アウォード2024発表!
日本珈琲狂会と日本コモディティコーヒー協会が、アウォード2024を発表する。
“CLCJ Award 2024”(日本珈琲狂会アウォード2024)発表!
【ヴェルジ賞】(Verde Award)
「EUDRの強要と延期」 : EU(欧州連合)
〔授賞理由〕 EUDR(EU Deforestation Regulation 2023/1115:欧州森林破壊防止規則)は、コーヒーを含めた対象品目の生産において森林の減少や破壊を引き起こしていない確認等を義務化するものだが、その内実は具体や実効を欠いた産業破壊規則である。EU(欧州連合)は、コーヒー産業の機関や団体からの反発に耳を貸さずに規則の適用を強要する姿勢で、世界に疑念と混乱を招いた。また、EUが姿勢を転じてEUDRの適用延期を掲げたことも、コーヒー市場に価格や流通量を含めて大きな混乱を生じさせた。このEUDRの強要と延期は、地球全体における産業の破壊と社会の衰亡を助長する愚劣な暴挙であり、到底許されるべきものではない。そのEU(欧州連合)による悪辣かつ非道は、ヴェルジに値する。
〔選評〕 EUDR(欧州森林破壊防止規則)は2023年6月29日に発効したが、その適用の開始期日(大手事業者は2024年12月30日/中小事業者は2025年6月30日)が迫るにつれて、コーヒー生産諸国やECF(欧州コーヒー連盟)をはじめICO(国際コーヒー機関)までもが緩和や延期を求めた。それでもEU(欧州連合)は翻意することなく規則の適用を強行する旨を唱え続けていたが、結局に規則の適用を1年延期することになった(欧州委員会が2024年10月2日に提案、欧州議会が同年11月14日に可決、欧州理事会が同年12月3日に合意)。この間にコーヒー関連の産業や市場で生じた混乱は実に多大かつ広汎で、さらには今後も悪影響が続くものと判じられる。 今期のヴェルジ賞では、SCA(スペシャルティコーヒー協会)による「CVA(Coffee Value Assessment:コーヒー価値評価)の導入」なども選考の俎上に載った。しかし、具体と実効を欠いた妄念によって混乱に具体と実効を生じさせた愚かさ、この点で「EUDRの強要と延期」が現況では図抜けており、今般はEUへの授賞を決した。 この授賞を機に日本珈琲狂会は、世界のコーヒー産業を破壊するEUDRの完全なる廃棄をEUに対して求める。同時に、EUDRの放恣を問責することもなく未だ無頓着なままの日本のコーヒー業界やコーヒー愛好者についても、痴愚の極みであると痛罵する。
“CCAJ Award 2024”(日本コモディティコーヒー協会アウォード2024)発表!
【CCAJ賞】(CCAJ Award)
『かんばんのないコーヒーや』(ほるぷ出版:刊) : かめおかあきこ(亀岡亜希子)
〔授賞理由〕 『かんばんのないコーヒーや』は、《ふらりとはいったおみせのどんぐりコーヒーに、こころをうばわれたオオカミくん》を主人公とするコーヒー絵本である。作者であるかめおかあきこ(亀岡亜希子)は、《じっさいにあるコーヒー屋》の《マスターのいれるおどろくほどおいしいコーヒーが、いったいどのようにして生まれたのか》に心を奪われて、それを絵本にした。直向(ひたむ)きな作者による直向きなコーヒー屋の物語は、直向きに読めて感動を呼ぶ。その呆れかえるほどに独善と不協が溢れかえる昔気質の‘直向き’は、CCAJ賞として称讃に値する。
〔選評〕 今期のCCAJ賞の候補として俎上に載った事象は、台湾の農業省茶飲料作物改良局が発表した「臺灣咖啡風味輪」(台湾コーヒーフレイヴァーホイール)、トラヴィス・バルドリーによるコーヒーファンタジイ小説の日本語訳版『伝説とカフェラテ 傭兵、珈琲店を開く』(原島文世:訳 東京創元社:刊)、亀岡亜希子によるコーヒー絵本『かんばんのないコーヒーや』、以上3つである。これらは、いずれも表現が簡明かつ平易でありながらコーヒーを爽快かつ充分に描いた佳品であり、その直向きさと意義に優劣の差はない。最後は、レイモンド・ブリッグズ(Raymond Briggs)のような漫画風コマ割りにユゼフ・ヴィルコン(Józef Wilkoń)のような柔らかく美しい描画を挿した器用をもって、『かんばんのないコーヒーや』に授賞を決した。 尚、店名の看板を掲げていないコーヒー屋は、実の世にも意外とある。例えば、亀岡亜希子が在住する山形県米沢市には、キリスト教徒である同氏が訪れている恵泉キリスト教会恵泉宣教センターから東南約2kmの地に、店外にあった看板を取り外して営んでいるコーヒー屋がある。
上記2つのアウォードは、日本珈琲狂会(CLCJ)と日本コモディティコーヒー協会(CCAJ)により、2024年(選考対象期間:2023年12月1日~2024年11月30日)のコーヒーに関連する事象を選出して、その可能性や成果を認めたものを選り分けて授賞とした。この2つのアウォードに関しては、過去14回(2010年~2022年)の授賞と同様にして、CLCJ主宰及びCCAJ創設者である鳥目散帰山人の独断にて発表したものである。したがい、選考から授賞まで、授賞理由や選評を含めて鳥目散帰山人の責である。ここに、「ヴェルジ賞」の受賞者には哀哭の罵声を、「CCAJ賞」の受賞者には賞賛の拍手を贈らせていただく。
“CLCJ Award 2024”(日本珈琲狂会アウォード2024)発表!
