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ソマリアの海賊対策

なんか、盛り上がってるよね~

東京新聞にわかりやすい地図があったよ・・

somaria 

この米英指定の危険海域ってところで海賊が多発してるんだけど。

CTF150パトロール海域っていうんだね・・しらなかったよ・・

東京新聞より

アフリカ・ソマリア沖の海賊対策に護衛艦やP3C哨戒機の派遣を検討している防衛省は、憲法や自衛隊法の制約から現地で多国籍軍の枠組みに入らず、個別対応する方針であることが二日、分かった。だが、探知した海賊船の情報は多国籍軍に提供し、部隊の運用調整のため自衛官を多国籍軍に派遣する。

 ソマリア沖の海賊対策を行う多国籍軍は、欧州連合(EU)と米国主導の二つある。中国、ロシア、インドなどは個別対応だ。

 EUはアデン湾で「アタランタ作戦」(司令部・英国)を展開し、英、仏、独、ギリシャの駆逐艦が参加。(1)国連世界食糧計画(WFP)の船舶の護衛や一般商船のエスコート(2)商船に特殊部隊が乗船する-という二種類の護衛を行っている。

 米国は中東のバーレーンに司令部を置き、さまざまな海軍作戦を展開中。米主導の多国籍軍「混成任務部隊(CTF150)」が洋上監視を続けるインド洋に先月八日、新多国籍軍CTF151を立ち上げ、海賊の取り締まりを始めた。

 海上自衛隊は、新テロ対策特別措置法(給油新法)を根拠にCTF150で洋上補給を続けているが、憲法九条で禁じた武力行使につながるおそれがあるとして多国籍軍には入っていない。

 CTF151の活動は「攻撃しても武力行使にならない」と日本政府が判断した海賊の制圧が中心とはいえ、武力行使とみなされる「国または国に準じる組織=一部のテロ組織」との交戦を否定していない。このため、CTF151への参加は困難と判断した。

 EUのアタランタ作戦は海賊対策に特化しているが、海自護衛艦は自衛隊法の海上警備行動を根拠に派遣されるため、可能な活動は「日本関係の船舶を守る」ことだけ。

 EUのように「護衛を希望するすべての船舶」を守ることはできず、摩擦の原因になりかねないとして、やはり参加を断念する方向だ。

 だが、「一般的な情報提供は問題ない」との政府見解に従い、P3C哨戒機が探知した海賊船情報は米軍やEUに提供。多国籍軍司令部への連絡官派遣も計画している。

(東京新聞)

 

あのね・・mewさんもかいてるけどさ・・国会できちんと話し合わずどんどん決めちゃっていいの?という気持ちがあるのね。たかが、お玉んちのコメント欄でもこれだけ意見が飛び交ってる・・・・

 

昨日紹介していた赤旗の記事の中のアジア海賊対策地域協力協定ですが・・

小泉元首相が提唱したんだね・・・(なぜここを書かないんだろう・・赤旗さん・?)この取り組みでマラッカ海や峡の海賊は激減したと報じてるので、じゃあ、この協定って何してたんだろうと調べてみた・・

日本国際研究所 ホームページより



2007年2月2日、マラッカ海峡(タイ領内)で初の日本、タイ、マレーシア3カ国の海上保安組織による海賊対策合同訓練が行われた。1999年、同海峡において発生した「アロンドラ・レインボー号」襲撃事件以来、日本は同海峡沿岸国各国と日本の二国間による合同訓練を実施してきた。
また、合同訓練の他に、インドネシア、フィリピン、マレーシアへは各国の海上保安組織の制度・整備支援、人材育成を目的とした専門家の派遣、タイからは海上保安大学校への留学生受け入れなど、東南アジアにおける支援を行っている。
このような取り組みの他にも日本は、マラッカ海峡の海賊対策に取り組んでいる。その一つに「アジア海賊対策地域協力協定(Regional Cooperation Agreement on Combating Piracy and Armed Robbery against Ships in Asia: ReCAAP)」(*1)がある。同協定は、小泉前首相が、2001年11月にアジアの海賊問題に有効に対処するための地域協力の法的枠組みの作成を提案したことに始まり、2004年11月東京で日本、ASEAN10カ国、中国、韓国、インド、スリランカ、バングラディッシュの16カ国により採択された。日本は、2005年4月28日にシンガポールで署名式を行なった。
同協定は22条の条文から成っており、協定の主な目的は以下の3点である 。
① 海賊に関する情報共有センターの設立。
② 情報共有センターを通じた海賊に対する情報共有体制・協力体制の構築。
③ 同センターを共有しない締約同士の二国間協力の促進

本協定は、締結国が10カ国に達した時点で、条約の寄託国であるシンガポールに通告してから90日後に発効するとされていた。採択から約1年半が経過した昨年6月に10カ国に達し、9月4日に発効した。同年11月28日シンガポールにて第1回総会が開かれ、29日にシンガポールに情報共有センターが設立され、初代事務局長に伊藤嘉章(国連代表部公使)が選出された。

現在の締約国は、日本、シンガポール、ラオス、タイ、フィリピン、ミャンマー、韓国、カンボジア、ベトナム、インド、スリランカ、中国、ブルネイ、バングラディッシュの14カ国である。
マレーシアとインドネシアは、マラッカ・シンガポール海峡(マ・シ海峡)への域外国の関与に関しては消極的態度を取り続けており、締約国になるには至っていない。
本協定の第一の目的である情報共有センターの設立は昨年達成できたので、今後は協力体制(監視、事件が起こったときの共同行動)の構築が達成されるかどうか注目される。

本協定は、東アジア共同体の議論と絡めて考えても、安全保障問題における機能的な面での積み上げとして、また日本のイニシアティブが発揮されたものとしても期待を抱かせるものである。東アジアにおける多国間協力が経済的側面から安全保障の対象まで含む協力へと進化できるかどうかのテスト・ケースとなると考えられる。
しかし、締約国を見ても分かるとおり、今回合同訓練は行ったものの、マレーシアは同協定の締約国にいたっていない。マ・シ海峡をはじめ、海賊多発地域である海域国の2国(マレーシアとインドネシア)がいまだ締約国になっていない。今回の合同訓練でも、マレーシア海上法令執行庁(*2)は参加しておらず、同協定への締約とともに、マレーシアとインドネシアへ、海賊問題に対する多国間枠組みへのより積極的な参加を働きかける必要があるだろう。


*1 協定の全文は、日本外務省のホームページを参照のこと。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kaiyo/pdfs/kyotei_s.pdf

*2 マレーシア海上法令執行庁(Malaysia Maritime Enforcement Agency: MMEA):海上警察、海事局、漁業局、税関など10以上の関係機関により行なわれていた海洋における法令業務を一元化し
効果的に実施するために設立されたもの。2005年2月に発足、同年11月30日に運用が開始されている。
このやり方で海賊が激減した事実を踏まえてるんだね。
効果的に海賊を減らすことが一番大事なんだとお玉は思うのね。ただし、日本は日本らしい国際貢献の在り方を主張し、主導してほしい・・自衛隊を派遣すること自体が本当に海賊を減らすことにも、そしてノウハウのない海自が本当に独自で日本の船を守ることにつなげられるのかにも、実は疑問を持っていて・・・・心の奥には自民党はとにかく集団的自衛権をなし崩しに行使したいんだよね・・と思えちゃう・・でもそういう風にばかり言いたくないんだよね。お玉は。
本当に役に立つ、効果のあることは海賊を武力で押さえつけることだけではないと思う、もちろん危険にさらされた船は守るべきだし、襲われたら応戦しちゃうのも仕方がない(そうしなきゃ死んじゃうんだから)
役に立てない自衛隊を出すことでは日本にはメリットないと思うんだよね。アメリカに言われて、国連を言い訳に出てきただけだよね・・って思えちゃう・・
お金も人も効率よく使おうよ・・ってなことを実は役人や自衛官や国際的な組織にいる人は知っていて、政治家たちがそういうことを知らないふりしてるだけじゃないのかな???最近お玉とランキングのしのぎを削る山本一太さんにぜひお聞きしてみたいな…

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>海賊を捕まえる?
>抑止するなら分かりますが、

実際に現在海賊対策にあたっている各国艦艇は可能ならば海賊を捕縛し彼らを周辺国やプントランド政府or暫定政府(現地当局といったらこれぐらいだよなあ)に引き渡しております。
デカい艦船にやられるという恐怖、ひっとらえられるという恐怖が抑止になるんじゃないでしょうか。まあまだ効果は未知数ですがね。捕らえるというのも抑止の手段の一つです。なぜ抑止か逮捕か、という対立の図式になるのでしょうか…。

たとえ話の「捕まえる」は「犯罪行為の取り締まり」に置き換えて読んでいただいても意味は通じるのでそうしておいてもらえるとありがたい。

>それより海賊行為をする人と契約したほうが良いのでは?

契約があっても最終的に契約違反行為=海賊行為は海軍艦艇が抑えるんでしょう?

自分が海賊の立場に立ったら日本政府のくれる通行税と海賊収入の両取りを考えますけどね…。同じグループが「海賊をやめた人」と「海賊」を演じていた場合でも日本政府がその行為の実態を調査する能力を持っているとは思えませんし。


そもそも普通の警察が機能している社会で恒常的に犯罪を繰り返す集団に金銭を与えてやめさせようということにならない理由を考えてくださいよ。犯罪で金が貰えるなら確実に犯罪者が増えますよ。
海賊にとっても「身代金で一攫千金!」という連中に加えて「通行税契約で一攫千金!さあ俺たちも海賊はじめるぜ!」という奴が出てこないとも限りません。既にある海賊グループが新規グループのふりをして新たな通行税契約を求めることだってあるかもしれません。
ソマリアへ派遣されている艦艇は本来ソマリア当局が行うべき取締りを部分的に代行しているという面もあるのです。


このわたさん
海賊を捕まえる?
抑止するなら分かりますが、捕まえるとなると大変な経費がかかりますね。
それより海賊行為をする人と契約したほうが良いのでは?

力ネジさん
海賊行為をする人にとって安定収入は魅力ですし、今までの海賊にそうした対応が有効だったからです。


答えがずれているようですが(キンピーさんへ)
私は
「海賊が約束を守らなければどうなるか?」
を聞きたいのではなく、2つの視点から
「海賊が約束を守るという担保になっていないのではないですか?」
とお聞きした訳です。

ですので、
「そうなれば商談決裂です 」
ではなく、キンピーさんがそうならないと思っている理由を、私の懸念に反論する形で説明いただけると助かるのですが。


自分の頭が悪いのかも…orz
>いったいどっちなんですか?

