?

前者は<死≒穢れ>として、<死骸>の一部を身体に取り込むこと、<喰らう>ことを禁じる禁忌に触れる、ということでしょう。 後者は<医師>という患者に対する絶対者への根源的な恐怖と不信でしょう。 そしてどちらも口に出すことは憚られる、<禁忌>に違いありません。
だからこそ、臓器移植、脳死判定についての議論はいつも<推進>と<議論をつくせ>の対立なのです。 <議論をつくせ>とは、言葉を換えれば、<俺の代では決めないよ>、つまり関わりそのものを忌避する、という禁忌に対する未開社会での普通の態度に他なりません 
梅津和夫のホラー短編にも、意識はあるのに身体を動かせず、そのまま心臓を摘出されてしまった娘が死霊となって墓を抜け出し、移植を受けた娘の胸から自分の心臓をえぐり出し、墓へ持って戻っていく、というのが何十年も前にあったくらいで、日本人はこの言語にできない恐怖を克服するまで延々とこの議論を続けるのでしょう。

今回はWHOが渡航移植の自粛を呼びかける、という外圧でことが進んでいるわけですが、もしこの外圧が無ければ、脳死と移植という<穢れ>を外つ国に求める渡航移植は永遠になくならず、国内脳死移植はほとんど進まないまま放置されただろうことは容易に想像できます。