【ヴェルジ賞】(Verde Award)
「EUDRの強要と延期」 : EU(欧州連合)
〔授賞理由〕 EUDR(EU Deforestation Regulation 2023/1115:欧州森林破壊防止規則)は、コーヒーを含めた対象品目の生産において森林の減少や破壊を引き起こしていない確認等を義務化するものだが、その内実は具体や実効を欠いた産業破壊規則である。EU(欧州連合)は、コーヒー産業の機関や団体からの反発に耳を貸さずに規則の適用を強要する姿勢で、世界に疑念と混乱を招いた。また、EUが姿勢を転じてEUDRの適用延期を掲げたことも、コーヒー市場に価格や流通量を含めて大きな混乱を生じさせた。このEUDRの強要と延期は、地球全体における産業の破壊と社会の衰亡を助長する愚劣な暴挙であり、到底許されるべきものではない。そのEU(欧州連合)による悪辣かつ非道は、ヴェルジに値する。
〔選評〕 EUDR(欧州森林破壊防止規則)は2023年6月29日に発効したが、その適用の開始期日(大手事業者は2024年12月30日/中小事業者は2025年6月30日)が迫るにつれて、コーヒー生産諸国やECF(欧州コーヒー連盟)をはじめICO(国際コーヒー機関)までもが緩和や延期を求めた。それでもEU(欧州連合)は翻意することなく規則の適用を強行する旨を唱え続けていたが、結局に規則の適用を1年延期することになった(欧州委員会が2024年10月2日に提案、欧州議会が同年11月14日に可決、欧州理事会が同年12月3日に合意)。この間にコーヒー関連の産業や市場で生じた混乱は実に多大かつ広汎で、さらには今後も悪影響が続くものと判じられる。 今期のヴェルジ賞では、SCA(スペシャルティコーヒー協会)による「CVA(Coffee Value Assessment:コーヒー価値評価)の導入」なども選考の俎上に載った。しかし、具体と実効を欠いた妄念によって混乱に具体と実効を生じさせた愚かさ、この点で「EUDRの強要と延期」が現況では図抜けており、今般はEUへの授賞を決した。 この授賞を機に日本珈琲狂会は、世界のコーヒー産業を破壊するEUDRの完全なる廃棄をEUに対して求める。同時に、EUDRの放恣を問責することもなく未だ無頓着なままの日本のコーヒー業界やコーヒー愛好者についても、痴愚の極みであると痛罵する。
“CCAJ Award 2024”(日本コモディティコーヒー協会アウォード2024)発表!
【CCAJ賞】(CCAJ Award)
『かんばんのないコーヒーや』(ほるぷ出版:刊) : かめおかあきこ(亀岡亜希子)
〔授賞理由〕 『かんばんのないコーヒーや』は、《ふらりとはいったおみせのどんぐりコーヒーに、こころをうばわれたオオカミくん》を主人公とするコーヒー絵本である。作者であるかめおかあきこ(亀岡亜希子)は、《じっさいにあるコーヒー屋》の《マスターのいれるおどろくほどおいしいコーヒーが、いったいどのようにして生まれたのか》に心を奪われて、それを絵本にした。直向(ひたむ)きな作者による直向きなコーヒー屋の物語は、直向きに読めて感動を呼ぶ。その呆れかえるほどに独善と不協が溢れかえる昔気質の‘直向き’は、CCAJ賞として称讃に値する。
〔選評〕 今期のCCAJ賞の候補として俎上に載った事象は、台湾の農業省茶飲料作物改良局が発表した「臺灣咖啡風味輪」(台湾コーヒーフレイヴァーホイール)、トラヴィス・バルドリーによるコーヒーファンタジイ小説の日本語訳版『伝説とカフェラテ 傭兵、珈琲店を開く』(原島文世:訳 東京創元社:刊)、亀岡亜希子によるコーヒー絵本『かんばんのないコーヒーや』、以上3つである。これらは、いずれも表現が簡明かつ平易でありながらコーヒーを爽快かつ充分に描いた佳品であり、その直向きさと意義に優劣の差はない。最後は、レイモンド・ブリッグズ(Raymond Briggs)のような漫画風コマ割りにユゼフ・ヴィルコン(Józef Wilkoń)のような柔らかく美しい描画を挿した器用をもって、『かんばんのないコーヒーや』に授賞を決した。 尚、店名の看板を掲げていないコーヒー屋は、実の世にも意外とある。例えば、亀岡亜希子が在住する山形県米沢市には、キリスト教徒である同氏が訪れている恵泉キリスト教会恵泉宣教センターから東南約2kmの地に、店外にあった看板を取り外して営んでいるコーヒー屋がある。
上記2つのアウォードは、日本珈琲狂会(CLCJ)と日本コモディティコーヒー協会(CCAJ)により、2024年(選考対象期間:2023年12月1日~2024年11月30日)のコーヒーに関連する事象を選出して、その可能性や成果を認めたものを選り分けて授賞とした。この2つのアウォードに関しては、過去14回(2010年~2022年)の授賞と同様にして、CLCJ主宰及びCCAJ創設者である鳥目散帰山人の独断にて発表したものである。したがい、選考から授賞まで、授賞理由や選評を含めて鳥目散帰山人の責である。ここに、「ヴェルジ賞」の受賞者には哀哭の罵声を、「CCAJ賞」の受賞者には賞賛の拍手を贈らせていただく。
コメント
to:聖書預言さん
帰山人
URL
[2024年12月28日 00時03分]
いやです。信じません。
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