○キンピーさんの考え
・海賊グループと海賊行為停止と引き換えに金銭を支払う契約を結ぶべきである。
・契約に反する海賊行為は現在ソマリア沖で警戒にあたっている各国海軍によって抑止する。
誤読だったら言ってください。

最終的に海賊行為を抑えるのが海軍艦艇になるのだったら最初の“通行税契約”にはあまり意味がないのではと考えたのですが。
日本の窃盗グループ取締りを例に取ると、窃盗グループに金を支払って窃盗行為を停止する約束をさせ、それに反したら捕まえるなんてまどろっこしいことはせずに直で窃盗グループを捕らえますよね。

>そうなれば商談決裂です。

決裂すると、金だけむしられて海賊行為は継続、むしった金でちょびっとばかしパワーアップする海賊という最悪の展開になりますね。
私は契約不履行の可能性が極めて高いので通行税契約など結ぶべきではないと考えているのですが…。


皆々様がた
カネジさん
そうなれば商談決裂です。
安全が守られなかったとしても契約不履行で、商談決裂です。

シンペイさん
その思考で「そもそも」なんてことを考え出したら「税金なんて払う必用はない!」となりそうですね。それならそれで良いんですが。

このわたさん
各国が展開している時に、海賊に戻り、海賊で儲かると思うのであれば、自衛隊も海保の派遣も反対すべきです。
税金の無駄でしょう。
と言おうとしたら、その下に武力が有効だと思われる記述がありますね。
いったいどっちなんですか?


うーん…
>裏切って海賊行為をはたらいたとしても、その後は全くお金が入らない。

で、結局現在の海賊に対してソマリア周辺海域を遊弋する各国艦艇という図式に戻ると。ソマリア海賊的には金をふんだくって海賊行為に戻るだけ。日本は金だけ取られて船が襲われる状態は継続。通行税契約(護衛云々は形式の問題)は明らかに海賊有利の契約です。

日本の社会でも契約不履行にはそれ相応の手段が取れるようになっています。しかし対ソマリア海賊では法の力で解決することができないんです。

カネジさんご指摘の
>2.同じ部族(もしくは結託した複数部族)が「護衛」と「海賊」の両方を演じることでお金がむしられるだけにならないか。
これは大いにありえますね。「いやあ、この前フネ襲ったあれはオラ達とは別の奴らでっさ」てな具合で。シラを切り通されたらどうしようもない。

ということで違反行為を調査する能力が必要ですね。日本はジブチにも外交拠点がない。ソマリアで調査機構を作るのも一手間いります。
プントランド政府(暫定政府に近しい)にも協力をお願いしなきゃならなくなるかな?現在でも海賊都市を絶賛放置中の彼らの能力に期待するのもアレかもしれませんが。

あと日本政府から金をむしるために海賊をはじめる奴も出そう。船を占領して「通行税契約してくれたらいい子にするからね☆早くお金ちょーだい♪」とか言って(笑)

>今は各国がソマリア沖に展開しているのです。担保が無いとお考えの方は、今ある現実を直視されていないものと思われます。

結局各国海軍艦艇の力を以って海賊行為抑止の装置とするんですか。だったらわざわざ金払わなくても今まで通り各国海軍力+微力ながらイエメン沿岸警備隊による封じ込めを狙えばいいじゃない…。海賊行為のリスクを上げてやればいいんです。

>誰を窓口にするかの問題はあると私も書いていますので

一応書いてらっしゃいましたね。

しかし最大の問題であろう窓口問題を解決しない限り通行税云々は無意味な提案になってしまいますが…。


最後に。
>犯罪者に金を?と思われる方が多いようですが
海賊に金を、というのは日本の社会でいうなら窃盗団に継続的に金を渡して窃盗をやめてもらおう、と言っているのに等しいんです。


何で相手を信じれる?
「戦争になるよりマシ」と担保も信頼も無しに
一方的にお金や資源をつぎ込み、約束を破ってもペナルティを課せなかった結果
核兵器なんぞ持つようになった北朝鮮という前例があるのに。
少なくない税金をつぎ込む以上感情論ではなく「間違い無く被害が減る」
という確約が欲しいです。
海上自衛隊でも海上保安庁でも別にかまわない。
ただ、『盗人に追い銭』だけは絶対あってはならないと思う。


担保の問題(キンピーさんへ)
話が拡散しないよう、一点に絞ってお聞きします。

「裏切って海賊行為をはたらいたとしても、その後は全くお金が入らない。これが担保です。」
とキンピーさんはおっしゃっておられますが、これは以下の2点において問題があるのではないかと思います。

1.お金が入らなくなるのは「護衛」のものであって、そのあと復帰した「海賊」としてのお金がなくなるわけではない。(元に戻るだけ)
2.同じ部族(もしくは結託した複数部族)が「護衛」と「海賊」の両方を演じることでお金がむしられるだけにならないか。

1については、護衛に回れば軍隊から攻撃を受けないというメリットはあるでしょう。
しかし、もし、海賊の方が儲かると判断すれば、そのリスクを犯してでも海賊に戻ることは阻止できません。
逆にいえば、海賊に戻るぞ、と脅すことで護衛の金額をつり上げる行為に出る可能性もあります。

2がもっと深刻で、そもそも海賊の実態、規模を正確に把握できていない現状で、ある海賊が「護衛に鞍替えする」と宣言したところで、裏で海賊を続けていないということを確認するのはなかなかに難しいということです。
下手をすると、「護衛」と「海賊」の両方を演じ続け、「海賊がまだいるから、もっと護衛が必要だ」という理由をつけて、海賊被害は減ってないのに、護衛のためのお金をいつまでもむしり取ってしまう危険性もでてきます。

この2点から、キンピーさんの主張は担保になっていないと思うのですが、いかがですか?


お金だけじゃないと思うのです
このエントリも膨大なコメントがついてしまっていてちょっと読むのが辛いので、自分なりに思うことを少しだけ書かせてもらうことで勘弁していただきます。
 海賊が跋扈する現状に対して、ソマリアの治安回復を考えねばならないという意見に賛成します。ただ、今のような状況に陥ってしまった以上、それをすぐに解決することは望めません。長い目で見て、余裕をもって取り組んでいく必要があります。他国の船舶が海賊から受ける被害を考える上でなんらかの防衛策は必要ですが、それはあくまでも過渡的なものであってそこにカネをつぎ込んで国家の存在感を示すようなことは好ましくないと考えます。できる限り低コスト、効果的なやり方をすべきではないでしょうか。日本は官民混合の対策チームを発足させて国際的な場で問題解決を協議し、艦船の派遣なしで充分な働きを果たすことも不可能ではないと思います。それをやらない、やりたがらない政治的な思惑を排除できないことが一番の問題なわけです。
 翻ってソマリアの治安に関しても、膨大なカネをつぎ込めばなんとかなる、という安易な考え方から脱却しなければなりません。カネは両刃の剣ですから、使い方を吟味しなければすぐに悪魔の誘惑にさらされてしまいます。大事なことは人間同士の信頼関係です。派閥で競い合う世界にカネをただ投げ込んだって奪い合いになるだけで本来の役割を果たしません。海賊にカネ、という意見がありますが、これには賛成しかねます。どこの世界にも勢力争いはありますからそれに配慮しないわけにはいきませんが、例えて言うと今の日本の政治がダメだから各政党に平等に補助金を分け与えましょう、それで日本の未来は安泰です、という意見に誰も賛同しないのと同じく、問題解決の仕方を捉え損なってしまうことになるのです。
 現在の日本の産業の危機的な状況を鑑みて、みなさんがどんな方法で今後の日本社会の再構築を図ればよいとお考えになるか。それとまったく同じ態度でもって遠いソマリアの社会の安定を考えるならば、軍事力とカネだけで済むことではないと理解されると思います。人がどんな仕事を得られ、またどんな働き方を選べるのか、生涯設計は可能か、ひとりひとりの負担はどうなるのか、地域社会の問題には誰が責任を持ってあたるのか、社会的に衰退した分野への取り組みはどうなるのか、などなど、大きな目で見て考え、細かな配慮を以って取り組む必要があるのは間違いないでしょう。自衛隊を派遣すべきか否かにこだわる人たちは、そういう本当の問題解決まで視野に入れているのかどうか。逆に、「こうすればソマリアに海上自衛隊を派遣しなくても大丈夫なご意見募集中」のエントリで紹介されている論が指摘するように、海賊対策を利用した軍隊の存在意義の強調が目的となっているような感覚を受けるのです。


皆々様がた
誰を窓口にするかの問題はあると私も書いていますので良くお読みになってからレスをくださいませ。

さて、今海賊行為をするのはとても危険です。そこで護衛を仕事としてやらないかと持ちかけるわけですし、海賊行為をする人たちにとっても良い話です。
裏切って海賊行為をはたらいたとしても、その後は全くお金が入らない。これが担保です。
今は各国がソマリア沖に展開しているのです。担保が無いとお考えの方は、今ある現実を直視されていないものと思われます。
そして警備を生業とするならそれはもはや海賊とは言わないわけで、海賊を助長させるという認識は間違っております。
またスエズ運河を通過する船が少なくなるというご指摘ですが、高い価格設定をすると、警備の仕事も無くなってしまいますので、そのような価格設定はできません。
「そもそも公海は安全に」というご指摘ですが、そのご指摘は公海に限ったことではありませんので、それを言い出すと警備会社はなりたちません。
警備会社の必用が無い社会を実現したいものですね。
もちろんこれらは日本独自でできるわけではありませんので、国際社会の同意が必要なのは言うまでもありません。

>具体的な例を出さないと、これはダメです。
主にエチオピア&アメリカ、それに対抗しようとするエリトリアです。
国連決議も一方的ですね。

>結論にこだわると、必ず壁に当たります
そうですね。
自衛隊派遣に拘ったために政府の対応は他の国々と比べかなりの出遅れが生じました。これはもう取り返しのつかない失敗です。行かされる自衛隊も壁だらけで可哀相に思います。
海賊対策は本来であれば海保の仕事なのに。


貧しいから海賊になる、ならば金を与えよ、これが通るなら性犯罪を防ぐ為に税金で売春婦を雇え、性犯罪者や性犯罪予備軍に売春婦を与えろも成立しませんか?