まぁ、形だけは西欧文明を受け入れたように見える日本も、一皮むけば未開の土俗が蠢く言霊の国なわけで、理性的な議論はこの問題については成立しないのではないでしょうか
~~~~~~~~~~~~~~~KYさんのコメントより
 
 オカルト的恐怖感があるとかないとかは別にして(だってそんなの世界中にあるもんね)、「言霊の国」というのはわかる。日本には何だろう?科学では割り切れないものへの独特の感性を結構多くの人が持っていて、いい意味でも悪い意味でもそれが多くの「日本人」を作ってるように思います。
だから外国のように「移植を受ける権利はだれにでも等しくある」という側から見ることがなかなかできないのかな・・・・
助かる手だてがあるのにお金さえあれば、海外で助けることができるのに、それができずに悔しい思いをしている人がたくさんいるのよね。
そして、移植を受けることを権利と考える国にしてみれば、なんで、医療技術のある日本でせずにうちの国で移植するのか??と思ってしまわれてるんだよね・・・・・
心臓移植のように、そのやり方を知っていると、本当にそれでもドナーになれるのか?と問われて躊躇する人は多いのだと思うの。じっさい、腎臓ならいいけど、心臓はちょっと・・と言われる人も多いでしょう?
そこを法律で「脳死は人の死」とすることで心臓移植へのハードルを低くしようとしてるのだと思うのね。子供の脳死を認めたからと言ってドナーになる人が一気に増えるわけではないとお玉は思う・・移植法が制定されてから他国のように定着するまで・・きっととても長い道だと思うし、逆にそうでなく、もしも一気に子供の移植件数が増えれば、システムのおかしさを疑うと思います。だからコーディネーターの養成には特別な配慮をしてほしいし、予算を組んでほしいとお玉は思う。 
何が一番大事なのか?
命を助けることと同時に、助けたい、助けてあげようと思える人を増やすことだとお玉は思う。逆に減らしてしまうような議論なら、する必要はないし、「すべきじゃない」
####以前、京都大学の移植外来で生体肝移植後、元気になって主治医にお礼の手紙を寄せる子供たちの写真を見ました。あれを見ていたら、科学の進歩は本当に素晴らしいと感じます…先日書いたとおり、移植後、生きながらえるだけではなく、元気に普通の日常を送ることができるようになる、そこにこそ、移植手術の素晴らしさがあるのだとお玉は思います。

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メールが怖いと思うとき

実はお玉はメールでやり取りするのが苦手です。

メールを開くのが怖いと感じることがあって、まあ、それは一種のトラウマなのだけど、親しい人とであれ、そうでない人であれ、何度もメールで大事な話をやり取りをしていると、手が震えるほどそのメールを開くことに勇気がいるの。え??信じられないって?たしかに・・なので、本来は楽しいこと以外メールには書かない、書きたくないのよね・・・・

ところがさ、ブログは比較的平気だし、楽しむこともできるのね。こんなコメント欄で人様にいろいろ書いていただいてるブログなのに、管理人が実はメール恐怖症だなんて。。誰も信じないよなあ・・・

などと書くのは今回が初めてだね。そう、ずっと隠してきたことだから。お玉は、リアルでもネットでも、そういうキャラではないからね。自分のそういう部分は否定したいほうだったのよねえ・・

これを書けるようになったのは、進歩かな・・とおもうのね。メールが怖いって、理解できないでしょう?でも、あるの。すごくいやだと感じてもそれを口に出して言えないのよね・・今もそういうところ、残ってるけど・・・

この話を言えるようにしてくれた人に感謝。

ぽこたんさんは、今後もあまり表には出してあげれないけど、もうかれこれ一年以上か??

毎日のように書いてきてくれるというその一点に愛を感じてるよ。 

 

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幸せな死なんてないんだよ・・
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幸福な死・・・そんなものはないんじゃないかな・・そう思える。
たとえ愛する家族に囲まれて、「さようなら」をいえる状況で死をむかえたとしても、人は瞬間瞬間で思うことが変わるの。その一瞬幸せな死と感じても、次の瞬間には、死にたくないとあがくものなの・・ああ、今死ねたらどんなに幸せかとおもえるその瞬間に死ねるのはしあわせ・ でもそれを逃して、生きながらえたときには・・死と向き合いつつあらがい抵抗するのが人なんじゃないかな・・お玉はそう思う・・

人の死を見つめ、死ぬその瞬間を科学的に解明したいと頑張り、今も世界的に医療界ではバイブル的カリスマ性をしらせめるキュプラー・ロス・・この人の人生を見ていると・・理想の死とか幸せとか・・そういうものは残されたものの感性であって、当事者の思いとはかなりかけ離れているのだろうと感じます・・
幸福な死なんてない・・・・愛する人と永遠の別れを理想的な形で行えたとしても、その幸福は残されたものの感性でのみ納得できるもの。当事者は果たして死にゆくその瞬間・・・幸せなのか・・・・???

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誰にもわからない話をしているのです
正解なんてないのです。
何が一番大事なのか?
誰を助けるべきなのか?
残された人の気持ちはどうなのか…


お玉は政界に感受性と想像力ななさを感じる・・
臓器提供する側の痛み・・・移植を望む側の痛み・・


繊細な傷つきやすい両者に対して、
~すべきである・・・
そういう論調で話すのはおかしいなあって感じるの・・・・


「その言い方は失礼です、相手を傷つけるばかりです…」

そういうあなたの言い方も相手を傷つけるばかりです・

正義を振りかざさずに対話を持てる余裕が欲しい・・


なぜならみんな、本来の当事者ではないのだから・・
当事者意識を持っているひとではあるけれど、当事者ではないのだから・・



理想的な死なんてないよ。
幸福な死なんてないんだよ。

そもそも何を持って幸せなのか?そういう語り方をすることも傲慢ではないのかとお玉は感じる・・

そして、あなたの言い方は人を傷つけているといいながら、相手の思いを察することのできない言い方もお玉は嫌い・・・・・

 そして、もっといやなのは人の死をデーターだけで話そうとすること・・

一番傲慢なのは自分基準でしか死を語れない、お玉かもしれない・・

いま痛烈にそう思いつつ、書いてます。 

 

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あなたにも九条の会が作れます…その1
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久しぶりに思いっきり九条の会メンバーな記事ですが・・

ちょっと入用で、こんな文章を作っていました。あ~こんな誰でも突っ込めるところに議論しかけてくるのは愛がないと判断しちゃうので・・・・コメンター各位さま(と予防線を張りつつ・)

9条二項を変えないとできないことは、いまや交戦権だけかもしれないもんね・・・・

「普段着の母ちゃんが9条の会を作ってみようと思い立つ時・・」

食卓の椅子に座っておやつを食べながらテレビを見ている母ちゃん。家事の合間のこのひとときが何よりのしあわせ・・

何か面白い番組がないか・・とふと、テレビのチャンネルをいじれば、画面いっぱいに戦場の病院で横たわる子どもたちの姿・・爆弾によって包帯を痛々しく巻かれて、苦しむ・・・その横には必死で子供の名を呼びかける母さんの姿・・・・・テレビを見ていたお母ちゃんはそのつらい光景にもらい泣きしてしまう。

そこへわが子が小学校から帰ってくる「母ちゃんどうしたの?」

母ちゃんはテレビに写されていた惨劇を涙しながら語って聞かせる・・

母ちゃん「私たちは日本人でよかったね。日本はそんな戦争にはならないのだから・・」

子供「どうして?」

母ちゃんもここで考えた・・・・・・どうして日本は平和なんだろう?今まで当然だと思っていたけれど、そんなこと不思議にも思わなかったけれど、どうして日本はほかの国と戦争をしなくてもいいのだろう・・・・・

それは憲法九条というのがあって、戦争をしない国でいることを憲法で約束しているから・・でもこの頃、九条を変えようとか聞くことがあるなあ・・・変えてしまったらどうなるんだろうなあ・・・

子供「九条を変えちゃいけないよね、母ちゃん・だって戦争をしないお約束をなくしちゃうのでしょう?」・・・

母ちゃんははっと気がつく・・「そうだよ、変えちゃうのは嫌だって声に出して言わなきゃ・・九条を変えちゃったら、戦争のできる国になっちゃうよ・・どうしたらいやだって言えるのかなあ・・・・・」

ふと眼をやればそこにはどこかで配られていた、九条の会の案内リーフレット・・・

「九条の会って、私や子供でもにでも作れるのかなあ・・」

 

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夕張夫妻・・市政の本気を感じました・・

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そういえば、夕張市がこんなキャラクター作っていたような…でも良くしらなかった。負債を抱えていることを引っ掛けて作ったキャラなんだって・・

金はないけど愛はある・・か・・いいね~~~~

yuubari 

夕張夫妻公式ホームページはこちら⇒ http://yubarifusai.jp/

夕張市はご存じのように負債をたくさん抱えて(300億とか、500億とか・・すごい・・)市長さんを選び直して、市職員の給与を言及して、リストラもして・・・・・高齢者の比率が高いし、税金収益もそんなにないし・・・・と大変だけど、夕張市の必死さをこの夕張夫婦からお玉は感じるよ。

第3セクターの失敗とか・いろいろあるのでしょう・・・・・・・神戸も夕張市並みに負債あるはずだし、財政破綻寸前だったように思うのだけれど・・今どうなってるのでしょうか・・・・・心配だ・・

 

共同通信より・

「夕張夫妻」がグランプリ  カンヌ国際広告祭

 北海道夕張市の観光PRキャラクター「夕張夫妻」が、世界三大広告賞の一つ、カンヌ国際広告祭のプロモーション部門でグランプリ(最高賞)を受賞した。キャラクターを制作した「ビーコンコミュニケーションズ」(東京)が23日明らかにした。

 夕張市の抱える「負債」にちなんだ「夕張夫妻」は2007年に誕生。特産の夕張メロンに似た髪形で、座右の銘は「金はないけど愛はある」。同市の観光会社などが中心になって売り出し、市もこれを活用して“夫婦円満の町”を宣言している。

 ビ社の担当者は「コンセプトと時代背景がマッチして評価されたのでは。今後も夕張復活の手伝いをしたい」と話した。

 カンヌ国際広告祭は、世界各国から集まったテレビCMや印刷広告などを部門ごとに審査。プロモ部門は優れた販売促進の活動や手法などが評価対象。08年にはユニクロの広告が別の2部門でグランプリを得た。

2009/06/23 19:18   【共同通信】

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移植の予後

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追記しました・・14時15分

 晴耕雨読の早雲さまからコメントいだたきました。

 

「一生懸命考える」前に

本当に移植医療は患者を救うのか?   

お玉さん、お久しぶりです。 

以下はTBした記事からの抜粋です。
 

「脳死者から臓器の呈供を受けて移植してもらった人は、かなり長く、巧く行けば健康な人と同等に長生きできる、と思い込んでいる者が多いが、実は、被移植者の平均余命は健康人に比べてかなり短いことを、全米臓器移植機構2003年8月公表の統計が示している。 

移植された臓器の種類により大きな差があるが、10年生きえた人の割合は、心臓45.6%、肝臓45.5%、膵臓20.5%、肺18.6%、小腸0%である。 

