This best shot
次回アップ予定:Scene-641 霞川『桂橋~一本橋』 (2021/03/18)
[Vol-08] 今回は矢口橋から継続遡上して、中橋、御誉田橋、西三ツ木橋、中央橋、八瀬橋、八高歩道橋、八高線桂川橋梁までの紹介です。では、矢口橋から150m上流に架かる『#39中橋』からの紹介です。橋名は『#34中橋』と重複しています。霞川左岸の入間市上谷ケ貫と右岸の同じく入間市上谷ケ貫とを結び、一般道が通ります。
名称:中橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:7.7km
橋の長さ:約20m
有効幅員:約4m
完成:不明
中橋から北160m程に真言宗系単立寺院の西光院が在ります。成木の安楽寺末で、創建は不詳、賢覺による開山と云われています。山号:八幡山、寺号:薬師寺、本尊:不動明王像、所在:入間市上谷ケ貫644。
西光院から霞川に戻ります。中橋から上流210mに架かるのが『#40御誉田(ごほんだ)橋』で、此の橋も左岸の入間市上谷ケ貫と右岸の同じく入間市上谷ケ貫とを結び、一般道が通ります。
名称:御誉田橋
構造種別:1径間鈑桁
河口からの距離:7.9km
橋の長さ:約16m
有効幅員:約4m
完成:1966年(S41)
草むらでアオサギが何か探しています。虫か蛙かな、あっ、此処にバッタ居ますよ~(笑)。護岸柵にノブドウが絡みついています。葉っぱが葡萄に似ている事からの命名で、実は食べられますが不味いそうです。
御誉田を左岸側に渡り、県道63号線(青梅入間線)を西へ240m進むと、右手に瀧池山観音寺跡が在ります。新義真言宗寺院の観音寺は青梅市塩船の塩船寺末で、創建は不詳ながら古くより三ツ木村の帰依篤く、徳川時代末期まで守られて来ましたが、明治維新時に廃寺になっています。山号:龍池山、寺号:観音寺、所在:入間市西三ツ木56。
観音寺跡から北100m程に倉稲魂稲荷神社が在ります。創建は不詳、祭神:天照皇大神、建速須佐之男命、所在:入間市西三ツ木50。二之鳥居は2003年(H15)の建立です。
道を挟んだ対面に高札が在りました。史跡案内によると、旧三ツ木村の名主であった、三木氏の庭前を通る旧道に面して建てられた高札場で、入間市の文化財(史跡)に指定されています。
高札場から北西100m程に在る白髭神社に行きます、直進出来る道が無いので右回りで200m程迂回します。Google Mapでは寺竹の「白髭神社」となっていますが、境内の由緒案内による「白鬚神社」で紹介します。
創建は不詳ながら、武蔵守左近中将平行長が962年(応仁2)に、村上天皇の命により関東に下向して金子に改姓、1168年(仁安3)に金子十郎家忠が城の鬼門にあたる現在地に社殿を造営、其の後の1572年(丸亀3)に金子越中守家定が社殿を再建、1649年(慶安2)に江戸幕府より社領10石の御朱印状を拝領したと云われています。1872年(M5)村社列格、1974年(S49)権現社を合祀しています。祭神:清寧天皇、武内宿祢命、猿田彦命、所在:入間市寺竹852。鳥居は1907年(M40)、狛犬は1974年(S49)の建立です。
霞川へ戻ります。御誉田橋から380m上流に架かるのが『#41西三ツ木橋』で、左岸の入間市西三ツ木と右岸の入間市西三ツ木・三ツ木台とを結び、一般道が通ります。下流橋下に#43落差工が在り、上流右岸側には調整池が在ります。右岸側は馬頭坂と呼ばれ、坂上に在った金子十郎所縁の馬頭観音へ通じる事からの命名で、傍に在る碑は坂の開削記念碑です。
名称:西三ツ木橋
構造種別:1径間鈑桁
河口からの距離:8.3km
橋の長さ:約14m
有効幅員:約4m
完成:不明
西三ツ木橋から360m上流に架かるのが『#42中央橋』で、左岸の入間市西三ツ木と右岸の入間市三ツ木台・寺竹とを結び、一般道が通ります。下流方向に#44落差工(河口から8.7km)が在ります。
名称:中央橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:8.7km
橋の長さ:約21m
有効幅員:約11m
完成:1999年(H11)
中央橋付近の流れ、泥色に濁っていますね。330m上流に架かるのが『#43八瀬橋』です。途中で、護岸工事をしていました、此処からの濁りでした。下流側に水管が併設されています。左岸の入間市寺竹と右岸の同じく入間市寺竹とを結び、都道・埼玉県道218号線(二本木飯能線)が通り、1975年(S50)両脇に歩道橋が追加されています。
名称:八瀬橋
構造種別:2径間鈑桁
河口からの距離:9km
橋の長さ:約18m
有効幅員:約12m
完成:1962年(S37)
八瀬橋から230m上流に架かるのが『#44八高歩道橋』で、左岸の入間市金子中央と右岸の入間市南峯とを結ぶ、人道専用橋です。
名称:八高歩道橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:9.2km
橋の長さ:約23m
有効幅員:約2m
完成:2006年(H18)
八高歩道橋の30m上流高架に架かるのが、今回終着地点の橋となる『#45 JR八高線桂川橋梁』で、左岸方向の東飯能駅と右岸側の金子駅との間に位置しています。橋梁銘板がペンキの重ね塗りで、製作年が昭和六だか八だか判読出来ませんが、1931年(S6)に八王子と東飯能との間が開通しているので六年ですね。1時間に2本の運行なので、電車中々来ませんね~、八高線は単線で、右岸側の金子駅が列車交換駅になります。時刻表を確認すると10分程で上りと下りが入れ替わりで来ます。なので、下流の八高歩道橋を右岸側に渡り、丘陵上に出て桂川街道踏切脇で撮り鉄になります(笑)。橋梁名や踏切名にあるように、此処の金子地区では霞川では無く、桂川と呼んでいました。
名称:JR八高線桂川橋梁
構造種別:3径間鈑桁
河口からの距離:9.3km
橋の長さ:約37m
軌道:単線
完成:1931年(S6)
>>>後書き<<<
次回はJR八高線桂川橋梁から継続遡上して、桂橋、大橋、桂源橋、金子橋、一本橋までの紹介になります。
お気付きの点、照会などがありましたら下の[拍手]ボタンからコメントを送って下さい、非公開なので気軽にどうぞ。尚、問い合わせ等につきましては、返信用のメアドの書き込みも願います。
[拍手]ボタン
Author:mark60
関東地区の河川に架かる橋を
紹介しています
.
. ご訪問ありがとうございます