ちえんさんへ
「軍隊を派遣して、海賊がいなくなったとしても、ソマリアの漁民たちは食べられないままです。」
これは、まったくその通りです。
この部分について日本政府の取り組みや戦略は(少なくとも目に見える部分では)不十分に思えます。

しかし、
「そのことを軍隊派遣だけを考えている人たちは、まったく考えていないし、その方法すらないでしょう。」
というのは、ちえんさんに思いこみがあるように思えます。

ここでの議論も、自衛隊派遣容認派の多くが、軍隊の派遣は対処療法のようなものであり、派遣しさえすればそれでよいとは言ってないことを、コメントを読み返した上で理解していただきたいと思います。

私個人も、私なりの案を自分のブログに載せていますので(http://kaneji.blog45.fc2.com/blog-entry-38.html)、ご覧ください。個々の案の考察が追いついていないので申し訳ないですが。

逆に、ちえんさんには、何千億ものお金を今の海賊やソマリアに渡して、それがソマリア復興に役立つという具体的な「方法」を提示してほしいと思います。

・どうやってソマリアの漁民たちにお金の使い道を考えさせるのか?
・内戦で安定していない国に派遣されるベンチャー企業やまじめなコンサルタントの命は誰が守るのか?
・派遣させる企業は何の産業を育成すればいいのか?
・横流しをゆるさない「システム」を軍隊に頼らずにどう構築するのか?
・彼ら自身で解決できる援助とは具体的にどのようなものなのか?
・政府が事実上崩壊している状態の中で、どう援助を公平に分配するのか?

こういった意見が具体性、実現性を帯びれば、ちえんさんへの賛同者を得ることも可能になってくるのではないでしょうか。


公海は「自由な海」でなければならない
 通行税、エスコート代との話が出ていますが、本来、公海は「自由な海」でなければなりません。公海上に「エスコートが必要な海」が存在しないようにするのが目指すべき目標です。
 陸の問題は、最低限陸の上に封じ込める必要があります。貿易立国である日本が、絶対に譲れない一線です。 また、日本に限らず、全ての沿岸国にとって「公海の自由航行が保障される」事は有益な事柄です。ソマリアに限らず、今現在貧しい国が、自らの力で経済を立て直し国民の福祉を充実させていこうと行動を起こしたとき、必ずや自由に世界中と貿易できる事の恩恵にあずかるでしょう。

 ソマリアの個別事情とは関係なく、人類の幸福のために「自由な海」が、必要です。

 余談ですが、「運河の通行料はどうなんだ?」と言い出しそうな方がいそうなので、先に一言。運河というハードウェアの維持管理・建設費の回収等々、利用者が負担すべきコストが存在しますから、運河に通行料が必要なのは、問題無しです。そもそも運河は公海じゃありませんし。


ちえんさん、キンピーさん
ちえんさん

>通行料までもらっておいて、海賊行為をする馬鹿は、今のソマリアにはいないだろうし、

海賊に通行料を払うというのは、海賊行為を正当行為として認める、ということを意味するんだよ。
ますます海賊行為が激化するだけ。だから、これはNG。

>もしやったら、近隣諸国の警察力をもってしっかりと取り締まるだろう。

ソマリアの周辺国は、警察力を国内ですら十分機能させることができない。そんな状態でソマリアを取り締まることができる余力は期待できない。なので、これもNG。

あとの発言は、もう「自衛隊を派遣するな」という結論ありきの強引な希望でしかない。解決どころか事態を悪化させるだけ。もっとご自身の尊厳を自ら守ってほしい。


キンピーさん

>誰を窓口にするのかの問題はありますが、それをクリアーできれば通行税は良い案です。

ぜんぜん逆です。事態の悪化を招くだけの最悪の案です。
「誰を窓口にするのか」ということ自体が雲をつかむような話です。

>犯罪者に金を?と思われる方が多いようですが、国の成り立ちなど所詮そんなものですし、どうしても抵抗があるようでしたらエスコートもサービスさせて護衛料とすればいいのです。
>これで少なくとも海賊家業に従事しようとする若者は減ります。

海賊家業に従事しようとする若者は、減るどころか増加するだけです。
海賊にカネを渡す、というのは、海賊の行為を正当なものとして認定することであって、正当なものであれば、当然やめることはない。
カネを渡すなら、武装解除で海賊行為を完全に停止と保証をとりつけることが最低条件であって、キンピーさんの案はNG。

>それとソマリアで一極に暴力装置を集める一枚岩国家という形式が合っているのか考えてみた方が良いように思います。
>氏族の力が強い、歴史的経緯に基づいた連邦制色の強い国作りの方が合っているように思いますが、欧米や関係国は自分たちの意向を聞き入れる国家を作りたいが為に、

連邦制色に強い国づくりがあっているなら、その方向性で実現できればいいのです。ともかく、ソマリアとその周辺の治安が回復することが最優先。

>一方的な支援をしたり一部の勢力を排除しにかかったりしています。

具体的な例を出さないと、これはダメです。どこがどこに支援し、排除しているのですか?


お2人とも、自衛隊派遣反対ありきの論を展開しすぎです。自衛隊派遣の賛否は「結論」の部分として考えることをお勧めします。結論にこだわると、必ず壁に当たりますし、それをゴマかしても、わかる人にはわかってしまいますよ。


海賊に通行税を払うことによる経費増加で、スエズ運河を経由する意味がなくなった場合のことも考えてないのでしょうか?

たぶん1年もしないうちにソマリア周辺を通りスエズ運河を通行する船は激減するでしょう。そうなると、当然ソマリアの海賊に入る金が減る、ついでにエジプトやその周辺国に入るはずだった金も減ることになり、さらにあの周辺は貧乏になっていくでしょうね。

貧困がもたらすものは何かと問われれば、命の喪失です。これは火を見るより明らか。それは、ソマリアの海賊を根絶するよりもはるかに多くの命を奪っていくでしょう。

また、戦争してまでスエズ運河の権利を欲しがった国があるので、そんな状況になれば札束で横っ面を叩くようにスエズ運河をエジプトから買い叩き、自らの利益を確保するためにスエズ運河の通行を阻むような原因を力ずくで排除しようと考えるかもしれません。そこでまた多くの命が奪われていくでしょう……


いいたいことは、軍事侵攻よりましということです。

 それとかねじさんへの答えとして、海賊に援助することはとてもよいこととはいえないけれど、間違いなく経済復興になると思います。

 食がない状態を放置してはいけないということがかねじさんへの回答です。

 あれはだめこれはだめと、軍隊を派遣する以外にないという議論はとても間違いで、近隣諸国も国連も否定していることです。日本には金だけだしてほしいわけです。

 私は、戦争で疲弊した国の状態をマスメディアは詳細に報道してもらいたい。そして、横流しを許さないで、いままでと違い必要な人に直接届くことを確実に行ってほしい。

何千億円も使って無駄なことをするくらいなら、ソマリアの漁民たちにお金の使い道を考えさせて寄付したほうがましだ。できたら、そこにベンチャー企業やまじめなコンサルタントを派遣して軌道にのるまでサポートしてもいい。軍隊を派遣して、海賊がいなくなったとしても、ソマリアの漁民たちは食べられないままです。そのことを軍隊派遣だけを考えている人たちは、まったく考えていないし、その方法すらないでしょう。
 何千億というお金を上手に使えば、食は守られる。話し合う機運もうまれるかもしれません。
 ソマリア人はばかばかりだから、なにもできないのだと決め付ける前に、同じ人間なのだから、彼ら自身で解決できると援助にとどめるほうが、まともではないか?
 話合いではなく、助け合いであろう。

 


答えになってない…。
>それぞれ契約を結ぶということです。

どうしてそう無邪気に海賊を信じてしまうんですかorz
どこに契約を履行してくれる保証があるんですか。契約破りへの制裁は?制裁手段を持たないと最悪むしられるだけむしられてそのままってこともありうるんですが。

しかも交渉相手が確定しないという問題の答えには全くなっていないじゃないですかorz

契約を結べたところで他国の反応はどうするんですか。日本が海賊へ資金援助しているのと同じことになるんですよ? 既に海賊を捕らえて周辺政府に引き渡したりと対決姿勢を明確にしている国は怒りますよ。

なにもしないほうが絶対いいです。


このわたさん
通行税ですが、エスコート代とすればビジネスですから、それぞれ契約を結ぶということです。
貴方がご心配されていることの多くは解消されます。

雑感の方ですが、イスラム原理主義は排他的な面はありますが、それがテロの温床というのはいかがなものかと存じます。
>それがすんなりできたら誰も苦労しませんよ…。
相手をテロリスト、あるいは関与していると決め付け、存在を否定するかのごとく振舞えば良いというわけではないでしょう?
過激派といわれる人たちの変化のみに期待しているのはいかがなものかと思いますよ。


通行税だけはだめ。
「何もしない」から「海保派遣案」、「哨戒機派遣案」、「艦艇派遣案」と色々ありますが通行税だけは絶対駄目です。最低の策です。

まず技術的問題。
・交渉する対象の確定
・合意をいかにして守らしめるか(合意に反した場合の制裁手段を含む)
・日本関係船舶の定義と海賊によるその識別
・合意後、合意外での新規海賊業者出現への対処

次に通行税支払いで合意が成立した後の問題。
・海賊は通行税収入で更に強力になる。問題の解決を更に遠のかせてはいないか。
・海賊が地元勢力の資金源となっている可能性も指摘されている。通行税収入がそれらの勢力に渡ってソマリア情勢に悪影響を与えないか。
・日本が単独で海賊と通行税契約を結んだ場合、海賊に資金援助を行ったとして海賊に敵対姿勢を貫く各国から批判を浴びることが考えられるがどう対処するのか。
・そもそもあの程度の暴力にあっさり屈して金をむしられていいのか。

以上疑問が山積みです。

>氏族の力が強い

氏族ベースの国づくりには賛成。あれを無視していたら始まらないですからね。

>一方的な支援をしたり一部の勢力を排除しにかかったりしています。

イスラム原理主義国家が成立してテロリストの温床になってもらても困るんですよ。エチオピアが全力で拒否するからまた介入入って混迷するだろうし…。
過激すぎる方々はそもそも妥協する気がないっぽいので妥協する気になって(角が取れて)自発的に歩み寄ってくるのを待たないと…。今暫定政府に参加しているARSジブチ派はそうやって歩み寄ってきた連中ですしね。

>彼らが統治する土地をソマリア一部に留めおくか、そもそも今の過激派と言われる若者中心のグループは、もともとどこかの氏族に属していたのですから、元のサヤに吸収していくかして全体的なものにならなくすれば良いだけです。

それがすんなりできたら誰も苦労しませんよ…。


通行税、その他雑感
誰を窓口にするのかの問題はありますが、それをクリアーできれば通行税は良い案です。
犯罪者に金を?と思われる方が多いようですが、国の成り立ちなど所詮そんなものですし、どうしても抵抗があるようでしたらエスコートもサービスさせて護衛料とすればいいのです。
これで少なくとも海賊家業に従事しようとする若者は減ります。