さらに問題なのは、被移植者(レシピエント)が生きていられるのはすべて移植のおかげと信じられているが、実は心臓移植を受けずに生き長らえる期間の平均と、受けて生き長らえる期間の平均とを比べることのできる統計調査が、1991 年にアメリカで行われて、その結果意外な事実が判明した。
 

すなわち、「(移植)待機患者のうちで、心臓移植の必要を宣告されてから移植を受けられないまま 1年後も生存している者の割合は67%」であるのに「対して、心臓移植を受けたレシピエントのうち1年後も生存している者の割合」「は88%であった。」 つまりこの場合の心臓移植の延命効果は21%である。 

次に、平均待機期間の6ヶ月間待機した患者がその時点でも心臓移植を受けられない場合の1年生存率は83%であり(生存率が上昇しているのは、移植の必要宣告後に受けた内科的治療の効果と思われる。)、延命効果は5%に低下する。 

「つまり、心臓移植の必要を言われて内科治療で6ヶ月間生きた者は、6ヶ月後に移植を受けようと受けまいと、その時点からの1年生存率には大差がないのである。」  

さらに9ヶ月待機してその間内科治療を受けた人の1年生存率は88%で、延命効果はゼロであり、「待機日数が9ヶ月を越えた場合は、」「待機患者とすでに心臓移植を受けた者の1年生存率は逆転し」「移植手術を受けずに内科治療に専念した方が生き長らえる蓋然性が高くなる。 

心臓移植の延命効果はマイナスになるのだ。」 

日本国内ではこのような統計は(あえて?)取られていないようです。 
ご存じの方がいらっしゃいますか?
 
お玉が知っているのはアメリカでの移植後の生存率がここ十年でとても向上していること、その理由の一つは、手術の技術ではなく、免疫抑制剤のいいものができたため・・・・ですよね。
そして、早雲さまがおっしゃるように、移植後生存率が低い、もしくは移植していない患者さんとの差がさほどない理由は、重症度の高い(余命が少ない)患者さんに優先して移植するから・・・・だったと思うのですが、すみません、信頼度の高いデーターが日本にはないとお玉も思います。日本心臓財団もこの件にはふれてませんし・・どなたかご存じの方、おられますか?このように書くと、また別の観点で移植のことを考える必要が出てきますね。
ただ、アメリカでの延命率は2003年当時と今ではかなり違うはずだと思います。先ほども書きました通り、免疫抑制剤の進歩でずいぶん移植医療は発展しているはずだと聞いたことがあるのですが・・・ 
追記
それと・・・大事なことを書き忘れてました。
移植後の患者さんの運動制限は緩和され、一般の方と同じように日常生活を送れるようになるのです。ただ、延命したいからじゃなく、穏やかな普通の日々を過ごしたい・・その思いがかなうのが移植手術なのですよね・・
 

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みんな一生懸命考えてるんだよね・・
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ニケさんちに残したコメント・ここにも書いておきますね。

難しいんだよね・・
一度でも大切な誰かと死別したり、そうなりかかったことがある人は、賛否は別にして、軽々しく脳死のことを考えたりはしていないとお玉は思うのね。・・

>実際脳波も無いから何も感じないとか考えてなんかいないとか、痛くもかゆくも無いだろうとか決めて掛かるのは、

死生観の問題だから、そう思っている人がいてもいいの。ただそう言われた時に、「決めてかかって」いるように感じてしまうのよね・・痛いだろう、かゆいだろうと思っている人にとって・・それはとてもつらいことだから。「科学的にあり得ないんだよ」などとと言われると悲しい・・・


反対に
>「おおーっ!元気な心臓が手に入ったぞ!」というようなことがあるとすれば

と言われれば、脳死を人の死と思っている人が、みなそう思っているかのようにきめつけられている気分になる・・そんなこと思っている人まずいないよね・・人の生き死に敏感になっている、命の大事さを分かっている人が移植という問題に取り組んでいるのだから・・・

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足利事件・・菅谷さんの穏やかな表情に思うこと・・

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足利事件を思う時・・・・お玉は涙が出そうになります。

かれの17年間がどれほど辛かったのか、それは誰にもわからないけれど、最高裁がなかなかDNA再鑑定を認めなかったことへの怒りとともに、自白と、科学といいつつまだ未発達な分野に頼りすぎた結果の恥ずかしいこの冤罪があったおかげで、今再び人の罪を裁くということの重さを国民は感じることができました。

菅家利和さんが今回初めて私たちの前にお顔を出してくださったとき、お玉はとても驚きました。17年もの間、これほどつらく、報われない日々を過ごしていたにもかかわらず彼の語り口も、表情もまるで、宗教者のように穏やかで、柔和なものでした。本来もっと怒りにうちふるえ顔をゆがめ、出てきてくださったとしても当然だったはずなのに・・・・淡々と真相を語る彼を見ていて、お玉は逮捕後の彼の精神の成長や生きる支えがきっとあったのだろうと感じました。

今日裁判所はえん罪となった過程を振り返る検証を行わなわず、無罪のための再審を始めると決定しました・・これが裁判所の限界なのでしょうか…今日の菅谷さんの発言を見ていても、もちろん怒りを感じつつもお玉たちには到底まねのできない、精神の強さというか、大きさというか、そういうものを思いました。

彼のおかげで今後冤罪予備軍な人の救われる道がつきました。

死刑執行に力を入れすぎていた法務省の考え方もこれで少し鎮静化するかもしれません。自白による冤罪は私たちが思い描く以上に実は多いのだと思います。

お玉が死刑制度に反対なのはえん罪の可能性があるからだけではないけれど、でも、これも大きな理由であることにはちがいありません。

菅谷さんの笑顔がとても素敵だとお玉は思った。彼はたくさんのものを失ったけど、その引き換えに40代の頃にはなかった、あの表情と語り口と精神力を手に入れた・・・ だとしても何も報われないのだけれど・・彼がこれからの人生でほんの少しでも幸せだと感じることがありますのように・・・

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命の問題なのに棄権してはいけないと感じました。

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移植法のこと書いてきましたけれど、お玉の根底にある本音はね、ドナー制度の確立を目指してほしいと願っているのね。

ドナーがいやなら拒否すればいい・とドライに割り切れないことを感じるから、問題点をきちんと話し合って認識してほしいし、国はコーディネーターの育成に力を注いでほしい。

ひとつ素朴におかしいなとおもったのは衆議院の採決の時、共産党が「棄権」していたことです。いままでいろんな法案採決の時共産党は必ず参加していたのに、なぜ今回は棄権とういう方向をとったのでしょうか?ほかの党が党派を超えた投票という姿勢をとっていただけに少し違和感を感じます。党の方針で意見を固めずとも良かったのではないかなあ・・

審議は尽くされていないとお玉も思った。だからここ数日書いてきたのです。でもね、ほかの党は党を越えて、自由意思での投票ができたのですから、4つの案のどれも納得できないものだったとしても、国会の場でその意思表示してほしかったな・・・・・

もうひとつ気になったこと・・「命」を考えるときその方向性はいろいろ考えられるから、「~~すべき」だという言い方はお玉はそぐわないと思います。

助けねばならない命があって、その命のために作っている法案ですよね。正義はその一点にあるのだから、その正義が日本に受け入れられる土壌づくりは慎重にしなければ・・・・法案が通ったからと言ってドナーの数が一気に増えるわけではありません。いまの一瞬だけではなく、ずっと将来に至るまで・・・・移植法を理解してもらって、納得の上ドナー提供者を増やすためには、納得できる妥協点を探らないといけないのではないでしょうか?

移植法が通ったからと言って、必ずしもドナーのなり手が増えるわけではないのです。

お玉は移植法に賛成です。でも今回の衆議院のやり方ではだめだと思ってる。前も書いたけど、参議院での改正案に期待します。

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脳死を人の死とすること
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十文字さん、懐かしい本の紹介をありがとう。彼の悩みの深さは、もう癒されたのかなあ・・・・彼はたしか、ホスピス関連の学習会などでお話をよくされてましたよね・・・・・

犠牲(サクリファイス)―わが息子・脳死の11日 (文春文庫)犠牲(サクリファイス)―わが息子・脳死の11日 (文春文庫)
(1999/06)
柳田 邦男

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脳死のお話は・・、がん患者さんの終末期などにもすこし関係したお話なのですよね・・・最後に意識がなくなって眠るように死を迎える時・・・「聴力が最後まで残るから話しかけてあげてね」・・そう医療者に言われて耳元で語りかけていたら、右目から涙かスーッと流れて・それで心臓が止まって・・息を引きとった・・そういうのを経験していると、今回の参議院の採決に感情的に納得できないのよね・・これが、お玉の正直な気持ちかもしれない>わくわくさん

いやなら断ればいいじゃないかというお話もあったけど・・・・海外の例をみればいやでも断りにくい状況が、今後生じてくるのは明らかで、脳死を死と認めて処置を一切やめることの辛さと、すべての関係医療者がどこまで向き合えるのかも今後大きな課題でしょう・・・・

もちろん・・いつまで議論すればいいのかではないんだよね。でもね、時間だけは10年かかった法案でもその間に議論された時間は、ほんの十時間もなかったのではないでしょうか(読み返してみると、誤解されちゃうそうだね・・今国会成立に向けての厚生省審議が8時間だった・・という話を意識して書きました)・・・・そんな決め方で、いいの?と思うだけ・・法案さえ通れば、あとは現場の人間に託されていくのだから。

それに、これほど脳死や命を考える機会もないのだから、せっかくマスコミが騒いでくれているのだから・・・・この機会にリアルに考えてみるのもよくないかな?

もしも愛する誰かが脳死になった時、みんなはどうするのかな・・・

もしも臓器提供を求められたら(実際今後はそういう機会がリアルに多くなるでしょう)あなたはどうするのかな?

法案を通すと通さない、賛成反対はそれから考えてもいいかもしれない。

あしたとあさって・・ちょっと忙しいけど、コメントはなるべく見るようにしてますね。

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臓器移植法・・参議院ではもっともっと議論を尽くしてください。

愚樵さんちを見て刺激を受けて・・あちらに書くべきかと思いつつ記事にします。

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 私自身は臓器提供することへのこだわりはないけれど、愛する人の臓器を提供できるかと問われると「むりかもしれない」 今回の法律改正はこんなに急いでやってはいけない法案だと思っています。ここまであっさりA案がとおってしまったことに怒りも感じてる。 確かに真剣に投票した議員が党派を問わずいたことも事実ですが・・・・・・ご存知のようにこの議案の時議員たちはぜんぜん真剣じゃない居眠りするような輩もたくさんいたのよね。ニュースで眠ってる顔だけ見ても、それがだれかわかんないけど、こういうふざけた議員こそ、名前を公表してほしいとお玉は思う。

 十文字さん、

 >日本国内で移植できない金持ちの患者が発展途上国に渡航し、その国の貧者の臓器を買いあさるようなマネを世界にさらすよりは、この問題を日本国内で決着させるほうが何千倍もよいでしょう。
>
> そのため、移植法を急ぐこともやむなしだと私は思います。