それとソマリアで一極に暴力装置を集める一枚岩国家という形式が合っているのか考えてみた方が良いように思います。
氏族の力が強い、歴史的経緯に基づいた連邦制色の強い国作りの方が合っているように思いますが、欧米や関係国は自分たちの意向を聞き入れる国家を作りたいが為に、一方的な支援をしたり一部の勢力を排除しにかかったりしています。
おそらくこれでは少数派によるソマリア支配を招いたり、一部の勢力との紛争が絶えない国家になるでしょう。
排外的な原理主義の台頭が嫌なのであれば、彼らが統治する土地をソマリア一部に留めおくか、そもそも今の過激派と言われる若者中心のグループは、もともとどこかの氏族に属していたのですから、元のサヤに吸収していくかして全体的なものにならなくすれば良いだけです。
ソマリアと何かと確執のあるエチオピアは、ソマリアと似通った歴史を経験している国ですが、連邦制がこの地域における歴史の趨勢であるならそれに従うのがベターだと思います。


ちえんさんへ
あなたの書き方ではあなたと同じ考え方の人間にしかその論は聞いてもらえない・・お玉の所へ書き込めば突っ込まれてしまう。正直お玉も悲しい・・

感情にまかせて書くだけでは多くの人には伝わらない・・もちろんそれは右派も左派も関係ない・・
これだけ書き込まれているのです。読むのは大変ですが、自分の書いたものがそのあとこのコメント欄で、どう影響していくのか、感じてほしいです。人の意見もきちんと読んで欲しい。

せめてカネジさんの反論には答えてほしかったな・・




いや、そうはならないだろうね。

 経済が発達するからね。それに同時に近隣の諸国は、国連も含めて、海賊を捕まえるための装備を援助してくれと言っていることがわかった。

 誰かが、近隣諸国は無能だといっていたが、うそだった。やっぱりね。

 日本にしても、ヨーロッパにしても、アメリカにしても、イスラエルよろしく近隣諸国に海賊に対応できる武器と施設を無料で援助し、なおかつ海賊にも通行料を払ってあげればいい。

 通行料までもらっておいて、海賊行為をする馬鹿は、今のソマリアにはいないだろうし、もしやったら、近隣諸国の警察力をもってしっかりと取り締まるだろう。

 それが一番現実的だ。

 海賊と捉えるのも重要だけど、さんざん搾取されて命さえも奪われることに対して抗議した人たちへの援助と考えれば、通行料など安いものだ。

 世界の大企業たちは喜んで海賊たちに数百億円くらいの通行税を払うべし。自分たちが搾取した数兆円という額に比べれば安いものだ。正確な数字はもっと膨大だと思うけどさ。数百万人、数千万人に一ドル以下の生活をさせつづけていて、なんとも感じない大企業のかたがたには、命とはいわない。ほんの0.0001%くらいの援助はしてあげてもいいと思うよ。

 それを海賊だ、海賊だというのはあまりにもちんけでけちんぼだ。


海賊に通行税など愚の骨頂
海賊に戦力強化のための資金提供を行ったら海賊叩きで一致している国々からどういう反応をされるかわかっているんでしょうか。

通行税を払うぐらいなら何もしないほうが随分ましです。

そもそも形のわからない海賊とどうやって交渉するのでしょうか。何を担保に「日本関係船は襲わせません」という約束を守らせるのでしょうか。日本関係船をどう定義して海賊にどうやって識別してもらうのでしょうか。通行税に合意したとして新規海賊業者が次々現れた場合はどう対応するのでしょうか。
技術的な疑問も山積みです。

>海賊による景気で農業や産業のサイクルが回りだせば、自立には数年だろう。

ただ単に札束や食料を投げ込んでもなんの解決にもならないことはブラック・アフリカの現状を見ればよくわかります。
それと無政府で軍閥が跋扈していても経済はある程度回ってしまうようです。新聞のコラムに出ていたのですが、ソマリアでも地元投資家の共同出資によるコーラ工場が稼動していたり、携帯電話が普通に使えたり、はたまたアメリカからの送金もあったり(つまり送金システムが存在している)するそうです。
だから経済の回転=暴力の停止とはならないと思います。残念ながら。


というか氏族勢力やイスラム勢力を豪快に無視して海賊海賊言うあたり(海賊がそれらの資金源だったりするんだろうけど)ソマリア情勢をちっとも調べてないような…。

ちなみによく話題に上るエイル海賊港はプントランド領内(一応)にあります。泥沼の南部ではないんです。プントランド政府の統治が行き届いていない可能性はかなり高いのですがね。


ちえん様
>何千億だろうが海賊にくれてやればよい。
>人を殺すよりなんぼかましだ。

そういう「信仰」をお持ちの方なんですね。わかります。

ただあなたの持っておられる信仰は日本のごく一部の方々にとどまるようです。(最近は日本国内でも下火になってきたようですね)。


>通行税
そいつぁいくらなんでも冗談ですよね?
「統一政府」とか「仕切ってる顔役」なんぞが存在しない状態で通行税なんぞ
払ったところで欠片程度も意味なぞありゃしないしむしろ「税徴収」
目当てに海賊がより一層増え、日本船がとことん
狙われるであろう事は自明の理なのに。
わずかな思考と「結果ありき」を排除すればむしろ犯罪者に加担する罪悪とすら
いえる天下一のド阿呆な意見なのは間違い無いのに。

>海賊にくれてやればいい
ではまず貴方が何千億とくれてやればいい。
貴方と貴方の家族の財産と生命と未来の全てを差し出してマザー・テレサの
如き行いをしてから言えばいい。
私はいやだ。
「誰も彼も救いたい、最善のみが価値がありセカンドベストなど認めない」
というほどわたしは強欲ではない。
最低限自分と家族の生命と安全、そして利益を守りたい。
他の国のどこぞのだれぞは、その後だ。


ちえんさんへ
ソマリアの海賊へ通行料を払うような行為は、ソマリアの治安回復にとってマイナスだと私は考えます。
なぜならば、海賊という不法行為で生活できるようになる、という実績ができてしまい、ソマリアの人々は、今後国を支えるべき産業に汗水流すよりも、より手っ取り早い海賊行為に力を注ぐようになるからです。

実際、以前ソマリアに国連の援助が流れこんだときに、楽して儲かるということで一部の部族が食いものにしたという例もあるようです。

ちえんさんは
「何千億だろうが海賊にくれてやればよい。自衛隊が派遣されるよりは安くすむだろう。人を殺すよりなんぼかましだ。」
とおっしゃっていますが、海賊を商売と成り立たせることが、ソマリアの復興を遅らせ、より多くの血が流れることも十分にあり得ることだと考えるべきではないでしょうか。


Re: タイトルなし
>所謂イラク3馬鹿

記事違いだなあ・・その表現はやめてほしいしねえ・
http://otama.livedoor.biz/archives/50441160.html
ここ関連でいくつも記事書いてますが・・いまこの話をむし返すつもりがないけれど・・・

> 沖縄で深夜に女子中学生が盛り場へ行き見知らぬ米軍関係者のバイクの後ろに乗って家に行ってどうのこうのという事件の時、若い女がそんな時間に何しているんだ、不注意だという至極真っ当な意見に対して、セカンドレイプ(レイプしてないのに)だとか、米軍基地があるからだとかの不思議論が噴出した事もありましたが。

ああ、それに関してはお玉ブログで有名になった「男は熊」論というものがあります・

http://potthi.blog107.fc2.com/blog-entry-91.html

あなたがいろいろ思ってらっしゃるネタはお玉とともに検索するとたいてい過去に大議論になってますので・・むし返す気は今のところないけど・・紹介までね。(*^_^*)


>日本の商船はそんなアブナイ所に行っても、今は市況が悪くて儲からないのですから行かなければ良いのです。

それを生業としてる企業や職員の事を全く考慮していない極めて無責任な発言ですね。所謂イラク3馬鹿とは違いますよ。

沖縄で深夜に女子中学生が盛り場へ行き見知らぬ米軍関係者のバイクの後ろに乗って家に行ってどうのこうのという事件の時、若い女がそんな時間に何しているんだ、不注意だという至極真っ当な意見に対して、セカンドレイプ(レイプしてないのに)だとか、米軍基地があるからだとかの不思議論が噴出した事もありましたが。


 どうして大企業の損失がわれわれとつながるのかがわからない。

 見落としてはいけないのは、必要以上に搾取しているところがあるんでないの?ということ。あまりにアフリカからしぼりとりすぎて、地域の漁民をテロをせざるを得ない状態に追い込んだのは誰だと思う。

 なかなかわからないよね。

 原因は隠されていて見えない。だから対象療法として、海賊を討てという意見しか見えてこない。

 そりゃ、私だって、どこの誰がソマリアの人からどれだけ奪ったかなど正確に言えはしない。だけど、奪ったやつらがいたことは確かだ。そこのところを一切不問にしているところに大きな問題があると思うよ。

 だからさ、海賊に通行税なりをしっかりと払ってさ、まず彼らに食を保証させないと。でたらめに軍事を増強したってまともな技術もないのだし、もし巨大な軍事力をアメリカやイスラエルが売りつけたらそれこそモラルハザードって言われるだろうしさ。

 でたらめな海賊だって、病院を作ってみたり、商店を潤しているし、そこに住んでいる人たちには英雄なわけだ。そこに住んでいる人たちに、誰がどういう理由で食べることができない状態に追い込んだかを説明できないうちは、通行税をバンバン払う必要があるね。少なくても、その領域の実力者なんだからさ。

 なんで、お金払えないの?逆に聞きたいよ。使うこともできずに金庫にねむりっぱなしのお金が大企業には無限とみまごうばかりにうなるようにあるわけでさ。
 なんで、そのお金を、人間の命を守るために使わないの?ってことさ。

 大企業にとっては、一円のお金のほうが人の命よりも価値があるのだと思っているんだろうさ。そんなけちみそだから、何十億円もふんだくられるのさ。自業自得。

 ただ、船で働いている人は逃がしてあげてほしいなと思う。まったく無関係だと思うから。

 自衛隊派遣に数千億円も使うなら、数十億円の通行税を払ってやったほうが、誰もしななくて済むし、アメリカが海賊に最新式の軍装備を売るっていうのなら、海賊もソマリアを統治できるようになるかもね。

 ともかく、海賊は地域の住民にとって、英雄で、地域経済を復活させた功労者であった側面もある。とほほさんも言っているように馬鹿や能無しではできないことだ。少なくてもそこに定住している市民たちは、かしこい。