 そこだけを見つめるのは視野が狭いと思うよ・・臓器提供をする過程で、どういうやり取りがされるのか、たとえば子供の臓器を提供する親の心理 は多くが臓器提供することでその子が生きていてくれるかもしれないという切なる願いです。(今日の朝日新聞にもでていますね・・)でもそういう代償行為のような臓器提供は本来「おかしい」とお玉は思うのね。その心理を利用するとまでは言わずとも、説得の材料に使われそうで、怖いです。

> それにしても、国際化が進み、日本独自の文化というか、風習というか、そういったものを、国や社会のシステムに反映させることがとても難しくなり、世界一般的な、いわゆる『普通の国』に日本は変わりつつある時代になったと、つくづく思います。

そう、本来、日本は日本独自の移植法を考えないといけないのに、そのあたりがおきざりで・・国民感情にそぐわない。こういう大事な法案を性急にとおしては、必ず多くの問題があとから出てきます。人の命と心にかかわる問題だから・・・だから急いではいけないとお玉は思うの。もっともっと・・お話しなければだめ。

参議院でどこまで話し合われるのか、見守りつつ・・少しでも多くの人の命が助かり、希望の持てる法案になることをお玉は願ってます。

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臓器移植法はA案で衆議院通過

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移植法は衆院をA案が通過したのですね・・

A案・・・移植は0歳から提供できる
    生前の拒否がなければ、家族の同意があればできる
    親族への移植を優先できる
    脳死は人の死という立場


移植法を急ぎたい気持ちもわかるのです・・日本人が外国で移植を希望しても今やアメリカしか受け入れてくれない・・アメリカには外国人向けに5パーセントは移植枠を持ってくれてますが、そこに日本人の多くが集まっていること・・日本人は状態が悪化してからウェイティングリストに載るので、後からでも、移植を優先されること・・(アメリカ人より結果的に早く移植を受けられる)そして、その渡航費用がいまや何億円にもなってしまうこと・・・・

うん・だからね、真剣に考えて、日本も移植に踏み切れる環境を整えていかねばならないのかもしれません・・・でも・・でも。

やっぱりお玉には、移植提供を決断する側のことをきちんと対応できる場所と人の養成にまずは力を入れてほしいと願います。このまま可決されて移植が即行えるような体制にして、たぶん、技術面はすぐにでもクリアできるでしょう。日本の手術水準も、すぐに海外の移植並みの成功率を誇ることができるようになるんだと思うのね・・・・

それでもね・・ねえ、 心を支えるお仕事のことをまず考えてほしい。

お玉さん エントリから、考えること数日。遅い返事となりました。法律の改正は、とても大事な問題だと思います。思うこともあります。ですが、それはおいときます。
 お玉さんのお話を踏まえて考えると、このような場面で患者さん・ご家族が接する医療従事者は、患者さん・ご家族の揺れる思いを受け止め支える、という役割がでかい、と感じました。こうことばにすると当たり前のことかもしれませんが、「揺れる思い」言い換えれば迷い・ためらいが、表に出さなかったとしても心の中にはあっても無理がない。そういう状況の方々だ、と心して支えるのも仕事だなあ、と。
                                ぶっさん@高知

揺れる思いに対するプロフェッショナルなケア・・このことまで踏み込んで議員の方には考えてほしいです。脳死を持って人の死・・・・・

これを認めることの大変さは、アメリカとはまた違うんじゃないかなとお玉は思います。

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あんな問題だらけの障害者自立支援法を通すために障害者割り引き郵政を悪用したの?

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ごく一部の障害者が迷惑したんじゃなくて、作業所へ通う多くの障害者の方とその家族に大きな負担を強いている自立者支援法という名の悪法は法律の施行からほんとにわずかな期間で障害者も施設も悲鳴をあげ、大きく、いっきに署名活動へと進みました。それこそ、超党派的に・・・・

お玉にしろ、身内の者にしろ、当時難しいことはぜんぜんわからなくて、障害者支援という響きのいい言葉に半ば騙されちゃったように、非常にあっけなく強行採決された悪法・・見直し案でどこまで改善されるのか、少しは当時よりも働きやすく、障害者が意欲をもち安心して働ける職場になるのか・・・・これもまた、実際に施設の人たちの生の声をうかがうしか、リアルに分かりやすくお玉には伝えられません。。

とりあえず、今のところは以前書いたことは何一つ改善されてないの・・お玉が二年前に書いたことを再掲載・・・

お玉の身内はある作業所でクッキーを作ったり、織物をしたりしています。たしかに以前はお役所が働く施設を決め、勝手に移動したりできませんでした。気に入らない作業所でも我慢して働かなくてはいけなかった・・・今は作業所側は障害のある方にやめてもらったら困るので、「お客様」扱いをしている・・というのが障害者の親たちの意見です。お客さんなので、悪いことをしたり、さぼっていても以前のように怒られず、大目に見てもらえることが多いそうです

作業所側は例え30分で良いから働きに来てくれというそうです。1人でも多く働いている実績がないと、補助金に影響が出るからだそうです。お玉の身内は重度の自閉症でその日の様子で作業所に行くことがむずかしいときもあるのですが、「休まないで欲しい」と施設の人にいわれて、それがプレッシャーになってます・・・

以前にも書いてますけど、土曜日もなるべくはたらいて欲しいと施設にお願いされると、お休みしたくても休めない気持ちになってしまうまじめな人たちは、きちんと働きに行くのだそうです。施設の収入がふえないと運営上困るという本音は働く側には理解できてないように思います。。(もちろん親たちは分かっていますが)昨年までは土曜日に催していた障害者と家族のレクリエーションが昨春以降、大幅に減少しています。

小学校の運動会に参加したり、一緒に植物園に遊びに行ったり、音楽会を見学したりする交流会も無くなりました。なぜなら施設の職員は施設の外での活動を制限されるようになったから・・

施設へ小学生が遊びに行くという形でなんとか今年は交流できましたが、回数はわずか一回でした。(翌年はできず・・)

よく言われている作業所に働きに行ってるのにそのたびに施設使用料や給食費という名目でお金を取られるのも本当です。

お玉はあくまでも知的障害者施設のそれもお玉に近しい人の話しか書いてませんので、もっと違う問題点や反対に「素晴らしい点??」があるのかもしれないけど・・・障害のある方々やお年寄りからお金取らなくてもとれるところは他にもあるだろうが!!といいたいです

 

  

 お玉が聞くリアルな声は知的障害の人たちに限られていますので・・・でもね、障害は人によって違うから・・障害の場所程度、それは知的な部分か機能的な部分か・・いろいろ違うから・・時間をかけてじっくり取り組むべき問題だとお玉は思う。

なのに・・今回の障害者割り引き郵政の悪用は、障害者自立支援法を通すために国会議員の要請に配慮した結果に行われたことだったそうで・・・何をそんなに焦って箱ものを通そうとしたのか??わかんないね。、

それとあの・・国会議員っていったい誰ですか??

時事ドットコムより

「国会対策大事」と強調=村木容疑者、障害者団体側に-自立支援法最優先・郵便不正
 障害者割引郵便悪用をめぐる厚生労働省の文書偽造事件で、同省前雇用均等・児童家庭局長村木厚子容疑者(53)=官房付=らが2004年初めごろ、障害者団体幹部に対し、何度も「国会対策が大事」と強調していたことが17日、分かった。
 村木容疑者は当時、障害保健福祉部企画課長として、元同部長(退職)とともに障害者自立支援法案の取りまとめに奔走。元部長は、同年2月ごろ、国会議員から電話で自称障害者団体「凛(りん)の会」の証明書に関する要請を受けたとされる。
 大阪地検特捜部は、同法成立を最優先課題としていた村木容疑者が、国会議員の要請に最大限配慮する必要があると考え、証明書を偽造した疑いがあるとみて調べている。(2009/06/17-04:54)

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思えば障害者自立支援法可決までの流れは早かったなあ・・・・まわりが気がついて、怒ってたときにはもうほとんど決まってしまってたような気がする。ましてや当事者達は全くぴんと来てなかった・・いいえ、もちろんそうじゃない人もたくさんいたけど、大きく声を上げにくい空気があったなあ。

 
 
思想的浮気について

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ネット検索していたら昔自分が書いた記事が出てきました・いや~懐かしくて・・きっとだれも覚えてないだろうと再掲載・・・・・

お玉ブログライブドア版  2005年11月8日 より

脳を鍛える―東大講義「人間の現在」 (新潮文庫)脳を鍛える―東大講義「人間の現在」 (新潮文庫)
(2004/08)
立花 隆

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 以前にお玉は思想的浮気のお話しを書きましたが、あのとき書き足りてないことがあります。思想的浮気心がなく、ましてやふだんあんまし物事を深く考えずにすごしておりますと、結構簡単にいろんな事に引っかかります。キャッチセールスなんかも引っかかりやすい人は性格も勿論あるでしょうけど、この思想的浮気が出来てない方かなあと思います。
また、「自分はそんなものに絶対に引っかからない」という意志のみ持っているひとも実は危ない。


 まず、思想の持つこわさをしっておけということです。特定の思想はしばしば特定の人に恐るべき吸引力を発揮します。そういう相手と早いうちに出会ってしまうと、他のものが何も見えなくなってしまいます。ブラックホールに引き寄せられた星と同じで、生涯そこから抜け出せなくなります。いわゆるハマった状態になってしまうわけです。特定の宗教思想に深入りした人はみんなそうです。OとかTのような新興宗教だけではなく、キリスト教のようなトラディッショナルな正統宗教だってみんなそうです。ハマると、自分の信じているものだけが真理であり、正義であり、他はみんな邪教で、虚偽と悪の固まりだと言うことになるんです。(立花隆  脳を鍛えるより)

 んで、これを踏まえた上での、自分の価値判断が出来てくるわけで、

 価値評価にこそ「主体性においてある」ことの最たるものです。他人がどう評価しようと、君自身がそれをどう評価するかが問題なんです。君以外の人全員がブーイングするものでも、きみがいいとお思ったらブラボーと叫ぶべきなんです。他人の評価と自分の評価が著しく食い違うと、誰でも自信をなくしがちですが、そこで自信をなくしてはいけません。評価というのはいつも主体的なものです。ユニークで個別的でいいんです。

 とつなげていけるのであれば、たぶん、(お玉も自信ないけど)すばらしい理論展開もなされていくんではないだろうか?
著者は実存主義がいいぞといってるわけではなく、「日本人の状況に流されつつ大勢に順応しながらただそこに存在しているだけという存在形態に自己満足していて、真に実存している人は少ない社会」(簡単に言うとみんなで渡れば怖くないってこと)から脱するためには、実存主義的な考え方も身につけることが必要だと教えてくれてます。(・・・・以下省略)

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アエラで、鈴木邦夫さんが蓮池透さんの本を取り上げてます。

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アエラの今週号良かったです・・(まだ本屋さんで買えるのだろうか・・)

aera 

鈴木邦夫さんが蓮池透さんの本を取り上げて書評してます。 扱いが別格!! ほとんどカラー広告みたい!!

~~~~~~~~~~(前記省略)
「運動の論理」に流されまいとする人々にはいつも投げつけられる罵声だ。「甘いもっと経済制裁すべきだ」という人もいる。

しかい、そう批判する人のほうが甘い。日本も対抗して核を持てという人は、国際的批判も孤立も覚悟して核を持てという・だったら北朝鮮を見習うしかない。これでは日本の「北朝鮮化」だ。
 また、日本は戦争直前、経済封鎖された。だからといって態度を変え、「親米英」にはならなかった。逆に「鬼畜米英」と呼び、戦争に突入していった。日本だってできなかったことことを、なぜ北朝鮮にだけは期待するのか。そんな甘い国ではないのに。蓮池さんのほうが絶望は深い。その上で決死の覚悟で書いた。訴えた。それがこの本だ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 お玉がこの雑誌を九条の会の仲間に見せたら、右翼の方もいいことを言うんやねえ・・といい、「護憲派ですよ」と言うと、とってもびっくりされてました。私たちも右でも左でもない運動につなげていかないと・・

拉致―左右の垣根を超えた闘いへ拉致―左右の垣根を超えた闘いへ
(2009/05)
蓮池 透

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鳩山総務相の辞任によせて

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小泉総理が誕生した時、政治が面白くなりそうだとお玉は思った。今まで見る気にならなかった国会放送をちょっと楽しみにしてみていた。あの時それまで野党が批判していた自民党を正面から批判して、「改革だ」という姿に、全く内容を理解もせず、お玉は素朴に「今よりいい国に改革できるのかな?」っておもった。

でもだんだんおかしいなあ・・と思えるようになったのは、小泉さんのいう改革がだれのための改革なのか、よくわからなかったから。

郵政民営化選挙の時今政治ブログをやっている何人もの人たちは、黙っていられなくなりました。当時はまだいわゆる「ネット右翼」という右派ではない、コメンターの人が主力で左派系な言論を書くと言葉じりだけをとらえ論理的にではなくtだ突っ込んできてくれるような時代でした。人気ブログランキングに登録しもこわくて 政治部門にエントリーできない、そんな時代でした。(ちなみに お玉はそれまで持っていたブログの流れで読書部門に長らく居座っておりました)

4年前に安倍さんや麻生さんのことを「誉めていた」リアルな友達は、今の自民党の惨状に驚きを隠せず、「なんで、お玉は知っていたのか?」と聞かれます。いえ、知っていたのではなく素朴におかしいなあと思って、ネットで勉強したのよね・・・・もちろんブログの情報がいつも正しいとは思わない。でも同じように、新聞報道がいつも正しいとは限らないことも知りました・・

あれほどお祭り騒ぎで決まった「郵政民営化」自民党を大勝させた選挙の争点だったはずなのに、いまや自民党を失墜させている元凶のようになってきました…

鳩山総務相の辞任劇でこれから選挙がどうなっていくのか、それとリアルな世界のお友達たちはみんな何を考えているのか・・・とっても知りたい。 

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臓器移植について

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もうずっと前です、
お玉の身内はC型肝炎から肝硬変、肝がんへと進行して、最後肝臓破裂でなくしました。肝臓移植の権威のいる大学病院での肝臓切除をうけ、その後外来に通っていました。
C型肝炎はご存じのように輸血や昔の予防接種時の注射器使い回しによって感染している方が多く、賠償の対象となる方は多くおられます。

何をしてもあまり効果のないまま、病気はどんどん進行していきましたので・・・ある時主治医に何かもっと・・打つ手はないのかと相談しました。そのとき先生は「あとは移植くらいしかないですね・・・」

そう、血のつながった健康なものの肝臓の一部を移植するという手があったのよね・・それは身内の少ないお玉家族にとってはまさに「お玉自身」のことでした。さまざまな理由でお玉はそれを決断できず、身内もそんなことは全く望んでいないといい・・その後1年ほどで急変し亡くなったのですが・・

 身内に付き添って、外科外来にいくたび、壁に貼ってある移植手術成功者からの感謝のお手紙を見るたびに、お玉は身内として移植したほうがいいのではないのか・と悩んでいました。

その後もたとえばね・・河野太郎さんが河野洋平さんのために移植をした話をニュースで知ったりすると、(洋平さんはお玉の身内と同じ病気だったのよね)すごく心が騒ぎます。

結局お玉は移植も献血も骨髄バンクもできない体だとわかったので・・いずれにしても移植のドナーにはなりえなかったのだけれど・・

今も移植する側の気持ちを考えます・・ドナーになる人が「ならねばならない」と思いつめて選択するような環境にはしてほしくない。切にそう願います。

では・・今また新たに・・お玉の大切な人に移植が必要となった時、お玉はどう思うのか・・たぶん間違いなく移植してほしいと願います。そう、移植される側の気持ちに立てばそうなの。

解決する方向として、お玉が思うのはコーディネーターと呼ばれる方々の養成をきちんとしなきゃって所でしょうか・・むずかしい・・党派を超えた話し合いになっているのは当然のこと・・・

みんなはどう考えてますか?臓器移植・・

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ブログ言論

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kimeraさんちからのTBが気にかかりつつ・
お玉も論点は志村建世さんとおなじかな。
お玉もこのNPOの言い分がわからないので、真偽のほどには触れませんが、でもおかしいとおもう。

以前左翼ブログ界には人気のない(ごめん)反日ブログ監視所ってな名前のブログとサイトがありました。なつかし~数年前はここで反日認定を受けると、監視所のページにリンクを張ってもらえて・・なぜか、お玉のところとハムニダ薫さんのところは待てど暮らせどその認定は受けることができなかったけど・・ここが突然通告なしに閉鎖になった時も似たようなことを書いたのですが・・・

お玉ブログライブドア版より・・

ブログが突然凍結される

gooブログの場合、通告しているだけましではありますけれど、でも、記事の元主であるNPOがまずkimeraさん側に確認して抗議するという行動に出てないのかなあ?とか。事実関係を調べず一方的にNPOの意見だけを聞いて閉鎖をちらつかせて記事削除を要求しているところとか・・