 どのくらいのレベルになったら、地域の市民は自立した経済圏を確立できるようになるんだろう。戦国時代のなかで市民は着実に生産活動をはじめるようになったし、海賊による景気で農業や産業のサイクルが回りだせば、自立には数年だろう。

 何千億だろうが海賊にくれてやればよい。自衛隊が派遣されるよりは安くすむだろう。
 人を殺すよりなんぼかましだ。


scotti様
この返答を受けた後にscotti様が抱くであろう疑問点に応じるとなれば、おそらく長文になってしまいますので、これ以降は、私のブログにコメントください。どのエントリーでも結構です。(笑)

>わくわく様の話だと、主な武器はソ連製だとか、だとしたら、まずはソ連の跡継ぎのロシアに第一に頑張って解決して欲しいですね。

絶対に無理、と言い切ってもいいです。
なぜなら、闇ルートで流れたのは、もう20年も前の話である上に、昔の兵器ですから、材料と技術者、工場があれば「製造」できるので、全世界的な協力が必要となります。
イメージとしては、日本も昔、中核派や日本赤軍が火炎瓶やらロケット弾やらを密造していましたが、それをイメージしていただければ、と思います。
「まさか、軍事兵器だろ?」と思うなかれ、対人地雷程度ならコストは300円/個前後で作れるそうです。案外、カンタンに作れるんですよ。

>いつも私は武器を作るから問題が解決しないと思っています。
>世界中の軍事費は、世界大不況でもあり、多くの人の福祉の予算へ切り替えていくべきだと思っています。

これは、本当に長くなるので、ご勘弁を・・・。

>今回の派遣で一番気にしていることは、味方艦船同士の誤爆です。例えば中国と日本の艦船同士が間違って戦闘とか、なんだか、それに似た事件が起きそうな嫌な気がします。

残念ですが、それを理由に自衛隊の派遣を反対するのであれば、NGOによる草の根活動も含めて、「戦闘地域での難民キャンプ等での人道支援活動は、日本は今後一切するな。」と主張しないといけません。
なぜなら、それは「交通事故の可能性があるから、自動車を運転しない」に等しいからです。もちろん、自衛隊の派遣はおろか、海保の巡視船の派遣も「論外」になります。

海保の防御能力は商船構造なので心もとないですが、攻撃能力は高い。フリゲート艦の機銃に匹敵する機銃を装備しているものもあるのです。

通常、海軍艦艇は、自らの船籍を認識してもらうために軍艦旗を掲げて航行します。なので、それを怠らない限り攻撃を受けることはありません。
海軍の乗組員は、どの船がどの国籍のどういう艦船なのかを把握して業務を遂行します。
中国とインドの事件については、経緯が不明なので、何とも言えませんが、一般的にはこんな事故を起こせば、司令官クラスは降格ですよ。

>自衛隊が、緊急に、ソマリアへ行く理由が見当たらないと思っています。

そのご発言は、『国連のソマリア沖の活動に、日本が参加する理由が見当たらないと思います。』とまったく同じ意味になります。
なので、もし、どうしても「自衛隊派遣反対」にこだわるのであれば、「自衛隊を派遣したのと同じ、または、それ以上の効果をもたらすもの」を提案しないといけない、ということになります。

>この事とは全く別の事なんですが、郵貯簡保の資金を、民間企業1社で130兆円の債権を委託されて管理されていたとのこと、わくわく44様心配になりませんか?本当に無事にあるのか私は心配です。

具体的なことがわからないので、ソースを・・・。


ツァラトゥストラさんと、とほほさんに賛成
[2009/02/04 21:39] の カークさんの『ソマリア沖であわや軍事衝突=インド潜水艦?と中国艦隊』という情報に関して、私が信服しているブログのツァラトゥストラさんはこう言ってました。

【[ツァラトゥストラはこう言っている? http://moon.ap.teacup.com/zarathustra/]]
(抜粋)
「海賊対策」というのは、あくまでも名目ないし目的にすぎない。
しかし、目的は手段を神聖にしない。
仮に海賊対策という名目が「良いこと」だとしても、手段を間違えてはならない。日本の場合、海上自衛隊をこうした目的で派遣することは、この記事に見られるようなリスクを背負うことになる。こうして軍事衝突が勃発した場合、海賊による被害など問題にならないだけの被害が発生する可能性が高いのである・・・・」】。

コギト「私もツァラトゥストラさんと同じ心配をしていました。こういう不測の衝突(というか意図的?)や、発砲に巻き込まれて、却って民間船に被害が出ることを危惧しています。
また、海賊にとって民間船はお客さんなので一応人命尊重しますが、国家権力に取っては民間船は単なる捨石です。国家の本音は「商船保護は出兵のためのダシ」ですから(特に日本は)。

インド海軍も結構アブナイですね、変に興奮しています。昨年11月のタイ船爆撃沈も、1名の生存者が出なかったら、とぼけちゃったのでしょうね。

日本の商船はそんなアブナイ所に行っても、今は市況が悪くて儲からないのですから行かなければ良いのです。日本会議とパラサイトの岡本行夫と秋山昌廣の私欲の犠牲になるだけです。

海賊対策の一番良い方法は『とほほさんの通行税』だと、私も思います。
ソマリア辺りの人達はスエズ運河が羨ましいのです。スエズの通行料は高いですからね。
スエズ通行料も一種の海賊行為(合法的な)です」。


自分のこと
>ちえん 様

>軍隊を送りたい人たちは、自分たちの利益ばかり考える。

自分たちの利益を考えるのは人として当然です。自分がちゃんとしていなければ、どうやって人に優しくできるというのでしょうか?


>なんでそんなに自分とは関係ない大企業の利益ばかり考える?その理由を教えてくれないか?

大企業の不利益は不景気の原因でもあります。少なくともソマリア人の懐事情よりよほど自分に関係のある話です。


>大企業から、お金でももらっているのか?もしもらっているなら、正直にいってほしい。

2chじゃあるまいし、個人のホームページに「工作員」なんて普通出没しませんよ?


>もらっていないのなら、なぜそんなに他国の貧困な民の、やむをえない行為を表面だけ皮肉る?

貧困にあえぐ人は余裕のある他人を捕らえて奪う権利がある?なるほど。
ならばこちらにはそいつを追い払って身を守る義務がある。

それだけのことです。銃器で武装して身代金を奪う誘拐犯に同情?理解できない。殺されるかもしれないのに?


このわたさん
全てアメリカのせいにしたように思われましたか?
私は本来調整役として機能するはずのものが機能できない原因を探っただけなので、ソマリア全ての事象についてアメリカに原因があると言ったわけではありません。

私たちが見聞きする情報や“常識”が、ソマリアの人々と必ずしも一致するものではありませんので、ボタンのかけ違いには十分注意しましょうという趣旨です。

助けにいって憎まれる。
そういうことは避けなければいけません。


わくわく44様
いつも親切にありがとう。
わくわく様の話だと、主な武器はソ連製だとか、だとしたら、まずはソ連の跡継ぎのロシアに第一に頑張って解決して欲しいですね。
いつも私は武器を作るから問題が解決しないと思っています。
世界中の軍事費は、世界大不況でもあり、多くの人の福祉の予算へ切り替えていくべきだと思っています。
今回の派遣で一番気にしていることは、味方艦船同士の誤爆です。例えば中国と日本の艦船同士が間違って戦闘とか、なんだか、それに似た事件が起きそうな嫌な気がします。
自衛隊が、緊急に、ソマリアへ行く理由が見当たらないと思っています。

この事とは全く別の事なんですが、郵貯簡保の資金を、民間企業1社で130兆円の債権を委託されて管理されていたとのこと、わくわく44様心配になりませんか?本当に無事にあるのか私は心配です。


とほほさんへ
とほほさんの説明は「武力・暴力で戦争がなくならないことの証明」にはなっているかもしれませんが、今、アフガニスタンから撤兵しても治安は守られるという説明にはなっていないと思うのですが?

松竹伸幸さんのブログで紹介されていた、伊勢崎賢治さんのアフガン出口戦略
http://matutake-n.blogspot.com/2009/01/blog-post_12.htmlほか)で、伊勢崎さんは、アフガニスタンから今撤兵してはならないと、具体的な出口戦略も含めて主張されていますが、とほほさんは、その主張に対してどのようにお考えですか?


それは解決を難しくする
ちえん様

>ソマリアだけの問題じゃなくて、まわりの国ぐにの貧困の問題もあると思う。
>ソマリアが無理なら、そのまわりの国ぐにに援助をするほうがよい。

残念ながら、まったく意味はないです。
確かにソマリアの周辺諸国も、貧困もあれば社会情勢も安定しているわけではありません。だからこそ、余計に意味がない。
自国の利益を最優先どころか「自国のためだけに」という結果になります。ソマリアには1ドルも渡らないと思っても間違いではありません。

>そして、その地域の人間が、経済を通して解決する方向を見つけるべきではないか。

ほぼ100%不可能です。
ソマリアへ経済や金融面での援助ができるようになるには、今からスタートしても、最速で30年はかかるでしょう。
「経済活動が活発になって外国人労働者を雇用する。その部分でソマリア人に来てもらう。」というのであっても、やはり最速で30年はかかります。

この30年という数字は、「次の世代が主導する」という意味です。『次の世代が主役となるまで、それは実現しない』ということです。
短期間で奇跡的な復興を成し遂げた例は、いくつかありますが、残念ながら、アフリカにおいては、その「奇跡的復興」を果たす条件がない。そして、その条件は、カネで解決できるような甘いものではありません。援助額を倍に増やしても、結果は同じ、ということです。

>それまでは、とほほさんのいうように海賊に莫大な通行税を払うこともやむを得ないのではないか。それのほうが自衛隊を送るより安く上がるだろう。

残念ながら、その真逆です。
ちえんさんは、住民の経済や福祉などに使われたり、あるいは生活不安の解消に使うことを期待していると思いますが、海賊に渡す通行税は、「軍閥の勢力維持」のための資金にしかなりません。つまり、解決に向かうどころか、ソマリアの分裂状態をさらに悪化させるという、まったく逆の結果になります。
もちろん、軍閥も住民の不満を生じさせるわけにはいきませんから、民生活動やインフラ整備等にその通行税を使うこともありますが、同時に軍資金にも使われます。そうなってしまったら、前述の「次の世代が主役になる」頃も、『まだ内戦終結への道は遠い』という状態のままです。

>大事なのは、あのあたりの貧困は食べることができないという貧困なのだ。仕事が少なすぎるという状態なのだ。それなのに、軍隊をもっていってどうしようというのだ。

海賊や盗賊への対処、軍閥同士の抗争を監視。これらは、日本国内の組織を見渡したとき、自衛隊でしか対処できません。いくら旧ソ連製の中古品とはいえ、軍事兵器なのです。警察や海保の装備では十分対処できません。

>軍隊を送りたい人たちは、自分たちの利益ばかり考える。なんでそんなに自分とは関係ない大企業の利益ばかり考える?その理由を教えてくれないか?大企業から、お金でももらっているのか?もしもらっているなら、正直にいってほしい。もらっていないのなら、なぜそんなに他国の貧困な民の、やむをえない行為を表面だけ皮肉る?