それは駄目だよね・・

でもNPOさんが削除要求した気持ちはわかるんだ。だって、ここを検索かけると上位はkimeraさんちなんだものね・・そりゃ評判良くないよね・・

手順、順序、間違ってると思うよ・・gooさん。

こんなことがまかりとおったら、絶対にだめ。

お玉だっていろんな諸団体に都合の悪いことをよく書くよ。思い違いをしていることだってあるかもしれない。でも、いきなり上のほうから「間違っていおるから削除しろ、そうでないとブログを凍結するぞ」などと脅かされたら・・それ、言論の自由にふれちゃう・・

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母子家庭の90%は生活は苦しいのに・・

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母子家庭の85%は生活は苦しいのに・・

厚生労働省はちゃんと仕事をしているようです。障害者や母子家庭がどのくらい一般家庭よりも生活が苦しいかちゃんと調べて統計まで取ってます。

平成18年度 母子家庭の母の就業支援施策の実施状況より

現在の暮らしについて、総合的にみてどのように感じているかをみると、「大変苦しい」(57.6%)と「やや苦しい」(28.4%)をあわせると85.9%、「普通」が12.9%である。

 一般世帯や高齢者世帯と比べ、苦しいと感じている者の比率が高い(厚生労働省大臣官房統計情報部「国民生活基礎調査」(平成16年) 図表1-1-5 )。


ファイル


 母子家庭の1世帯当たり平均所得金額は、224万6千円であり、世帯人員1人当たり平均所得金額は86万8千円である。

 一般世帯の1世帯当たり平均所得金額579万7千円、世帯人員1人当たり平均所得金額203万4千円、高齢者世帯の1世帯当たり平均所得金額290万9千円、世帯人員1人当たり平均所得金額184万6千円に比べ低い水準にとどまっている(厚生労働省大臣官房統計情報部「国民生活基礎調査」(平成16年) 図表1-1-3 )。

bosikatei



お玉はワーキングプアの本を読んで、テレビの特番を見て今朝の朝日新聞を読んだ。たったそれだけでも、現在日本の母子家庭は大変な状況に立たされているが分かりました。

ましてや厚生労働省さん、母子家庭はこんなに大変だときっちり認めておきながら、「保護を受けている世帯の方の生活支出の方が、保護を受けずに働いている母子家庭の生活費支出よりも高いから」を理由に非保護世帯なみに所得を揃える目的で「母子加算廃止」の方針を決めますか?

あのさあ、年収500万円の人が480万円の人にあわせて20万円の補助を打ち切った話ではないのよね。一般の母子家庭自体がワーキングプア(働いても働いても生活が楽にならない状態)の家庭が多いというのに、なんで、生活保護基準を下回る一般の母子家庭と比較して低い所得の方に合わせないといけないんだろう??

もっともっと、お金をケチったり、税金をふんだくれる場所はいくらでもあるんじゃあないかい??先日の障害者自立支援法もそうだけど、自立支援といいつつ、どんどん弱者が自立した一般的な生活水準を過ごせない状況に追い込んでいる。これっておかしいよ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 この記事はお玉が二年前、母子加算廃止のちょっと前に書いたものです。

 こんな部分を削らずともふんだくれる部分、というか、削れる部分がありましたね。こんなの民主党でなくても、自民党若手議員でなくとも気がつけます。

朝日新聞より

アニメの殿堂「不要」 自民無駄遣い撲滅チーム

 この麻生総理が作りたかったらしい国立メディア施設に117億円・・・・廃止になった母子加算が200億円?でしたっけ??

・・・2年前85%は苦しいとお玉は調べて書きました。同じ資料の19年度版(20年度版がなぜか見当たらない)では5%上がり、90%の母子家庭が生活が苦しいと答えています厚生労働省はほんとうに、ちゃんと仕事してるんだよね・・

厚生労働省 

平成19年度 母子家庭の母の就業支援施策の実施状況 より

母子家庭をめぐる状況

 

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かんぽの宿の不正な売却手続きと鳩山総務相の正義感

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 厚生労働省を分割するお話で党内批判が出たり、とか、日本郵政の西川善文社長をこのまま続投させようといって鳩山総務相に反抗されちゃったり・・・・相変わらず麻生総理の空気が読めない、おかしな発言が続いています。民主党批判の論点もなんか変だけど・・それはまた別の機会に・・・

読売新聞より

麻生首相の指導力不足を指摘する声が強まっている。 


 厚生労働省の分割・再編に意欲を示しながら党内の反発を受けて後退したり、日本郵政の西川善文社長の進退を巡る混乱に手を打たなかったりという対応に批判が集まっていると見られる。内閣支持率も再び3割を切り、政権の先行きに明るさは見えないままだ。

 自民党の細田幹事長は7日、読売新聞社の全国世論調査で「首相に指導力がない」と答えた人が急増したことについて、「厚労省分割、日本郵政の問題が影響しているのだろう」と述べた。細田氏は一方で、「日本郵政問題が決着すれば、指導力(への評価)は変わってくる」と語った。

 この問題では、「かんぽの宿」売却の際の不透明な手続きなどを理由に、鳩山総務相が西川氏の続投を認めない考えを示している。日本郵政は6月末の株主総会に西川氏続投を提案する方針だが、取締役人事の認可権限を持つ鳩山氏は認可しない意向だ。鳩山氏は7日も、福岡県久留米市での街頭演説で、「もめ事を起こすなと言われるが、私の正義感を真っ向から否定する人がいれば自民党内で戦う」と強調した。

 この日のテレビ朝日の番組では、自民党の石原伸晃幹事長代理が「西川社長は続投すべきだ。黒字会社の社長を『かんぽの宿』のことだけで辞めさせるのは間違いだ」と述べたのに対し、公明党の高木陽介選挙対策委員長は「西川氏が辞めるのが一つの決着の仕方だ」と語るなど、与党にも議論が飛び火している。

 首相は「関係閣僚が話し合うことだ」と静観の構えを見せていたが、ここへ来て、周辺は「政府・与党の混乱がこれ以上深まれば、政権への打撃になる」と危機感を強めている。ただ、鳩山氏も日本郵政側も歩み寄る気配がなく、接点を見つけるのは難しそうだ。

(2009年6月8日00時19分  読売新聞

 鳩山さんの正義感?発言も今回に限っては(過去、草なぎ発言とか、死刑存続発言とかお玉がやだなと思うものもあったけれど)自民党再生させるためにがんばってねと、エールを送ります。

 自民党の中からこういう批判の声が聞かれて、自民党の中でもめているのを国民に見せてもらえるという意味において、自民党って、「自由な」党だあって思えます。自民党内部からいろんな意見を出せる雰囲気が出てくれば、きっとまたもうちょっと人気が回復するかも?

 何を狙うかって、九条を変えない護憲派保守育成につなげてほしいと、(鳩山さんにはもちろん期待はできないけどさ)おかしいことをおかしいといえる自民党員がいてくれるほうが、お玉たちはありがたい・・

 小泉さんの頃に自由に批判発言ができない不満や不安を訴える護憲派自民党員の方もおられましたものね・・・・麻生総理のおかげでちょっとずつ改善??してるのかなあ・・・

 とはいえ、石原幹事長代理の「かんぽの宿のことだけで辞めさせるのは間違いだ」にかんして。じゃあ、誰が責任取るの?黒字会社の社長は不正追及があっても責任取らなくていいの???というとってもおかしな論理を感じました。

 ま、取り合えず鳩山さん、がんばって・・・

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お玉特製九条グッズ

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 ちょっと珍しく暇になったので、いわゆるお手製の九条グッズを作ってたの。え?こんなこと、お玉がしてるって信じられないって??お玉はそこはかとなく身につける九条グッズは大好きなんだよ。
ポイントはあからさまにそれとはわかんないところ。

ブラウスを仕立てようと買っていた麻の布でカバンを作りました。中の布は使わなくなっていた夏帯で・・・

 バッグ2

 

 こちらの中布は箪笥の肥やしになっていた夏物の紗の羽織・・・

バッグ1

 

先ほどの夏帯のがらの部分を使って売っていない大きさの単行本サイズのブックカバーを作ったの。

ブックカバー 

 