「大企業の利益を排除し、ソマリアの貧困の民を最優先する。」というちえんさんのスタンスでも、「自衛隊を派遣するのが妥当」という結果にしかなりません。

自衛隊を派遣したくない、という気持ちは理解しますが、残念ながら、ちえんさんが希望することは、全部不可能です。
なので、ここはちえんさんの希望を最大限達成する、つまり「ベストではなくベター」を模索するように発想しないと、どんどん苦しくなります。
それは「暫定的には自衛隊を派遣するが、その派遣期間を最小限に食い止める」というものです。そのためのプロセスを構築することが、ちえんさんの希望を最大限、実現することになろうかと思います。


キンピーさんへ
もいっこ。

確かに外国軍の介入への拒否感は一定程度あるっぽいですね。エチオピアへの反応見るに。

----------------------ここから別

>とほほさんのいうように海賊に莫大な通行税を払うこともやむを得ないのではないか。

海賊はそこまで文化的ではありません。どうやって交渉するか答えてください。また実現した結果どういう反応を受けるかも考えてください。

何もしないほうがましです。


 ソマリアだけの問題じゃなくて、まわりの国ぐにの貧困の問題もあると思う。

 ソマリアが無理なら、そのまわりの国ぐにに援助をするほうがよい。

 そして、その地域の人間が、経済を通して解決する方向を見つけるべきではないか。

 それまでは、とほほさんのいうように海賊に莫大な通行税を払うこともやむを得ないのではないか。それのほうが自衛隊を送るより安く上がるだろう。

 大事なのは、あのあたりの貧困は食べることができないという貧困なのだ。仕事が少なすぎるという状態なのだ。それなのに、軍隊をもっていってどうしようというのだ。

 軍隊を送りたい人たちは、自分たちの利益ばかり考える。なんでそんなに自分とは関係ない大企業の利益ばかり考える?その理由を教えてくれないか?大企業から、お金でももらっているのか?もしもらっているなら、正直にいってほしい。もらっていないのなら、なぜそんなに他国の貧困な民の、やむをえない行為を表面だけ皮肉る?


結局のとこ
暫定政府もアレな部分がありますがそれ言ってちゃ何も進まないよーということで一つ。ジブチ合意(とそれによるエチオピア撤退)で折角じわっと進み始めているんですから。

イスラム原理主義国家の樹立はエチオピアが絶対阻止するから多分無理だろうしテロ組織の聖域になってもらっても困るんでできてほしくもありませんね。


こんなニュースが入ってまっする。
ソマリア沖であわや軍事衝突=インド潜水艦?と中国艦隊
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/pirates/
 【香港4日時事】4日付の香港各紙によると、アフリカ・ソマリア沖で1月15日、海賊対策のため派遣された中国海軍の艦隊が、ある国の潜水艦に追跡されていることを察知して逆に潜水艦を包囲し、一時攻撃態勢に入るという事件があった。中国紙・青島晨報の報道として伝えた。(時事通信)

しかし、潜水艦まででばっているらしい。何だろうねぇ、あきれてしまいました。本気で海賊退治するきあるんか?戦争になったら、ミイラ取りのミイラ以上かも。


キンピーさんいわく全部アメリカのせいだから暴れてもしょうがないんだそうです。
>ある派閥だけが好戦的に見えるのか考えてみたところ、どうやらアメリカ中心で行った国連の強硬な武装解除に原因があるのではないかという考えに至りました。

過去(90年代前半のソマリア介入)の有力軍閥VS国連でなく“今現在”の“イスラム過激派(アルシャバブ中心)”が対話を拒否して暴れているのはアメリカのせいだってことですか?

>ますます宗教的な枠組みが必要になるのだろうと思います。

私は穏健イスラムの政権参加(現在進んでる)に関しては賛成ですが。そんなにイスラム嫌いに見えたかなあ…。
まさかとは思いますが現状の合意プロセスを無視したアルシャバブ中心のイスラム原理主義政権構想とか考えてたりします?

どうしても「イスラム過激派大好きソマリア住民」VS「西欧」にしたいんですねえ。


このわたさん
なぜ私たちの目にはある派閥だけが好戦的に見えるのか考えてみたところ、どうやらアメリカ中心で行った国連の強硬な武装解除に原因があるのではないかという考えに至りました。

彼らは国連やアメリカにかなり不信感を持っているようですし、実際武装解除にあたったアメリカはそう思われても仕方の無いアンフェアーなことをしていたようです。
国連物資の運搬も最初は黙認されていましたが、武装解除に取り掛かりだしてから略奪が発生しています。

こうなってくると国連は錦の御旗ではなく、一部の人からすれば自分たちを丸裸にして殺す「敵」でしかないわけで、国連やアメリカが関与する枠組みに応じる可能性は低いでしょう。
そういうことでますます宗教的な枠組みが必要になるのだろうと思います。

海賊退治の国連決議は胡散臭いところがありましたが、今後の日本の役割を考えると、やはり一歩引いておいた方がよさそうです。
政府は自衛隊派遣を決定しましたが、さらに米軍への協力や国連軍入りとなると、日本が求められる役割(インフラや貧困)に支障が出る可能性が非常に高くなるように思います。


今日ヒマしてるんで真昼間から
>しかし過激派といわれるグループについてイスラム社会の評価は異なるようです。

どうなんでしょうねえ。世論調査も難しい地域ですからね。
各地武装勢力との交戦のニュースが結構入ってますし過激派武装組織アルシャバブが南部ソマリアで広範な支持を受けているとは言いがたいのでは。上で挙げたスーフィー勢力との敵対も継続中のようです。バイドア制圧をなしえたあたり軍事的能力は高そうですがね。
しかもこのアルシャバブ、ジブチ合意でエチオピアが撤退したのに今度はAU軍をターゲットにし始める有様で対話する気ゼロと見ていいでしょう。加えてARSエリトリア派幹部ともズレがあるようで…
とりあえずもうちょっと角が取れてからでないと過激派取り込みは厳しいかと。穏健化した後なら取り込み必須なんでしょうが。

>イスラム法廷会議

という組織は現在はもうないんですよ。旧イスラム法廷派のくくりはある程度役立ちますが。私も誤記したことがあるんで人のこと言えませんね(苦笑)。

>あるいは暫定政府がその役目を担い

ARSジブチ派は現在暫定政府参加中で新大統領を出し主導権を握っているようですよ。

>ソマリランドのやり方をそのまま持ち込んで

ソマリアに平和をもたらすにはあの方式がベストなのかも。そういう意味でも見境なくドンパチやらかすアルシャバブはすんごく迷惑。


現在じわじわと和平へ進みだしている状況下(といっても道はるか、なんですが)で迷惑なのはやっぱりイスラム過激派武装組織なんですよ。それを支援しているとされるエリトリアもかな。取り込むにしても彼ら過激派が積極的に対話を拒否するもんだから手のつけようがない…。


平和
なぜ右翼が戦争を望んでいて左翼が平和を望んでいると、左翼は思うのか、それは「平和」というものの定義が両者で違うからだ。

右翼の平和というのは国内の団結と国際社会での武力均衡である。これに対して左翼のそれは国内での争議(スト・デモ)と国際社会での非武装平和である。

左翼にとって、右翼の平和は国というタコツボに籠もった視野狭窄である。武力という狂気に頼った偽りの平和である。

右翼にとって、左翼の平和は外面だけを取り繕い、大切な仲間を裏切る売国である。イデオローグに糊塗された争乱である。

右翼は自分たちの「テリトリの外」に争いを押しやろうとするが、左翼は自分たちのテリトリに「争いを持ち込もう」とする。右翼は仲間内では仲良くし、そこでの矛盾は「外」に押し出すが、左翼はむしろ「外」の人と仲良くし、外での矛盾を仲間内に持ち帰って闘争する。

--「平和」とは「戦争のないこと」だから、戦争が根絶されたら「平和」は来なくなる--

しかし、戦争が無ければ闘争があるのだ。


このわたさん
欧米視点からみればそのとおりだと思います。
しかし過激派といわれるグループについてイスラム社会の評価は異なるようです。
この部分が欧米と地元住民とが譲れないところなのでしょうが、民族自決の原則としてイスラム法廷会議の括りの中に暫定政府も過激派といわれるグループも入り(あるいは暫定政府がその役目を担い)、その中で国作りをしていくのがベターだと思います。
ソマリランドのやり方をそのまま持ち込んで上手くいくか分かりませんが、参考にすべきです。


「殺すな」ですか。
 「海賊から船を守る」という大義名分に対して「殺すな」と言う大義名分を掲げるのは苦しそうですね。
 イラクのときは万単位のデモ行進があったそうですが、今回は盛り上がらないようですね。

「自衛隊って、殺すための訓練を受けた組織でしょう?」と言う言い方に、昭和の左翼の匂いが充満していて微笑ましいですね。
 とほほさん30年ぐらい早く生まれていたらよかったね。


>ブッシュのアホが
>自衛隊って、殺すための訓練を受けた組織でしょう?
>それ以外の任務があるの?(笑)
>スクラムコメントを組む君らは~~~(^^;お子ちゃま。

武力に依らない解決を標榜する人がこういう事を平気で書く。不思議ですね。ブログでの異論や反論にすらこういう反応する人が、国対国の争いを武力以外の解決法でなどと、どうしたら主張できるのか?全く理解に苦しみます。

>武装社会よりも非武装社会のほうが、はるかに安全であることは火を見るより明らかでしょう。
いつどこでそんな社会が、時代があったのですか?


 海賊対策に自衛隊を派遣するのは、是か、否か?