へっへ・・どっぷり九条グッズ(というのは実は後付けだったりする)に浸った一週間でした。

九条グッズへのお玉のポリシー

  九条ロゴはそこはかとなく使うこと

  一般の方が気がつかず使ってくれそうな雰囲気を醸し出すこと

  身内ではなく、一般の方に、それとなく(ここ大事!)見せて、ほめてもらうこと

ただ・お玉の場合、ミシンの扱いがへたくそで・・とても売り物にはなりそうもないけどね・

 

追記

いや~~キンピーさんがええ仕事してはる!!のでお玉ももう一個・・

実はバッグと同じ布で日傘を作りました~~~へへ・・日傘のロゴはただ今考え中・・

kasa 

 

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フランクルの「それでも人生にイエスと言う」・・より・・


 きのうも今日もちょっと忙しくてコメント確認がなかなかできなくて、ごめんなさい。記事は基本的に予約投稿にしています。・・やりちゃんの「夜と霧」に反応して・・・・・

紹介してみたくなったので・・・


 私たちが「生きる意味があるか」と問うのは、はじめから誤っているのです。つまり、私たちは、生きる意味を問うてはならないのです。人生こそが問いを出し私たちに問いを提起しているからです。私たちは問われている存在なのです。私たちは、人生が絶えずそのときそのときに出す問い、「人生の問い」に答えなければならない、答えを出さなければならない存在なのです。生きること自体、問われていることにほかなりません。私たちが生きていくことは答えることにほかなりません。そしてそれは、生きていることに責任を伴うことです。

 こう考えるとまた、恐れるものはもう何もありません。どのような未来も怖くありません。未来がないように思われても、怖くありません。もう、現在がすべてであり、その現在は。人生が私たちにだすいつまでも新しい答えを含んでいるからです。すべてはもう、そのつど私たちにどんなことが期待されているかにかかっているのです。その際、どんな未来が「私たちを待ち受けているかは、知るよしもありませんし、またその必要もないのです。

V.Eフランクル「それでも人生にイエスと言う」より

私たちは問われている存在・・

その問いにどうこたえるかを模索し生きている。

 

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天安門事件から20年・・・

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朝日新聞の天安門に関する記事を見て・

制約の多い中、中国政府にものを言おうと頑張っている人たちの姿に感動しました。

むかし・・中国の人はみな人民服を着て、同じような顔をしているような印象があったのね。中国政府というものが壁になって中の様子が伝わらないような、得体のしれない無味乾燥なイメージがあったの。20年ほど前(ほどではないね・・ ちょうど天安門事件のときでした・・・)いろんな国の留学生とたくさん触れ合う機会があって、そのとき、知り合った中国人の子たちはどの子ものびのびしていた。留学生活を楽しんでた。それが、あの事件直後、中国留学生たちはみなおびえた目になったの・・電話しても元気ですか?しか言えない…盗聴されてるかもしれないから・・」「もう中国へは帰れない、帰りたくない」そう口々に言って・・あの時パスポートを焼いてしまった若者は、いまどうしているかなあ・・

朝日新聞はそういう人たち・・あの時天安門事件で闘っていた市民たちがその後どういう活動をしているのか紹介しているのね・・

まだまだ少数なんだろうけれど、民主活動家や遺族に外出禁止が出されるような環境の中でも人々は知恵を絞って中国を変えようと頑張っているのね・・・・

体制改革の運動はできずと、環境汚染に目をつけ、環境NGOを設立して、政府の援助を一切受けずに運営して、絶滅危惧種のチベットガゼル保護をしつつ、外堀から民主化を進めようと頑張ってる人・・

人権や民主化に関心を持って、権力との対決を辞さない、儲からず身の安全も脅かされるなか頑張る弁護士さん・・民主化を追い求める力・・中国は少しずつだけど確実に20年前とは違う。人々の表情が違う・・国の中から、立ちあがれる、国を良くしようという力はどんなに封じ込めようとしてもあふれてくる…

過ちは認め、周囲のちいさな声を無視しないで、そして、大衆が何を望むのかを組み入れる度量・・・・まだまだ、これから・・でしょうか?

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足利事件 菅家受刑者を見ていて思ったこと・

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冤罪についても、被害者とその家族についても、私たちはふだんそれほど考えて暮らしてはいないのだから・・・・

被害者の家族の声に耳を傾けつつも・・その家族たちの救済措置をもっと国は考えるべきだと切に願いつつも・・

死刑制度は駄目だと思っているお玉は・・・人の生き死ににかかわる裁判では裁判員制度を適応しないでほしいと願います。

犯罪被害者の声が聞こえますか (新潮文庫)

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(2008/03/28)
東 大作

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 先日書いたとおり、無実なのに、つい、罪を認めてしまう心理というのは結構あるような気がします。
足利事件・・・今の科学が証明してくれたから、無実だったとわかったのよね。
自白と状況証拠で被疑者を追い詰める怖さを改めて感じました。

裁判員制度の怖さも少し感じてる。みんなが賢く冷静かつ公平な裁判員になれるわけではないのだから・・感覚的な部分、感情的な部分で感じるままに罪の重さを考える人達(お玉もそう)がどうやって審判にかかわるのか・・怖いな・・・・・・
 

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愛を基準に

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平和主義者だけの前で語るとき、ざっくりと大きな平和を語ってもそれはいいのではないかな?
だからあえて昨日の新聞記事を取り上げたの。うまく言えないけれど、十文字さんの怒りもわからなくはないけれど、平和主義者ばかりの講演会で、あのくらいの発言があってもそれは当然かな・・とお玉は思う。


塩狩峠という三浦綾子さんの本がありますよね・・
あの中で、苦労して、やっと一緒になれる恋人同士がブレーキの利かなくなった列車に乗っていて、愛する人と乗客を助けるために男性は列車がスピードを緩めた瞬間に車輪に挟まれて死ぬんですよね・・・キリスト教的?な自己犠牲を伴う究極な愛の形だとお玉は思いますけれど・・

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(1973/05)
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いまどきの若い十代の人たちはこれを読むと、非常に違和感を感じるそうです・・もしも自分だったら、もっと違う方法で列車を止めてみせる。自分の死と引き換えに・なんておかしい・・・いえ、そういう大人的な感じ方をする人が増えてるってことで・・・・

この考え方もお玉は「あきらめない」という部分に好感が持てるし、全然否定はしないの。ただ、彼らが主人公を全く理解できないと思ってしまっているのね。そんなことは「あり得ない」って・・理想論だって…あり得もしない小説の中のきれいごと?いえ、あのお話はたしか実際にあったことを題材にしていたはずで・・・

何が言いたいんだろう?
人のことはどうでもいいの。
お玉自身のこと。
お玉は平和のために命がかけれるんだろうか?正直そこまで思えない。
国を守るために命をかけれるんだろうか?・・ぜんぜん自信ないな


昨日、喜八さんが「愛」について書いていたけど、無償の愛は無理だけど、ごく身近な人のためになら愛を持って命をかけられる…かもしれない?かな・・

ネット世界で、机上の空論を続ける中で何が一番正しいかなんて、本当はわからないんだと思うの。わからない中で、愛だけは(形はいろいろだけど)信じられるからそこを基準に・・やっぱりブログは愛を基準にコメント承認するんだ。(ってそこが結論かい・・)

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九条の会 発足5年を迎えました。

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九条の会が発足してもう5年を迎えます・・

朝日新聞より

 憲法を守ろうと活動する「九条の会」が2日、発足から丸5年となったことを記念して東京都千代田区の日比谷公会堂で講演会を開いた。呼びかけ人の一人で、昨年末に亡くなった加藤周一さんの志を受け継ごうと、壇上には加藤さんの写真が掲げられた。

 講演した作家の大江健三郎さんは「核保有国と非核保有国との間に信頼関係がなければ、核廃絶は始まらない」という加藤さんの指摘を紹介。「そんな信頼関係などあるものかと笑いを浮かべた人もいるでしょう。例えば北朝鮮との間に。でも私は日本としてのやり方はあると思う。私たちが不戦の憲法を守り通す態度を貫くなら、信頼を作り出す大きな条件となるのではないか」と語った。