 否であるという理由の一つに「軍事力を誇示してはいけない」というものが有るようですが、これは逆でしょう。「軍事力の誇示は積極的に行うべき」です。
 世界平和に対して、憲法9条より説得力を持ったメッセージを送るには「戦争ができる国が、戦争を選択せずに繁栄すること」を実現してみせるのが有効です。9条では、「戦争を選択しなかった」ではなく「できなかったんだろ」と思われてしまって終了ですから。
 その「戦争ができる国」に日本が該当する事を世界にアピールする良い機会ではありませんか。しかも相手は「国」ではなくて海賊、つまり犯罪者です。軍事力を誇示しても、それが直接戦争に繋がるリスクが低い相手と考えても良いのでは有りませんか。
 つまり、海賊対策に自衛隊を派遣するのは、世界平和への貢献に繋がるという事です。

 また、貿易立国である日本の立場は、いかなる形であれ「自由な経済活動」を疎外する要因とは相容れないのです。WWⅡに際してだって、日本の貿易の自由が確保されていたら米国とどんなに険悪な関係になっても開戦には至らなかったでしょう。WWⅡの場合は経済ブロック化が「自由な経済活動」を疎外したわけですから海賊とは違う、と反論する方もいるでしょう。ですので先に「いかなる形であれ」と述べています。日本の例ではありませんが、米国のWWⅠ参戦の理由はドイツによる無制限潜水艦作戦であった事を思い出すべきです。海賊被害とは、通称ルートが遮断されるという意味で無制限潜水艦作戦と同質の「自由な経済活動」を疎外する要因であります。
 この事は、最低限「海上交通の自由」さえ確保できれば、日本は目的を達した事になるという事です。無政府状態の混乱地域内の有力者を話し合いのテーブルに連れ出すという効果も期待される軍事力による海賊対策は、一石二鳥をねらった有効な手段であります。しかも、こちらから海賊を積極的に攻撃せずとも直接護衛によって抑止力を働かせるだけで海賊対世界各国の消耗戦に持ち込めます。
 抑止力と考えるならば、海賊の兵器(対戦車用のロケットでしょうか)に対してアウトレンジできる兵器を運用するのがベターでしょう。海保の20粍機関砲は、漁船改造の海賊船に対して十分な破壊力を持つでしょうが、交戦距離が海賊側の武器と被るのではないでしょうか。やはり3吋程度の砲を備えた艦船、日本の場合は護衛艦が必要でしょう。ただし、相手に付入る隙を与えないためには、一つの船団(護衛対象)に複数の護衛艦を貼り付ける必要があります。
 海自が訓練不足との意見も目にしましたが、制圧・逮捕を目的とする必要がないのですから(海賊との消耗戦、先に資金が尽きたほうが手を上げる事になる)、護衛訓練が不十分という事は無いと考えて差し支えありません。むしろ、護衛艦の派遣期間中に乗員だけは何チームも編成してローテーションし、できるだけ多くの隊員に護衛作戦の実戦を経験させれば、日本にとって得がたい財産になります。

 もっとも海保の出番がないとも考えていません。これを機会に海保を建前は警察組織、でも実質軍隊という組織に育てる構想があっても良いと考えます。
 複数の暴力装置を相互に牽制させる事は、暴力装置の暴走を抑止するのに有効との考えからの提案です。問題点は、相互に牽制させるだけでなく緊密な連携も持たせなければコストパフォーマンス上不利になる点でしょうか。しかし、これは制度設計の問題ではなく運用の問題ですから、政治のリーダーシップと国民の支持があれば解決できるでしょう。
 日本国内の安定を今以上に増した後、海保を国際貢献の主役に、という事も有り得る話だと考えます。

 最後に、ソマリアの混乱解消について。というより「一般論」なんですが。
 結局、国連主導などといっても、一部の先進国、ぶっちゃけWWⅡ以前の植民地宗主国の意向なのが現実。後発の新興国が満足できる話にはならない。
 では、日本は何をアピールするのか? 先進国のやり方にNOを言うのか? そりゃリスクが大きくないか、日本にとっても新興国にとっても。先進国と呼ばれているが、国際社会の場では「国=ヤクザ」と思ってほぼ間違いなし。悔しいが、新興国の側が知恵と忍耐を出すしかない。
 そう、日本はかつて忍耐を重ねて不平等条約を改正したじゃありませんか。国際社会のヤクザたちも、日本が我慢していた頃に比べると人権とか博愛とかの価値観に縛られて付入る隙があるってものです。変な表現ですが、日本はこの「成功体験」を輸出するべき。新興国で「日本人にできたんだ、俺達だって」と考えてくれれば、何が有効なのかもはっきりするでしょう。

 皆様の議論のスピードについて行けず、「何を今さら」な事柄も多々有りましたが、ご容赦くださいませ。


scottiさん、ちえんさん
scotti様

>でも、海賊さんたちには強力な武器の製造技術があるわけでもないでしょう?
>だとしたら、誰かが強力な武器を売っている?

海賊が使っている武器は、旧ソ連製のAK-47やRPG-7がメインですね。これは、かなり古い兵器ですが、ソ連解体のときに闇ルートに流出してしまい、世界中のテロリストや犯罪組織の手に渡っています。かなり古い兵器ですので、材料と技術者がいれば作れますから、もしかしたら、地下組織で密造されているかも知れません。

>そこを取り締まれば解決に近づくと思うのですが・・・

ソ連解体のゴタゴタで流出し、しかも世界規模での闇ルートで流れているのですから、「どう取り締まれば、解決に近づくのか?」ということ自体、実は「わからない」のです。

>どうして自衛隊派遣ありきなのでしょう?

最大の理由は「防御力」です。
警察官が使用する拳銃程度ならば、海保の巡視船でも大丈夫ですが、さすがに軍事兵器となると、中古品でも巡視船では防御できません。軍艦構造の護衛艦と商船構造の巡視船とでは、装甲に格段の差があります。

>派遣された自衛隊が見殺しに遭うような事件が起きるような気がします。
>だって、本来自衛隊の派遣など、本当は期待していないように思われますから、自衛隊が、そこでとんでもないことに巻き込まれるような嫌な気がしています。

期待する効果は「日本の護衛艦が守っているから、襲撃が成功する可能性は低い」と海賊に思わせることです。つまり、船舶への襲撃がゼロに近づければ、『大成功』です。
なので、積極的に戦闘に参加することが目的ではありませんから、あまり懸念することもないかなと思います。(もちろん、絶対にないとは言えませんし、可能性があるからこそ派遣されるのですが・・・。)


ちえん様

>松竹さんのところで、ガリ事務総長のときにソマリアを軍事的に平和にしてやろうとして、失敗してしまったことがちょっと載っていました。

ブトロス・ガリが「平和への課題」という論文を発表して、「平和執行部隊」を編成、PKF即時対応の仕組みを作ろうとしました。国連の機能強化を図る目的ですね。
ところが、双方とも失敗してしまったわけです。それでガリはその「補足」という題名の論文、つまり、枠組みの修正を模索した論文を発表したという経緯があります。

>武器をもつのは、国連が攻めてくるから武器をもつわけです。

いや、これは違うんですよ。
当初は、国連や赤十字による非軍事の人道救援活動をしていたのです。
ところが、この援助物資をソマリアの軍閥が略奪し、医療従事者やインフラ工事の技術者などが誘拐されたり、難民は虐殺されたりしたわけです。このため、これらの活動を警護するPKFの派遣がなされましたが、兵員数も装備も十分ではなく、PKFが不利になってきたため、アメリカが本格介入することになった、というのが事実です。
アメリカが本格介入したといっても、アフリカ連合や国連が外交手段を用いて、なんとか平和的解決を模索したのですが、あろうことか、ソマリア最大軍閥のアイディード将軍は、国連に宣戦布告をし、難民キャンプの襲撃や救援物資の略奪を激化したために、本格的な戦闘に突入した、という事情があります。
このため、アイディード将軍一派を逮捕する作戦をアメリカは立てて、失敗してしまいました。その作戦を描いた映画が「ブラックホーク・ダウン」です。

>彼らはなにを考えているのでしょうか。彼らは貧困だったわけで、飢餓に直面hしていたわけです。援助をしたといいますが、なぜ、一番最後の一番必要としたところに援助がいかなかったのか。
>そこらへんのことは無視して議論をするのはおかしい議論だと思う。

いや、まったく逆です。「一番最後の一番必要としたところに援助がいかない」原因が、軍閥や武装勢力の、軍事兵器による襲撃なので、軍事介入したわけです。
しかし、ソマリアは日本の戦国時代に近い状態だったわけで、イラクやアフガンよりも難しいんですよ。元々氏族社会の寄せ集めで統一政府をつくった国家で、独立当初から小規模ないさかいが続いているような国ですから、「平和な状態」であった歴史がないゆえに、まさに平和実現のロードマップそのものが暗中模索だ、というのが私の感想です。


お玉コール
>お玉さんは何てコールするの?

多分、「殺すな」
でしょうな。

「殺すな」

非常に重要です。
自衛隊って、殺すための訓練を受けた組織でしょう?
それとも、それ以外の任務があるの?(笑)
スクラムコメントを組む君らは、「法」が機能する分野では「法」を。
「法」が機能しない分野では「無法」を主張しているだけなのだな(^^;
お子ちゃま。


平和のための戦争
>http://www.mars.dti.ne.jp/~saitota/book050809.htm
>たとえばこんな所とか・・

ご提示のサイトに書いてあることは、何も今になって始まった言説ではないです。言ってみれば「冷戦時代のパワーバランスによる平和」という妄想に基づいたものです。このサイトの執筆者の妄想のおかしなところは「戦争はなくならない、歴史が証明している」と勝手に思い込んでいるところです。

歴史が証明しているのは「パワーバランスによる平和」など、ありえないことを証明しているのです。戦争は人間がやっていることです、自然災害などではありません、人間がやっていることを人間がやめられないわけはないのです。
歴史を根拠に戦争を語るのであれば、戦争の原因を正しく把握することがまず必要なことで、原因を正しく分析・認識することで原因の除去が可能になるのです。

それをせずに、戦争は起こるものだ、と勝手に決め付けた妄想が20世紀を戦争の時代にしたのです。
歴史を語るのであれば、歴史上、パワーバランスが保たれていたことで、平和だった時代があったでしょうか?仮想敵を想定し軍拡競争に励んだ冷戦時代、世界は平和だったでしょうか?

武装社会よりも非武装社会のほうが、はるかに安全であることは火を見るより明らかでしょう。

>http://www.mars.dti.ne.jp/~saitota/book050809.htm
>たとえばこんな所とか・・

もうちょっと書いておくか(^^;
このサイトの執筆者は、アフガニスタンの例を引き合いに出して、撤退したらアフガニスタンの治安はどうなるんだ?軍隊が必要だろう、といっているわけですが、これが歴史など学んでいない証拠です。

そもそも、アフガニスタンの各軍閥に武器を提供したのは、どこの誰なのでしょうか?ソ連軍の侵攻に対抗して有象無象のとにかく反ソ連である軍閥に武器を供給し訓練したのですよ。アフガニスタンのタリバン政権を訓練し武器を与えたのもアメリカです。

武力・暴力で戦争がなくならないことの証明がアフガニスタンでしょう。
ちょっとネットでアフガニスタンを検索して歴史を調べてみたらよいですよ。もともと、アフガニスタンはソ連に指導された共産主義国家だったのです、共産党時代は遅々としながらも、女性参政権をはじめとした民主化は進んでいたのです。ところがその共産党内部で分裂がおき、軍事クーデターが起こりました。このクーデターを良しとしないソ連が軍事介入してきたのです(ソ連の軍事介入を正当化しているわけではないのでお間違いのないように)。

この軍事介入を見てアメリカがゲリラ組織や反共組織を訓練し武装させ、戦争をさせたのです。そしてテロリスト集団のタリバンがアフガニスタンをほぼ掌握します。しかし、このタリバンというイスラム原理主義テロリスト政権はアフガン人民をこれまで以上に虐待したのです。他の軍閥は北部同盟を結成しこれに対抗します。

9.11が起きた時、アメリカや国際社会はタリバンをどうするのか頭を悩ませていたのです。9.11が絶好の口実となってブッシュのアホが対タリバン戦争を始めたわけです(タリバンを武装したのはアメリカだという事実をお忘れなく)。

平和のための戦争、などというおためごかしでタリバンを武装し、9.11の報復などという嘘八百でタリバンを攻撃し、戦争をしているわけで、原因は武装したことにあるのです。外国の軍隊がアフガニスタンに駐留すればするほど、混乱は大きくなっているのです。アメリカはできるだけ早期に撤退しなければなりません。
軍隊を送り込むことでは各軍閥の武装は解除できないことは歴史が証明しているのです。
>反論があるわけじゃないんです。

反論がないのであれば、平社員さんの結論ははっきりと出ているということですよね?正義の戦争など存在しない、いかなる戦争も否定されるべきという結論が、、、。

>戦争を肯定しようとする人達の意見を書いたんです。

何か、意味があってそれを書いたのですか?

>もう少し文章を見直してから投稿すれば良かったですね。

文章がどうのこうのではなく、堂々と自信を持って平和主義を主張しましょうよ。連中の目的は平和主義者や平和を求める人々を萎縮させ声を封殺することなのですよ。インターネット掲示板などで堂々と平和を主張することも立派な平和運動だと思います。平社員さんも連中の恫喝を恐れず戦争を肯定する人たちは間違っている、と主張したらよろしいのです、「結論はないと思ってます」などと卑屈になる必要などまったくありません。


実は調べつつ書いてたりするw
>イスラム法廷会議のグループ

と一口に言っても色々あるようで。

06年、イスラム原理主義国家形成の可能性に危機感を持ったエチオピアによる軍事介入の結果イスラム法廷会議幹部は国外へ逃れます。イスラム法廷会議はARSとなり暫定政府側とジブチ合意を結ぶに至りました。

旧イスラム法廷会議派
・ARSジブチ派
穏健派。ジブチ合意参加。暫定政府新大統領はこちらの所属。
・ARSエリトリア派(ARS過激派といったほうがいいのか)
ARS内過激派。ジブチ合意は認めない方向らしい。
・アルシャバブ
ソマリア本土で活動する過激派武装組織。目下バイドア制圧中だったり昨年末スーフィーを怒らせたりと今一番元気な連中。ジブチ合意はもちろん無視。

その他地元氏族勢力、AU軍など。現地イスラム勢力・指導者にも色の濃淡があるようです。

現行の暫定政府を軸に穏健派イスラム緒勢力&地元民を糾合していくのが一番の近道…かな?戦争が大好きな過激派の存在がやっかいです。
ソマリランドとプントランドの扱いは南が何とかなってからでもいいでしょう。

というわけで地元民の支持するイスラムVS西欧押し付け政府というシンプルな構図ではないようですよ。エチオピア撤退により対エチオピアで一致団結というわけにもいかなくなったようですし。

なんというかまあ、面倒な地域なんですよ。


 反対派のみなさんは、自衛隊の派遣がきまったらきっと反対デモやるんだろうけど、何てシュプレヒコールするんだろう?
 イラクの時は「侵略への加担反対!」ていう説得力のある大義名分があったからいいけど。
 「海賊の邪魔をするな~」じゃ馬鹿だし、「自衛隊を国外に出すな」じゃ、「海賊から船を守る」という大義名分に対抗できないし。「アメリカの侵略戦争への加担反対」も変だし。
 今回の派遣は大義名分が立つから、反対するほうも難しいですね。
 お玉さんは何てコールするの?


KYさん
自衛隊にこだわり対応を遅らせた麻生総理のアホさ加減が露呈しただけで、誰にも勝ち負けはないと思いますが。

それと国作りにおいて誰でもかまないのであれば、いまだ氏社会のソマリアにあって、人々に対して影響力のあるイスラム法廷会議のグループを中心に国作りをするのが一番の近道です。
国連の判断はその道を閉ざしているとしか思えないのですが。

っと、ここで筆を置こうとしましたが、
ちえんさんの
> 武器をもつのは、国連が攻めてくるから武器をもつわけです。
この一言があったので続けます。
ソマリアは国連に宣戦布告した国ですが、これはソマリアの人々が考える作りと国連(誰が決めているのか知りませんが)の考える国作りが激しく異なることの証左でしょう。


松竹さんのところで、ガリ事務総長のときにソマリアを軍事的に平和にしてやろうとして、失敗してしまったことがちょっと載っていました。

 武器をもつのは、国連が攻めてくるから武器をもつわけです。

 彼らはなにを考えているのでしょうか。彼らは貧困だったわけで、飢餓に直面hしていたわけです。援助をしたといいますが、なぜ、一番最後の一番必要としたところに援助がいかなかったのか。
 
 そこらへんのことは無視して議論をするのはおかしい議論だと思う。

 


>そこを取り締まれば解決に近づくと思うのですが・・・

無理。絶対に無理です。アフリカに今現在ばら撒かれている量だけでも相当えらいことになっているのでアフリカ諸国から税関も警察も軍ないソマリアへ武器を持ち込むのは極めて容易です。

>誰かが強力な武器を売っている?

海賊に乗っ取られたMVファイナ号はウクライナ国営企業から間にケニアを噛ませて南スーダンへ送られる予定だったT-72を積んでいました(BBCによる)。巨大武器生産国だけが今現在の紛争地へ武器を流しているとは限らないんですよ。戦車ですらこれですからより密輸の容易な小型武器取締りがいかに困難かわかっていただけるかと。
冷戦期や東側崩壊のドサクサで流れた武器も多いのでしょうがそれはもう過去のことですから今更規制しようがありません。

小型武器の管理のほうがソマリア沖の海賊より遥かに困難な課題なので「自衛隊艦艇派遣より武器を取り締まろう!」なんていうのはちょっと無理があるのでは。


>どうせ自衛隊は派遣されるのだし、実績は作られるのだし、改憲しなかったばっかりに解釈改憲でなし崩しになるのだし・・・かつて護憲を盾に非現実的な対応を主張して議論を粉砕したサヨクのつけは後代に残るでしょう。

ウヨクの間違いでは?


不思議なんです?
今回のソマリアの海賊さんは、武器が強力だから、軍隊の派遣が必要なのでしょう。
でも、海賊さんたちには強力な武器の製造技術があるわけでもないでしょう?
だとしたら、誰かが強力な武器を売っている?
そこを取り締まれば解決に近づくと思うのですが・・・
その強力な武器の製造元は、米国ですか?英国ですか?ロシアですか?中国ですか?
みんな軍隊を派遣している人たちではないのですか?
逮捕した海賊さんの持っている強力な武器から、入手経路分かりませんか?
今の技術なら海賊さんの強力な武器など、どこ製か簡単に分かる気もしますが・・・
どうして自衛隊派遣ありきなのでしょう?
派遣された自衛隊が見殺しに遭うような事件が起きるような気がします。
だって、本来自衛隊の派遣など、本当は期待していないように思われますから、
自衛隊が、そこでとんでもないことに巻き込まれるような嫌な気がしています。
私の感よく中るんです。
まあ、無責任な感ですが・・・


>自衛隊を派遣すること自体が本当に海賊を減らすことにも、そしてノウハウのない海自が本当に独自で日本の船を守ることにつなげられるのかにも、実は疑問を持っていて

自衛隊の派遣が海賊を減らす事に根本的に寄与すると考えている人は元々いないのでは?

海自では日本の船を守れない。という主張はやめといた方がいいと思いますよ。
海自の護衛艦と海賊船では圧倒的に武力差があります。
武力差があれば攻撃しなくても守れるというのが専守防衛の基本でしょう。

海自を派兵するデメリットは米国の戦争に加担させられる可能性がある事でしょう?
専守防衛が不完全な防衛である事を主張したいのであれば構わないと思いますが。


暫定政府
>自衛隊派兵の非効率さも、不適格さも暴露されまくっていますので

一方的勝利宣言って・・・・(笑)
今自衛隊を出す話と将来的にソマリアをどうするのかという話は時系列がずれていると思うのですが・・まぁいいや。

どうせ自衛隊は派遣されるのだし、実績は作られるのだし、改憲しなかったばっかりに解釈改憲でなし崩しになるのだし・・・かつて護憲を盾に非現実的な対応を主張して議論を粉砕したサヨクのつけは後代に残るでしょう。


>国際社会は一方的に暫定政府のみに協力するのは考え物です

誰でも良いから実効支配している政府が無いと話になりませんから、誰かに何とかさせようというのは自然ではないでしょうか?

サヨクの方々には国民が存在しているのなら国家は無くても構わないのかもしれませんが、そんな無政府の状態では海賊のような連中が漏れてきて大迷惑なのだということを今回の事例は示していると思います。


もうそろそろ自衛隊派兵の非効率さも、不適格さも暴露されまくっていますので話を次に進めたいと思います。

日本主導で国際協調の枠組みが出来たことは評価しますし、これで効率良く海賊被害を抑えることができるようになっていくと思います。
次は陸の問題ですね。
首都はまだ手を出せないので、まず海賊マネーで賑わった街から治安回復させるのがベターだと考えます。
それには海賊マネーを絶ち、陸の人々の海賊への支持を失わせ、タイミング良くインフラ整備などの仕事を作っていくというのはどうでしょう。
海賊になろうという人も激減すると思うのですが。

気になるのは暫定政府が他の派閥の人たちを恣意的に逮捕して残虐な行為をしているという報告があることです。
これが事実なら、国際社会は一方的に暫定政府のみに協力するのは考え物です。
そういった意味では国連の海賊対策の中にも不満があるのですが。



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