九条の会の広くいろんな視野の人と手を組み九条を護る趣旨・・お玉もこれを目指しているつもりなんだけれど、時々うっかりすると忘れたり、配慮できない時がある。

たとえば国民投票の問題・・・・もう来年に迫っているから、リアルに運動しているお玉たちは、ただ今「付帯決議」のお勉強中・・・・・なんか、あれ見てると問題山積みでごまかされてる気持ちになるんだけれど、総選挙終わらないと、きっとだれも手を付けないんでしょうか??(もしくはマスコミが話題にしない・)

でも、九条の会本部はこのことに言及していない。こないだ取り上げた総務省のパンフレットのことも本部は言わない。

国民投票に関して、それをおこなって国民の意思をはかり改憲阻止すべしと思っている人たちもいるから。(もちろん、投票法のきちんとした整備が大前提でしょうが)・・・九条の会の視野は本当はとっても大きなもので、お玉もそこが気に入ってるのよね。

署名活動を全国組織として取り組もうなんてことも、言いそうに思うでしょう?でも言わない。賛同署名は各地方の九条の会のメンバーの独自な取り組みで・・それを全国集約したりはしない。

九条を護るということに力点を置きたいから、あとは各会自由な取り組みを!ということなんだよね。

井上ひさし、梅原猛、大江健三郎、奥平康弘、小田実、加藤周一、澤地久枝、鶴見俊輔、三木睦子このメンツに(お二人いなくなっちゃったけど)九条以外の憲法を語っていただいたら、たぶん天皇制問題とかでもめそうな気がするもの・・・

もう5年・・・・早いな。きっとあと5年もあっという間に来てしまう。そのころ、どんな日本になっているのかなあ・・・そのころお玉は何してるのかなあ・・・・・

 

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してもいないことを認めてしまいそうになる心理
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 大昔(数十年前)、勉強が大嫌いだったお玉は、小学校の成績もあまりかんばしくなかったの。とくに暗記モノが苦手でねえ・・・覚える気になかなかなれず、社会科のテストとかとっても悪かった・・・・・

 ところがある時に、たしか県庁所在地を覚えるテストだったんだけれど、何がきっかけだったのか、急にとても興味がわいてきて、子供だからそうなると一つのことに集中して覚えるんだよね・・今までとったことのない90何点だったかをいただき、クラスで三番くらいになったことがあるのね。

 ところがさ、それまでお玉はずっとびりから何番の成績だったものだから・・・・クラスメートの何人かはお玉のとった点数に疑問を持ったわけ。

  「あの馬鹿なお玉が急にいい点を取るなんて怪しい…」 

  「ほんと~急に賢くなっちゃって…」

という半分冗談のような単なる話題だったお話から・・・・だんだん疑惑が本気モードへ・・・・

  「お玉の斜め前の席の優等生のまるちゃんの答案が見えたんじゃないの~??」

  「あ、そうだよね、あの位置からだったら見えちゃうかも」

・・・そして、お玉がカンニングしたとのうわさは瞬く間にクラス中に広がったのでした。下校途中、お玉は友人たちの厳しい尋問にあいました。

 なんと、教室の見取り図まで書いて、「まるちゃんの答案を見たんじゃないの?、見たのでしょう??」と責められたの。

 お玉はしてもいないことを認めるわけにもいかず、黙って家まで帰って、それから泣いて・・・・母親が事の次第を知って血相変えて担任に訴えてくれたのでした。

 で、カンニングのうわさを流していた主犯の何人かが呼び出され、ものすごく怒られ(泣くほど)・・結果的にあやまってもらったし・・・・まあお玉としてもそれでよかったのですが・・

 実は、この一連の騒ぎの間、お玉はやってもいない「カンニング」について「私は本当にやってないんだろうか?」とずっと自問自答していたのね

 ほんとはテストの直前に見ていたノートをテスト中に見てしまったのではないか・・?とか、ホントはまるちゃんの答案を無意識に写しちゃったのではないか・・とか・・・・

 現実には絶対にやっていないはずの行為をやったのではないかと考え込む心理って、いったいなんだったのかな?と今でも時々思い出すことがあります。

 小さなことでは、今でも時々あるの。言っていないことを「言っている」といわれたとき・・・やってもいない行為を「やっていたらしい」とうわさされたとき・・ ・・ひょっとして無意識のうちに「してしまったんじゃないか??」と悩みます。

 これ、へんかなあ??だから・・お玉は、無実なのに、ついうっかり罪を認めちゃって裁判でくつがえす言動をする被疑者の気持ち、わかる気がするの。そういう心理状態って、たしかにあるもの

 そんな風に思いもしない強い意志の持ち主のほうが多いのかもしれないけれど・・・・・つい、してもいないことを認めてしまう心理も知っておいてほしいなあ・・・裁判員にもしも選ばれた時に・・・を思っている中でのお玉な一考でした・・・・・・

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戦う覚悟を持って戦わない政策

お玉とは考え方も方向性も逆なことも多かったりする、わくわくさんですけど。

なかなかええこというてはるやん。もったいない。ご自身のブログになぜ書かないの~

『戦いたくないからこそ、戦う覚悟がいる。』

過去の戦争についての正しい知識も、ほとんどないままに洗脳されている人が多く、だからこそ、極論で割れてしまっている。
「戦う覚悟」と「本当に戦争に突入することを望む」ことは、似て非なるものなんだが、これも理解されていない。

戦争に突入したら国が滅びることが確実な北朝鮮が、なぜ、あれだけ強硬なのか?

日本が太平洋戦争で示したものは、「いかに物資が豊かなアメリカであっても、そして、アメリカが対日戦争で負けることがないと双方ともわかっているアメリカでも、本当に戦えばアメリカ国民ですら、多大な損害を免れることはできない。」こと。

「人命は地球よりも重い」という日本。
自衛隊員が数人死傷しただけで大問題となる日本。

アメリカの軍上層部は、日本の特攻を極端に恐れた。
特攻という攻撃まで繰り出してくる日本、今でいうPTSDに相当する疾患や錯乱状態になった兵士が多数出たことはもちろんだが、損害も実はアメリカ議会の許容範囲スレスレだったことが明らかになっている。
実は、アメリカも「大本営発表」を余儀なくされている。硫黄島や沖縄戦の米軍兵士の損失からすれば、オリンピック作戦が議会から中止されるのがわかりきっているからだ。
現に、ベトナム戦争は、戦術的にはほぼ勝利し、自軍兵士の何倍もの損害を与えているにも関わらず、生の映像で伝わる米軍兵士の被害に国民が耐えられず、北爆の中止からベトナム撤退=アメリカの敗北を余儀なくされている。

絶対に勝てるとわかりきった相手と戦争して、それで死傷することを望む国民がどこの世界にいるのだろうか。

北朝鮮はそれをわかっている。だから脅す。「戦えば君たちの国が確実に勝つ。でも、君たちの国は勝っても、君自身は死ぬかもしれないよ。」という脅し。

だから「戦う覚悟」を持って「戦わない政策」を行う必要がある。「戦う覚悟」とは、特攻に勇ましく出撃することや、竹槍1本で米軍に立ち向かうことではない。
その勘違いを、「北朝鮮を攻撃しろ」「武力では解決しない」双方ともにしてしまっている。国民の認識がこうだと、国内世論の納得が困難である。国内世論の理解が困難な外交は、そもそも外交カードを持つことが許されない状態なので、成功への道筋がより険しくなる。

北朝鮮政策の最大の失敗は、日本国民が、左右双方とも戦争に対する認識と見解の誤りにあるということを、もっと自覚しないといけない。外交は外務省だけでやるものではない。国民は外交の最大の武器であると同時に最大の足かせであることも、われわれは認識しておくべきである。

あのね、靖国神社へ行って遊就館を見学した時に、日本は闘う以外に手段がないほど他国から追い詰められていた。だからアメリカ相手に「無謀」な戦争を始めちゃった・・・というような趣旨の展示を見ました。その部分に妙に納得できる部分があって、だからこそ、お玉は経済制裁して圧力かけるばかりでは「何ともならない」と思えるのです。

じゃあ、どうするの?っていう部分・お玉にはわからない。具体的に今現在の北朝鮮にどうしてたらいいのか・・なにか違う角度から北朝鮮にアプローチする必要性も感じるんだけれど・・外務省ではないそういう偉そうなところではない何か。ほら、あのプリンセス天巧を大使にしちゃうとか??すみません・・結構お玉は素朴に本気です・・

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